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皐月賞はテンの追走経験が取捨のポイント

馬券ファンは目の前の全てのレースに賭けたいものであるという前提のもと、「全レース購入して回収率100%超えを達成する」ために開発された予想理論『レース質マトリックス』。
その考案者である立川優馬さんが、レース質(=どのようなレースになるか)をもとに、回収率を底上げする方法を伝授してくれます。

●今回のポイント

〇世代限定中距離GⅠで初めて本格的にペースが流れる皐月賞では追走力が重要
〇前哨戦のテンの速度比較で緩い競馬をしていた馬や初角二桁通過順だった馬は割引
〇今年の前哨戦では、弥生賞と京成杯、毎日杯からのステップを評価

先週推奨したひめさゆり賞は、テン3F34.4で流れて、開幕週ながら差し決着となりました。勝ち馬以外、ピックアップした馬でない馬が上位に来たのは残念でしたが、福島芝2000mは流れれば差しが届くレースであることは分かっていただけたかなと。今週には1800mが2レース(若手限定込み)、2000mが4レースあるので、ぜひねらってみてください。

先週の桜花賞は『競馬王』へ提供した無料予想において推奨3頭でワンツースリーの決着。この勢いで皐月賞攻略のポイントについても考えていきましょう。

●皐月賞は世代限定中距離戦で初めて本格的に流れるレース

世代限定中距離戦のもつレース質は「内枠・先行・スローペース」。基本的に新馬、未勝利の中距離戦はスロー残りが多く、1勝クラスやOP、重賞になっても前走スロー経験馬がそろうため緩い流れになりやすいのが特徴です。特に牡馬路線は早々にマイルと中距離で路線が分かれるので、一層その傾向は強くなります。

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