見出し画像

念願の○○○へ初上陸

みなさん、こんにちは!

札幌記念が終わったばかりですが、皆さんはいかがでしたか?僕はというと、プログノーシスとノースブリッジの2頭軸での気合いの3連単で勝負し、意気揚々とレースに挑んだものの、見事に散ってしまいました。ゲート内でしゃがみこんだプログノーシス、そして第3コーナーを回るあたりで、まるで将棋の終盤で詰みが見えてしまったような感覚に襲われ、心の中でそっと「投了」を宣言しました。

ボッケリーニの除外で払い戻しになったお金を握りしめて飲みに行ってきます……

先日、将棋のお仕事で長崎県に行ってきました。棋士としての仕事はもちろん対局がメインですが、将棋を広める普及活動も大事なお仕事です。各地を訪れ、その土地の将棋ファンとの交流を通じて、将棋の魅力を伝えるのは、僕にとっても嬉しい時間です。将棋が終わった後の懇親会では、将棋の話はもちろん、地元の美味しい料理やお酒を楽しむ時間も至福のひとときで、将棋を指す時間と同じくらい、そうした交流の場が僕は大好きです。

長崎県にはこれまで何度かお邪魔していますが、最初に訪れたのは今から8年前、棋士になって5年目の時でした。グラバー園やハウステンボスで観光をしたり、地元の名物料理であるトルコライスを堪能したり、夜には将棋barで10秒将棋の熱い対局が繰り広げられたり(笑)と思い出深い旅となりました。

6面指しの指導対局

昨年に長崎を訪れた際には、中華街でいただいた長崎ちゃんぽんが格別でした。そして、今年は2泊3日のスケジュールで訪問。1日目は地元の子どもたちへの指導対局、2日目は長崎県の代表として全国大会を控えている方々との指導対局を行いました。合計30局ほど指しましたが、対局から感想戦まで、皆さんの将棋が好きな気持ちが伝わってきて、僕も勉強になる将棋の内容が多かったです。懇親会から二次会はいつもの定跡通りの将棋barへ。また今年も熱い10秒将棋が繰り広げられました。昼間は真剣な空気での将棋でしたが、みんなでワイワイ指すのも楽しいですね。将棋を通じて素敵な時間を過ごしました。

将棋barで恒例の10秒将棋

最終日には、今まで行きたかった軍艦島ツアーにも参加。長崎港から船で約40分の場所にある端島、通称「軍艦島」は、小さな海底炭坑の島で、その歴史と圧倒的な風景を見ることができて良かったです。天候に左右されて上陸が難しい日も多いそうですが、幸運にもその日は上陸することができ、特別な経験となりました。皆さんも長崎を訪れる際には、ぜひ軍艦島にも足を運んでみてください。

将棋と観光、そして美味しい食事とお酒を満喫し、あっという間の2泊3日でした。
これからも長崎の将棋がさらに盛り上がっていくことを願っています!!

さて、今週末はキーンランドカップです。

3歳馬のダノンマッキンリーから勝負します。
そんなに人気しなさそうで、1度叩かれて狙い目がきたと見ています。

競馬ファンの皆さん、どうぞ良い週末をお過ごしください!

ふじもりてつや
1987年生まれ。将棋棋士 五段。「迷ったら攻める」「攻めっ気120%」の棋風で知られる。映画 「3月のライオン」 前編・後編では俳優陣への将棋指導・監修を担当するなど、将棋の普及に尽力しており、自身のYouTube『将棋放浪記』は、チャンネル登録者数16.7万人を誇る(9月6日現在)。著書多数。
YouTubeチャンネル:将棋放浪記

いいなと思ったら応援しよう!