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天皇賞(秋)と東京芝レースの回収率底上げポイント

馬券ファンは目の前の全てのレースに賭けたいものであるという前提のもと、「全レース購入して回収率100%超えを達成する」ために開発された予想理論『レース質マトリックス』。
その考案者である立川優馬さんが、レース質(=どのようなレースになるか)をもとに、回収率を底上げする方法を伝授してくれます。


●今回のポイント

・東京芝2000mのコースがもつレース質は「内枠・先行(・延長)・スローペース」
・前週の東京芝2000mは外枠差し決着多数で、馬場がかなり強く外枠差し有利に傾いている
・天皇賞(秋)は差し決着濃厚、ほかの芝コースも外枠差し有利が強く出そう

前回までは、11月10日(金)に発売になる立川優馬の最新刊『回収率を5%ずつ底上げしていくレース質マトリックス馬券教本 実践編』の一部を改変する形でお届けしてきました。本書には、これまで解説したことをイラストやデータ等を交えて、詳説しているとともに、様々な技術を収録しているので、ご興味がある方はぜひ手に取ってご覧いただければ幸いです。

立川優馬氏の最新刊は11月10日発売

さて、今週からは秋のGⅠシーズンということもあり、当該週の重賞において、これまでの技術をどのように生かしていくか、実際に試していきましょう。

●東京芝2000mの前週成績を確認しよう

前週の東京芝2000mは1角ポケットから発走し、2角に直角に入るレイアウトと初角までの距離が約100mという特殊な形態をしています。この結果、内枠先行勢が位置を取りやすく、内枠主導の縦長馬群になりやすいため、内枠先行有利に傾くのが特徴です。レース質マトリックスにおける、コースがもつレース質は「内枠・先行(・延長)・スローペース」です。
実際に一昔前の天皇賞(秋)では、外枠不利がスタンダードであり、陣営も内枠歓迎のコメントをよく出していました。

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