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とにかく差しが決まりまくっている中山芝2000mで行われるホープフルS


 馬券ファンは目の前の全てのレースに賭けたいものであるという前提のもと、「全レース購入して回収率100%超えを達成する」ために開発された予想理論『レース質マトリックス』。
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競馬芸人×プロ予想家の「万馬券で一緒に乾杯ライブ」

出演者
立川優馬(競馬予想家・競馬ライター)
あきちゃん(モシモシ・芸人)
藤原丞(アンダーパー・芸人)
ラパルフェ(芸人)

日程
2025/1/11(土)
開場 12:00  開演 13:00  終演 16:00

会場
A Talk Club WOOFER
東京都渋谷区代々木1-32-1 おしろビルB1

チケットはこちら。
https://t.livepocket.jp/e/5mytp

●今回のポイント

〇4回中山、5回中山は上がりが出やすい馬場造成で、中山内回りで加速ラップが目立っている
〇本来は内枠先行有利の中山芝2000mで、5回中山では下級条件が多いにもかかわらず差しが届いている
〇近年の中山芝2000mで行われる2、3歳世代限定重賞で差して好走している馬は、将来性が高いケースが多い

先週の有馬記念では、理想的な枠の並びで内枠先行勢が有利になると思いきや、ドウデュースの取消があって後ろへの警戒が薄まってしまいましたね。それでもダノデサイルとベラジオオペラを本命対抗で内枠先行は残してはいるのですが、レガレイラがあの位置を取れたことや、C.デムーロ騎手の手腕に意識が及ばず、結果的には完敗だったかなと思います。
今週は、ホープフルSがあるので、今開催の中山芝2000mに起きている異変について見ていきましょう。

●5回中山の中山芝2000mでは差し馬優勢の傾向が続いている

中山芝2000mは、最初のコーナーまでが約405mで、スタート後に急坂を上るレイアウトになっています。内回りでコーナー4つを回って、直線距離は約310m、ラスト1Fで急坂を再び上るコースのため、コースがもつレース質は「内枠・先行・スローペース」。基本的には内枠からラチ沿いを前目で立ち回れる馬が有利になります。

ところが、今開催の中山芝2000mでは少し違った傾向が出ています。実は、9月の4回中山も同様だったのですが、中山にしては上がりが出やすい馬場造成が続いているのです。その結果、レコードがしばしば更新されているのは衆知のことですね。
4回開催は外回りコースで上がり3F32秒台が出るような高速上がり馬場で、内回りの中山芝2000mでも加速ラップでの決着が多かったのですが、とにかく少頭数が多く、先行有利になっていたところがあります。

今開催である5回中山も、4回ほどではなくともかなり上がりが出る馬場で、多頭数のレースがそろった結果、中山にしては差しが届きやすい状態が続いています。今開催の中山芝2000mのレースは、これまでに8レース行われました。その成績は以下のとおり。

逃げ [1-0-2-5]
先行 [0-3-4-26]
差し [6-4-1-32]
追込 [0-0-1-39]

※マクリは2頭いて1着1回2着1回

逃げ馬で唯一勝っているのは新馬戦で、勝ち馬はほとんどが中団差し馬とマクリ馬から出ています。能力が低くてペースについていけない馬も含まれる中団差し馬が、複勝率ベースで先行馬を上回っています。これはかなりの差し有利傾向を示しているということです。また、あまり深い位置からも届いておらず、できれば3列目付近から速い上がりを使える馬が恵まれているのもポイント。

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