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ドリームチーム結成

みなさんこんにちは。天皇賞春で心が折られた藤森です。っていうか何ですかあのパドックでのテーオーロイヤルの汗は。パドックなんて見るもんじゃありません。1週間ずっとテーオーロイヤルを買う予定だったのに、なぜあの10分で全てやめてしまったのだろうか…今回をもって競馬を引退しようと思います。皆さん今までありがとうございました。

先日、ABEMA将棋チャンネルにて将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2024」のドラフト会議の模様が放送されました。将棋は個人の戦いですが、このABEMAトーナメントは3人1組のチーム同士による団体戦です。そして初期持ち時間が各5分、1手ごとに5秒が加算という超早指しでどんどん進んでいくので将棋をあまり知らない方でも楽しめる内容になっています。

今回でついに7回目。11名のレジェンド棋士たちがリーダーとなりチームを結成するとともに、今年も「エントリートーナメント」を勝ち抜いた上位3名が、12チーム目として特別に参戦します。僕も1回だけエントリートナメントを勝ち抜いてチームエントリーを結成したことがあるのですが、本戦トーナメントは魔境でした。目の前の将棋を勝ちにいく、これはいつもの公式戦と変わらないのですが、チームを背負って戦うということ、それと放送対局ということでプレッシャーはすごかったですね。

チーム編成はチームリーダーによるドラフト指名方式でおこなわれるのですが、僕はそのドラフト会議の実況を担当させていただきました。今までもやらせていただいていて、1年に1回の楽しみといったところです。いつもは戸辺誠七段と2人でタキシードを着て実況をするのですが、今回は宮嶋健太四段と上野裕寿四段というフレッシュな若手も加わって4人体制になりました。

「ABEMAトーナメント2024」ドラフト会議の実況を担当

この収録の面白いところは、ほぼ練習無しでそのまま本番に行くところです。各リーダーが入場してくるシーンがあるのですが、あれを少しやったあと、すぐ本番です。スタッフさんとの打ち合わせもほぼありません。毎回、もう始まるよ、どうしようどうしようと慌てているのですが、本番が始まれば戸辺さんと一緒に楽しく実況できている気がします。そんな雰囲気に自然にしてくれる戸辺さんは流石ですね。

戸辺さんは毎回たくさんのメモと事前の準備が入念で、これがお仕事をする姿勢だなといつも思わされるのですが、藤森は体が現場に行けばそれで良いという姿勢なので(改善しろ)、あの実況は全部その場のアドリブ…今冷静に思うと怖すぎますね。今までいろいろ調べたり準備をしていた時もあったのですが、そうするとかえって上手く言えなかったり硬くなってしまうことが多かったので、初めて見たリアクションを大事にしています(いいわけ)。宮嶋健太四段と上野裕寿四段、いい加減な先輩を見て真似しないように!(笑)

注目のリーダー、タイトル独占の八冠王、藤井聡太竜王・名人は将棋界のレジェンド羽生善治九段と青嶋未来六段を指名。藤井竜王・名人と羽生九段が同じチームで戦うなんて、そんなことがありえるのでしょうか?このドリームチームが優勝するのか、それを止めようと割って入ってくるのはどのチームなのか…
毎週土曜日19時のABEMAトーナメント2024は必見です!

さあ競馬のデビュー戦が近づいてきました。今週はNHKマイルC。
まず推定1番人気~3番人気のジャンタルマンタル、アスコリピチェーノ、ゴンバデカーブース、これは全部切ります。相手にも入れません。なんで切るのか?人気だからです。人気馬を買っている余裕は藤森にはない。

本命はボンドガール。この馬の頭から3連単で買いたいと思います。人気馬は全部切る予定なので、これで当たったらヤバいことになるでしょう。今回はABEMA将棋チャンネルのお話をさせていただきましたが、そのつながりでボンドガールのオーナーの藤田晋社長、ここで1発お願いします!

ふじもりてつや
1987年生まれ。将棋棋士 五段。「迷ったら攻める」「攻めっ気120%」の棋風で知られる。映画 「3月のライオン」 前編・後編では俳優陣への将棋指導・監修を担当するなど、将棋の普及に尽力しており、自身のYouTube『将棋放浪記』は、チャンネル登録者数16.7万人を誇る(9月6日現在)。著書多数。
YouTubeチャンネル:将棋放浪記

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