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一番盛り上がったのはどれ? Threadsと近年流行SNSで最大瞬間風速具合を比較してみた

こんにちは!株式会社イリアルです。

弊社は、デジタルとリアルを行き交う生活者に合わせた最適な体験設計を行い、認知から購買まで企業のマーケティング課題をトータルで解決するデジタルマーケティング支援会社です。よろしくお願い致します。


本日は、Threadsに関する記事をお届けいたします!

彗星のごとく現れたけど、その後、一切聞かなくなる事が多いのもSNS界隈の特徴の一つ。今回は、そういった他SNSとも比較して、今後のThreadsの展望を考察していきたいと思います。




1.Threadsの概要

開発背景と爆発的なユーザー数の伸び

Meta社がリリースしたTwitterの対抗サービス。Instagramの基盤を活用し、X(旧Twitter)と同様に文字を中心としたコミュニケーションを目的とするSNSです。


ご存知でしょうか。実は、Threads自体の歴史は古く、2019年には既にThreadsのアプリをMeta社ではリリースしていました。こちらは今の仕様とは異なりSnapchatに類似したものでしたが、結果的に2021年にサービスの幕を閉じることになります。


そこから約1年後、イーロン・マスク氏のX(旧Twitter)社買収に伴い、Metaは対抗戦略としてテキスト形式に特化したサービスとして「Threads」の開発を改めてスタート。


当初は2023年の7月末にリリース予定でしたが、同じタイミングで発生したX(旧Twitter)の機能改悪(閲覧にログインが必須など)に乗じ、予定を前倒して7月6日リリースされ、爆発的にユーザーが増加。


実際、ローンチ当時、ザッカーバーグ氏が爆発的にユーザー数が伸びていく状況に対して、驚きのコメントを投稿しています。


Mark Zuckerberg

英語で分かりづらいですが、絵文字からも驚いている事がわかります(笑)



どの国で人気があるのか?

爆発的に伸びたThreadsは、どの国で受け入れされたのでしょうか。X(旧Twitter)と比較してみていきたいと思います。下記図をご覧ください。


2023年7月18日 メタのThreads、利用最多はインド Twitter代替争い激化

X(旧Twitter)について

「アメリカ(17.6%)」がTOP。
続いて「日本(13.5%)」「インド(5.4%)」「ブラジル(4.4%)」と上位国の顔ぶれは大きく変わりませんが、日本が2位に位置することからも、日本人の X(旧Twitter)好きがよくわかる結果となっています。

Threadsについて

「インド(27.1%)」がTOP。続くのは「アメリカ(13.6%)」「ブラジル(13.3%)」「メキシコ(4.8%)」「日本(3.7%)」で日本は世界5位。インド国民は最新SNSに感度が高い傾向にあり、TikTokが同国で社会現象となったほどです。


2.実際にThreadsはどんな風に活用されているか?

国内有名人の活用方法


ユーザーローカル社が発表している国内Threadsの人気ユーザーをランキングを参考にしていきます。


Threadsに登録するとInstagramのフォロワーが引き継げるため、必然的にランキング上位はInstagramでも人気の有名人となっています。

Threads人気ランキング  2023年8月20日時点



基本的にはX(旧Twitter)と同様に、「短文+画像」の組み合わせの投稿しているユーザーが大半ですが、中にはThreadsの投稿機能をうまく活用している有名人もいるので、一部ご紹介していきますね。

渡辺直美さん

日本ランキング1位の渡辺直美さんは、少し長めのテキストと画像を組み合わせての近況投稿。長文テキストの場合クリックしてスクロールしないと読み込めないX(旧Twitter)やInstagramと違い、一瞥してテキストがパッと入ってきて読みやすいのはThreadsならでは。


滝沢カレンさん

滝沢カレンさんの使い方も話題を集めました。独自の言語センスから生み出される映画レビュー投稿は人気コンテンツとなっています。こちらも長文機能をうまく利用しています。こちらも参考になりますね。



国内企業の活用方法

続いて国内企業の活用例です。

Threads人気ランキング  2023年8月20日時点




リリースしたばかりのSNSということもあり、導入を見合わせている企業も多いです。その中でも早速Threadsで発信している企業を紹介しますね。

北欧暮らしの道具店 について

基本的にX(旧Twitter)と同じような使い方をしている企業が多い中で、同企業の投稿はThreadsの仕様をうまく活用しています。例えば、X(旧Twitter)は投稿テキストの上限に140文字に対して、Threadsでは最大500文字のテキスト投稿が可能ですが、同企業では長文テキスト投稿と相性のいいレシピ投稿をしています。


