FLAT スタッフインタビュー/代表サトウハルミ 小さくて強いチームを目指す
ーーFLATの会社概要について聞かせてください。
FLATは2016年設立の受託制作を行うコーディング専門の制作会社です。現在スタッフ6名でコーディングに特化した技術の会社という感じでやっていますね。
ーーFLATという社名にはどのような由来があるのですか?
第一に呼びやすい、発音していて気持ち良いことが大事というか。あとはFLATという言葉が持つ意味ですね。「フラットな関係」とよく言いますけど、上下関係がないというか。他にもいくつか意味を持っているんですが、すごくいいなと思ったのがFLATには「アパート/共同住宅」という意味があるんです。
共同で仕事したいなという思いがあったのでぴったりだなと。
また、「ちょうどいい」っていう意味もあり気に入っています。
仕事の理念についてはこちらをご覧ください。
FLATを立ち上げたキッカケについて
ーーどのような会社からご依頼いただいているのでしょうか?
取引先としてはウェブ制作・ブランディング・グラフィックデザインなどの業務を行う会社さんが多いです。リピートやご紹介でご依頼いただくというケースがほとんどですね。営業した時期もあったんですが、それがご依頼につながったことがあまりなくて。今までのつながりからの仕事が結果的に長続きしているという感じです。
また、最近はWEBサービスやスマホアプリ・業務アプリのUIを作る仕事が増えていますね。ユーザーの皆さんはスマホのアプリに慣れているので、WEBサイトもページ遷移しないで切り替わっていくっていうのが望まれているんですよね。時代の流れやニーズに合わせて業務も臨機応変に変化させています。
ーーFLATを立ち上げたきっかけを聞かせてください。
立ち上げたきっかけはものすごく単純で、得意なことで誰かの役に立てる仕事がしたいと思ったんですよね。ただ、私1人だとできることが限られるので。仲間を増やして仕事を大きくしたいです。プログラムって幅が広すぎて、例えて言うとマルチリンガルじゃないと務まらない。
もちろん1人でやれる方もいらっしゃるんですよ。けれども知識の幅もそうだし、どんなに仕事が出来る人でも手は2本しかないので。手がたくさんないと大きい仕事はとてもじゃないけど受けれないんです。
FLATの仕事について考えていること
ーーなぜコーディングの仕事を始めたのですか?
私自身、全然違う業種からWEBの仕事の世界に入ったんです。
もともとは不動産の営業職をやっていたんですが、若い頃はお金を稼げればなんでもいいみたいな感じで。深く考えずに仕事を決めてしまったので、7年ぐらい勤めた20代半ばになって葛藤が生まれ始めたんですよね。
そういう風に思った時に、パソコンが好きだからパソコンの仕事をしてみたいなと考えるようになったんです。社会人が通えるWEBの学校に通い始めて、デザインやコーディングなどの知識を身につけていきました。
その後結果としてコーディングの道に進んだのは、「コーディングが得意だったから好きになった」というのがあります。コーディングとデザインでは考える脳が全然違うんですよね。私は完成系に当てはめる方が好きだったので、コーディングが向いていたんです。
ーーコーディングの仕事に対する思いを聞かせてください。
コーティングって一見誰が作っても同じに見えると思うんです。実際はそんな事はなくて、熟練した技術を持つ人がコードを書くとスピードや仕上がりが全然違いますし、長く運用できるサイトに仕上がるんですよ。
シンプルなようでエンジニアの性格や人柄がよく出る分野だと思いますし、職人として少しでも良いものを提供したいという思いがあります。良いものを作ること自体が喜びでもありますし、だからこそ仕事が続いていくんだと感じています。
数年後のFLATについて
自分がリードするということを考えると20〜30人を束ねている図が全く思い浮かばないので、そんなに大きくする予定はありません。
FLATにとってのちょうど良さを探している感じですね。
ーーFLATの今後の方向性や目標を聞かせて下さい。
1番思っているのは「小さくて強いチームを作りたい」っていう事です。
チームの規模はどれぐらいがちょうど良いのかというのは今も探っているところでして。10人だと多すぎるし、6〜8人位なんじゃないかなと思っているんですよね。
自分がリードするということを考えると20〜30人を束ねている図が全く思い浮かばないので、そんなに大きくする予定はありません。FLATにとってのちょうど良さを探している感じですね。
会社を立ち上げる人ってパワフルな人が多いんですが、私はそういうタイプではないなぁっていうのがあって。また今後の業務について言えば、時代の流れに対応しながら臨機応変にやっていきたいと思っています。
エンジニアは技術の流れについていく必要があるので。今必要とされている事を理解した上で、「自分はこういう能力があるからこういうアウトプットしよう」と判断していくことが大事だと感じています。
ーーどのような人と一緒に働きたいと考えていますか?
