未勝利戦終了によせて
2023-24シーズンの3歳未勝利が終わったということで初めての一口馬主だった今年の出資馬を振り返っていきたいと思います。
●レイデラルース
新馬戦は12着。それはそれは見ていられないくらいの気性の悪さが全面に出たレースでした。押しても引いてもダメ。別に自分に責任があるわけじゃないけれど乗ってくれたデムーロJに謝りたい気持ちになりましたね…。
その後北村宏Jに乗り替わって一変。2戦目にして先行して粘り込むというスタイルが確立されて、3戦目で勝ち上がり。そして初出資馬にしていきなり重賞G3・京成杯に挑戦することが出来ました。さすがにこれは現地で見るしかないということで中山競馬場に向かったのですが、結果は11着。スタートから前に出せず後方のまま回ってきただけのレースになってしまいました。ジョッキーのコメントからは「今まで築いてきたものを壊したくなかった」的なコメントがありましたが、これにはすごくモヤモヤしました。北村宏Jの怪我によるピンチヒッターだっただけに致し方ない部分もあるのですが…。やはり乗り替わりというのは厳しいものがありますね。
その後、津村Jに乗り替わって1勝クラス・開成山特別を勝利。福島の2600m、積極性が低い関東のジョッキーしかいない中、スロー逃げという俯瞰で見ると全く評価出来ないレースなのですが、やはり津村Jの安定感は抜群。関東ローカルで津村Jに乗せたらそりゃ勝ちますよ、って感じでしたね。
2勝クラス昇級初戦はインが強かった札幌で前から4番手で進むも、全く伸びず。やはりまだ揉まれ弱い面が残っているのかもしれません。外の番手か逃げがベストなので次走9/21の中山・九十九里特別の枠順はとても注目しています。鞍上も再び津村Jに乗り替わるので勝って菊花賞へのチケットをゲットして欲しいものです。
●ベルファスト
新馬戦は東京のマイルで2着。先行力も申し分なく、勝ち上がりも時間の問題だろうと思っていたのですが、結果的に未勝利に終わってしまいました。
心に残っているのはやはり河原田Jに乗り替わっての2戦。本来なら松山Jが騎乗予定だったのですが、騎乗停止により河原田Jに乗り替わり。総合力では間違いなく松山Jの方が上なのですが、自分はかなり期待していました。河原田Jはとにかく逃げでしか馬券に絡まないジョッキーで、今回は間違いなく逃げるだろうと。そして減量ブーストが効けば勝利もある。そう思って設定6ホースの方でも推奨させていただきました。結果はスタートダッシュで注文通りハナを切り、直線までずっと単騎逃げ。直線に入って後ろから10頭ぐらいの馬群が襲い掛かってきます。そして最後の最後。あと10m、いや5mくらいで差されてしまいました。いやあこの時は本当に気が抜けましたね…。河原田Jは本当に完璧な騎乗でした。ベルファスト自身も新馬戦に次いで2度目の0.0差2着。もうこればかりは運がないというしかありません。やはり勝ち上がるには運も必要なのです。
そして、次戦。最後の未勝利戦になるであろうラストの勝負。ベルファストは前走をピークに持ってきているはずでお釣りがあるのかどうか分からない状況。そして天候は台風の真っ只中、こんな状況でレースが出来るのかも怪しい感じでした。スタートは1枠1番の馬が好スタートを切ってベルファストは2番手。馬群について行くのがかなり厳しいのか、少しずつポジションを落とす展開になり4番手で直線へ。水しぶきが上がるというとんでもない不良馬場の中、馬群を必死に割って一瞬抜け出しましたが結果は4着。この時は勝てなかった悔しさよりも「お疲れ様」という気持ちが強く残りました。どの馬も勝つために必死。それが過酷な馬場状況も相まって本当に伝わってきました。河原田Jにも感謝の言葉しかありません。ベルファストもよく頑張ったし、何より無事で良かった。
ベルファストは園田に移籍して中央再転入に向けて現役続行という形になりましたが、中央の1勝Cに戻ってきた際はまた河原田Jとコンビを組んで欲しいですね。出来れば3歳の減量ブーストが効くうちに。
【今週の推定設定6】
中山3R 8ダイウン(小林勝J)
今回は馬というよりも今年の札幌開催で覚醒した2年目のジョッキーに託してみたい。今年の札幌では6勝。単224/複131とあまり人気しておらずバレていない。ダート特化型で先行意識も高いのが特徴。前走までは同じくダート特化型の川端Jで芝を使っていたが、着順を上げるでもなく下げるでもなくワンペースでいかにもダートっぽい。さらに血統、馬格からはどう考えてもダート。変わり身があるならこのタイミングでは。
単勝100倍付けば設定6でしょう。