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高速中京芝中距離の差し馬ねらいで高配当をつかむ


馬券ファンは目の前の全てのレースに賭けたいものであるという前提のもと、「全レース購入して回収率100%超えを達成する」ために開発された予想理論『レース質マトリックス』。
 その考案者である立川優馬さんが、レース質(=どのようなレースになるか)をもとに、回収率を底上げする方法を伝授してくれます。

立川優馬の最新刊『回収率を5%ずつ底上げしていくレース質マトリックス馬券教本 実践編』は好評発売中。イラストやデータ等を交えて、回収率を底上げするための様々な技術を収録しているので、ご興味がある方はぜひ手に取ってご覧いただければ幸いです。

今回のポイント

〇阪神競馬場改修に伴うロングラン開催で、中京芝は超高速馬場の可能性が高い
〇中京芝2000mで先行有利だった時期は、時計が掛かっているときだった
〇超高速馬場~高速馬場の中京芝中距離はスローでも差しが届く

先週のレパードSは想定どおりの先行有利決着でしたが、サトノフェニックスは評価できずに残念でした。縦長隊列になったおかげで最内枠のミッキーファイトも位置を取って被せられずに競馬ができ、能力の差が出てしまいましたね。含水率の低い新潟ダート1800mで、前受けして1.51.2の決着なら、上位2頭は古馬通用のかなり強い競馬をしていると思います。

さて、今週から中京が開幕します。スパイラルカーブの内枠有利が強い競馬場ですが、小倉記念ほか、特別戦の試行数が多い芝中距離について少し見ていきましょう。

●阪神競馬場改修に伴う変則開催で、中京芝は超高速馬場の可能性が高い

今年の中京開催は、阪神競馬場の改修工事の影響で、8月から18日間のロングラン開催になっています。7月開催だった昨年に比べて、雨に当たる可能性は低いでしょうし、ロングラン開催に耐えうる硬い馬場造成については、京都競馬場改修時の高速馬場ですでに経験済みですね。

また、今年は1回開催後に芝の張替えを行っているので、例年以上に馬場状態はよいでしょう。夏も暑い日が続いていたので野芝の生育もよいはずで、全ての状況が今年の中京芝が超高速馬場で開幕することを示唆しています。

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