新しい人を採用するときに決めていることがあって。自分よりしっかりした部分を持っている人を採用することにしています。
例えば経験が少ない方だったらすごくポテンシャルや行動力を持っている人がいいですし、ベテランの方だったら自分とは違ったパーソナルや得意分野を持っていたりする人と一緒に働きたいと思いますね。それによって自分も成長できるし、お互いにとって良い効果が出るのではないかと。
一緒に仕事をする上で、気が合うかどうかはすごく重視しています。
気が合わないと結局長続きしないっていうのがわかってきたので。
自分の役割はエンジニアのサポート
ーーサトウさんご自身の今後の目標はありますか?
仕事を抱えすぎてしまうところがあるので、これからは私自身が余裕を持てるようにしていきたいと思っています。
今後人が増えれば環境が変わりますし、臨機応変に対応しなければならない場面も増えると思うので。チームの仲間たちが気持ちよく動けるようにするための仕事をやっていく必要があるなと。
もちろんプレイヤーとしての部分は持っておきたいですが、その比率を今後は半分ぐらいにして全体を俯瞰で見れるようにしたいですね。
スタッフに任せられる部分は任せてしまうことが大事だと思いますし、それぞれにある程度の裁量を持ってもらいながら、丸投げにならないように意識はしっかりと合わせていきたいと考えています。今は自分が抱え込んでいた仕事を手放すことが大切なのかなと感じるようになりました。
ーー心境が変化するきっかけがあったんですか?
30代は仕事で終わったみたいなところがあって。実りが多かったので後悔はしてないんですが、40代はバランスを考えて働きたいと思っています。
また年上のクリエイターさんに言われた「これからはスペックよりもメモリーを使う働き方にした方がうまくいくよ」っていう言葉がすごく腑に落ちて。体力勝負じゃなくて今まで積み重ねてきた経験を使って仕事をしていくことが大切だなと。
今までは馬力とか時間とか体力を使って物量をこなしていくやり方でうまくいってたんですが、これからを考えていくと今まで通りじゃだめだなっていうのがあって。
今まで得たものを生かしてスタッフに仕事を渡していきながら、自分の仕事を絞っていくことにシフトしていきたいと思っています。
コーディングから考えるUIデザインに興味があります
ーー余裕が生まれたらやりたい事はありますか?
今までやれてなかったデザインの分野ですかね。専門学校の講師をやっているんですが、意外とコーディングじゃなくてデザインを教えなきゃいけなかったりするんですよ。なのでデザインの勉強もしていきたいなぁと思っています。
ただ勉強って遊びの延長じゃないと続かないので。写真や動画を撮ったり、面白いものをピックアップして組み合わせたり、自分にとって良いなぁと思う位の単純さでデザインと触れ合えたら楽しくなりそうだなと。
あとは大人になって色々な意味で余裕が生まれてきたので、映画や漫画やゲームを楽しんだりしたいですね。特に映画は、誰かの人生や見たことがない場所など疑似体験が詰まっているので好きなんです。1番好きな映画は『魔女の宅急便』なんですが、会社員を辞めた夜に観て号泣したっていうのがあって。泣きながら「私フリーランスでやっていけるかな」って思いながら観たんですよね。
また、忙しさで削ってきたのが身近な人との時間なので
これからは普通に休日を楽しみたいなって感じています。
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