また、Threadsの特徴の1つである最大10枚の画像投稿機能もうまく活用しています。



実際の調理シーンを連続で見せることによって、料理をしたくなるような投稿に仕上げています。思わず外部リンクを押したくなる設計ですね。



3.近年流行したSNSと最大瞬間風速具合の比較

ここからは、Threads同様、過去流行したSNSと比較していきたいと思います。本題に入る前に、比較するSNSを簡単に紹介していきます。


1.)Clubhouse

近年、大きな注目を集めたSNSと言えば「Clubhouse」

音声型のSNSという新たな形態が人々の興味をひき、サービス開始後2ヶ月で登録者数100万を突破。芸能人やインフルエンサーも使う事で、一時流行しましたが、X(旧Twitter)やFacebookなどからも類似音声サービスがリリースされたり、収益化の面で難もあり、今だユーザーはいるものの、一時期の注目からは落ち着きを見せています。

■ユーザーの投稿内容



2.)Bondee

シンガポール生まれのメタバースSNS。友だち登録できる人数は最大50人と決まっており、仲の良い人たちのみで構成するクローズド感の強いコミュニティが大きな特徴。

アプリ内で自身のアバターを作り、着せ替えを楽しんだり、そのアバターを介して友だちと会話をしたりできます。アジア各国で人気が急上昇し、日本でも特にZ世代を中心に注目を集めました。


■ユーザーの投稿内容



3.)Pinterest

コロナ禍でユーザー数を大きく伸ばしたビジュアル探索ツール。ユーザー同士の交流に重きをおいたSNSではなく、画像からアイデアを探すツールとして注目されています。

Instagramと同様に画像がメインとなるSNSですが、使われ方が異なります。Instagramが「投稿」がメインであるのに対し、Pinterestは「収集」がメイン。

■ユーザーの投稿内容



最大瞬間風速具合の比較

少々、前置きが長くなりましたが、Googleトレンドを使って、前述のSNSと比較してみたいと思います。

新興SNS 検索数(2020年6月~2023年8月)
赤…Clubhouse / 青…Threads / 黄…Bondee / 緑…Pinterest


最大瞬間風速具合で見ると、Threadsが群を抜いています。今回は登場のタイミングも最適で、連日のX(旧Twitter)の機能制限で同ユーザーの不安が高まる最中のリリースだったこともあり、一気に盛り上がったと考えます。


次点はClubhouse。登場時は、テキストでもなく画像でもない、「音声」SNSという新しいスタイルや、コロナ禍という状況もあいまって、一気に話題になりました。しかし、わずか数ヶ月で多くのユーザーが離れていきました。


さきほどのグラフに、X(旧Twitter)を加えてみると、すごい結果になりました。圧倒的な存在感…! 今後も「X」の動向から目が離せません。

Twitter+新興SNS 検索数(2020年6月~2023年8月)
紫…Twitter / 赤…Clubhouse / 青…Threads / 黄…Bondee / 緑…Pinterest 



4.Threadsは今後どうなるか?

AIに聞いてみた

「ChatGPT」だと2021年までの情報しか反映されないため、今回は「Bing Copilot」に聞いてみました。

Q.
Threadsは今後どのように発展していくと思う?関西弁で教えてください。

A.
関西弁でお答えするのは難しいですが、頑張ってみます。threadsはInstagramの親会社やん、Metaが作った新しいアプリやねん。Twitterみたいなフィードで文字で投稿できるねん。threadsの将来は、分散型のソーシャルネットワーキングやねん、fediverseっていうんやねん。fediverseは、色んなプラットフォームとやりとりできるオープンソースのソフトウェアやねん。threadsは、fediverseに入って、Metaのプラットフォームの力を分散型のエコシステムにも持っていくつもりやねん。

threadsに興味あるか?

Threadsが分散型SNSとして発展する可能性をフレンドリーに教えてくれました。


実際には早くもユーザー離れ

X(旧Twitter)の後継SNSとして期待が大きかった半面、実際に使ってみてアジャストしないことを嘆くユーザーが一定数いる課題を抱えています。



今回は、X(旧Twitter)の失速?という追い風によって盛況化している側面があるので、単にThreads側だけの話ではなく、今後のX(旧Twitter)側がどれだけ改悪されてしまうのか、反してThreads側では如何にX(旧Twitter)ユーザーから支持を集めるアップデートを継続できるか。そこが今後のThreadsの盛衰を決めると考えます。


Meta社の見解

広告について

現状、Threadsには広告はありませんが、Meta社のCEOのザッカーバーグ氏によると、Threadsの今後の収益化については検討しているようです。ただ今すぐにではなく、あくまでユーザー数が何億人になったタイミングでとのこと。

それまでは、「ユーザーが好む機能の構築と実験」を実施していくとのことで、ユーザー離れを加速させないためにも、Threads改善のための効果的なアップデートが待ち望まれます。

Meta CEOのマーク・ザッカーバーグ氏が
Threadsの将来計画を明らかにし、収益化よりもまずは多くの作業が必要であると語る


最後に

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以上です。最後までありがとうございました。
 





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