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凍結防止剤が撒かれた含水率の高い馬場の中京ダート1200mと1800mは波乱含み
馬券ファンは目の前の全てのレースに賭けたいものであるという前提のもと、「全レース購入して回収率100%超えを達成する」ために開発された予想理論『レース質マトリックス』。
その考案者である立川優馬さんが、レース質(=どのようなレースになるか)をもとに、回収率を底上げする方法を伝授してくれます。
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立川優馬さんの最新刊『「今週勝つ!」を叶える馬券カレンダー』が明日1月10日に発売となります。馬券ファンの「今週勝ちたい!」を毎週叶え、いつの間にか馬券が上手くなる参考書。ただいま、予約受付中です。
また、1月11日には立川優馬さん出演のイベントがあります!
競馬芸人×プロ予想家の「万馬券で一緒に乾杯ライブ」
出演者
立川優馬(競馬予想家・競馬ライター)
あきちゃん(モシモシ・芸人)
藤原丞(アンダーパー・芸人)
ラパルフェ(芸人)
日程
2025/1/11(土)
開場 12:00 開演 13:00 終演 16:00
会場
A Talk Club WOOFER
東京都渋谷区代々木1-32-1 おしろビルB1
チケットはこちら。
https://t.livepocket.jp/e/5mytp
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●今回のポイント
〇凍結防止剤が撒かれたダートは、含水率が高くなると粘性を帯びてタフな馬場になる
〇差し馬勢や非力な馬が末脚を使えないので、結果としてラチ沿いを先行する大型馬が恵まれる
〇元来、コースがもつレース質が「内枠・先行・短縮」である中京ダート1200m、中京ダート1800mは馬場傾向と噛み合って逃げ先行有利顕著に
年末に4回中山以降の中山芝2000mではとにかく差し有利傾向が続いていることを紹介しました。ホープフルSも中山金杯も内枠差し馬で決着しており、覚えていてくださった方は届いたフォーカスだったのではないかなと思います。
さて、今週末は寒波到来+雨予報ということで、週中に凍結防止剤が撒かれる可能性が大きいと見て、改めてねらい方の確認と、特に穴を獲りにいきたい条件について紹介していきます。
●凍結防止剤が撒かれた含水率の高い馬場は、非力な馬が末脚を使えない舞台
例年、JRAは1月2週目くらいを目処にダートコースに凍結防止剤を散布しています。昨年もこの週に散布をしていましたし、今週末に向けて寒波が襲来するようなので、撒かれる前提で話を進めていきます。凍結防止剤の特徴を箇条書きでまとめると以下のとおり。
①含水率の低い馬場では影響はほぼない
②含水率の高い馬場で砂が水分を含むと、凍結しない代わりに粘性を帯びて非常に力のいる馬場になる
③タフな馬場で全ての馬がバテてしまうため、どの馬も直線で末脚を使えず、ラチ沿いピッタリを距離ロスなく通して、直線入口までにポジション差を築いている先行馬が恵まれる
④力がいる馬場なので単純に馬体重が重い馬が有利になる、また、牡馬に対して非力で馬体が小さく出やすい牝馬は不利
以上のことから、凍結防止剤が撒かれた含水率の高い馬場は、非力な馬が末脚を使えない舞台であり、とにかく馬体が大きくて先行できる牡馬を買うだけでも「勝ち」に近付くことができます。ただし、単純に「凍結防止剤=大型な牡馬の先行有利」という直列的な覚え方をするのではなく、前述のように凍結防止剤の仕組みや、なぜラチ沿い先行有利に傾くのかのメカニズムなどを理解して、アプローチをすることをオススメします。
例えば、稍重レベルで、そこまで時計が掛かっていない場合は、あまり粘性が出ておらずタフになり切っていない可能性があるので、そこまで馬体重を気にしなくてよいかもしれません。また、雨が降りすぎて凍結防止剤が流れてしまうようなケースでも、馬場が軽くなって差し届く可能性があります。この辺りは、仕組みを知っていることで自身で調整できるので、様子を見ながらフィックスしていけるとよいでしょう。
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