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勝負事において「最後は気持ち」は本当か

 馬券ファンは目の前の全てのレースに賭けたいものであるという前提のもと、「全レース購入して回収率100%超えを達成する」ために開発された予想理論『レース質マトリックス』。
 その考案者である立川優馬さんが、レース質(=どのようなレースになるか)をもとに、回収率を底上げする方法を伝授してくれます。

 立川優馬さんの最新刊「今週勝つ!」を叶える馬券カレンダーが1月10日に発売になりました。馬券ファンの「今週勝ちたい!」を毎週叶え、いつの間にか馬券が上手くなる参考書。是非、手に取ってみてください!

立川優馬さん出演のイベントが開催されます。

競馬芸人×プロ予想家の「万馬券で一緒に乾杯ライブ」#2

出演者
立川優馬(競馬予想家)
とうけいば(競馬予想家)
あきちゃん(モシモシ・芸人)
藤原丞(アンダーパー・芸人)

日程
2025/4/6(日)
開場 12:00  開演 13:00  終演 16:00

会場
A Talk Club WOOFER
東京都渋谷区代々木1-32-1 おしろビルB1

チケットはこちら。
https://t.livepocket.jp/e/x8v6t

●今回のポイント

〇勝負事において、最後に頼れるものが「気持ち」であってよいはずがない
〇身に付けてきた「技術」とそれに裏付けられた「自信」こそが重要
〇スランプに陥ったときは、自分の考えを「言語化」し、人に伝わるように「アウトプット」する過程がフォームの修正につながる

先週は日経新春杯に引き続き、新設重賞となった小倉牝馬Sをレース質の視点から完全に攻略することができました。参考いただいていたら幸いです。こちらの理論も、1月10日(金)発売の新著「今週勝つ!」を叶える馬券カレンダーの1月4週で紹介しています。毎年使える技術なのでぜひお手に取ってご覧ください。

さて、80回以上にわたって連載させていただいた本コラムですが、今回をもちまして最終回となります。遊びのない拙い文章でしたが、お付き合いいただき心よりお礼申し上げます。来週からは、立川優馬の「競馬と共に人生を歩むサロン」出身のウマい馬券予想家であるまぐ氏rob氏による連載がスタートします。私とはまた違った視点でのアプローチになるので、どうぞお楽しみに。

最後となる今回は、予想に付きものである「スランプ」とその脱却方法について考えていきましょう。

●最後に頼れるものが「気持ち」であってよいわけがない

突然ですが、あまり思想的な好き嫌いがない私ですが、どうにもしっくりこない言葉というのがいくつか存在します。例えば、議論の中で「人それぞれだから」という言葉を使われると、「それは前提であって、結論ではない。人それぞれだからこそ、今議論をしているのでしょう」と思います。

そのような言葉の中で、最も首をかしげるのが「最後は気持ち」という言葉です。この言葉は、よくスポーツなどで後半に力を振り絞る際に使われたり、力が拮抗しているときに勝負を決める要素として挙げられたりすることがほとんどです。この言葉を聞くたびに思います。これだけ技術を極めてきた人に対し、外部の人間が「最後は気持ち」というのは失礼ではないかと。
人生の多くをその競技のために犠牲にし、打ち込んできた人間にとって、最後に頼れるものが「気持ち」であってよいわけがない。そう思うのです。

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