京都芝Cコースは3回開催と5回開催で真逆の傾向をもっている
馬券ファンは目の前の全てのレースに賭けたいものであるという前提のもと、「全レース購入して回収率100%超えを達成する」ために開発された予想理論『レース質マトリックス』。
その考案者である立川優馬さんが、レース質(=どのようなレースになるか)をもとに、回収率を底上げする方法を伝授してくれます。
立川優馬さんの最新刊『「今週勝つ!」を叶える馬券カレンダー』が2025年1月10日に発売となります。馬券ファンの「今週勝ちたい!」を毎週叶え、いつの間にか馬券が上手くなる参考書。ただいま、予約受付中です。
●今回のポイント
先週はそこまで京都ダートの時計が速くなかった分、内外フラットの傾向でしたね。近江特別では推奨したメイプルタピットとカズタンジャーで決着してくれましたが、これは京都ダート1900mの差し有利によるものでラッキーヒット。3~5着はラチ沿いを通した馬だったので、流れればラチ沿い有利ではあったことは間違いないですが、また年末までのところで時計が速くなったらねらっていきましょう。
さて、今週は本来は京都最終になるので、京都芝Cコースの傾向について考えていきたいと思います。
● 京都芝のコースローテ上、Cコースは開幕週と最終週に用いられる
京都芝コースのコースローテは、東京芝と同様に内から外へ、AコースからCコースへ段階的に使われていく形になっています。
〇1回開催 全日Aコース
〇2回開催 全日Bコース
〇3回開催 前6日Cコース、後6日Dコース
〇4回開催 全日Aコース
〇5回開催 前4日Bコース、後4日Cコース
1、2回開催が正月競馬からの通期開催で、3回開催が春のGⅠシーズン、4、5回開催が秋のGⅠシーズンで通期開催となっており、3回開催の後に芝の張替えを行うので、4回開催から使用が始まって、3回開催で芝を使い切るイメージです。
2024年は阪神競馬場の改修工事に伴う変則開催で秋開催がAコース8日間→Bコース6日間→Cコース6日間→Dコース5日間で行われているので、例外になりますね。
さて、このコースローテには一つ注意しなければならないことがあります。それは、Cコースについては、3回開催では開幕週から馬場のよい開催前半に使われるのに対し、5回開催では2開催を通じたラスト2週に使われるということです。
したがって、京都芝Cコースは一括りにしてよいものではなく、春と秋で別々に傾向を見ていく必要があります。それではどのような違いがあるのでしょうか。
●同じCコース使用でも結果は真逆に振れている
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?