懐かしの駅スタンプラリー 50駅踏破
こんにちは。
JR東日本が主催した「懐かしの駅スタンプラリー」に参加してきました。
「懐かしの駅スタンプラリー」とは
旅の記念から、駅スタンプを収集することを目的とした企画「わたしの旅」が昭和55年に始まり、その際に全国約740駅の国鉄認定駅に置かれたのが「わたしの旅」スタンプです。
今回の企画は、東京近郊エリアにおいて、かつて「わたしの旅」スタンプがあった駅ではその懐かしのスタンプの復刻、そして、なかった駅においては今回新たにつくられたオリジナルスタンプを設置し、合わせて50駅を巡るスタンプラリーというものです。
まずは、駅に設置されているスタンプ台紙に10駅押して、指定のNEWDAYS(駅のコンビニ)で買い物をすると、50駅踏破用のスタンプ帳が貰え、そこに押印していきます。
どう回るか
かつての「わたしの旅」スタンプを収集していたわけではありませんが、東京近郊エリアだったらできそうだし、そもそも電車に乗ること自体が好きなので、これはやってみようという気持ちになりました。
スタンプ設置駅の路線図を眺めると、確かに50駅は大変そうですが、普段は全国の鉄道路線図をよく見ているせいか、難なく回れそうだなという錯覚に陥ります。と、言いますか正直余裕で回れるだろう。1日は難しいとしても2日もあれば大丈夫かなと思いました。
まずは、山手線を中心にスタンプ設置駅が集中している東京都区内を先に回ることにしました。
「都区内パス」という便利なフリーきっぷがあります。
これを使って、初日は東京モノレールを除くほぼ全駅を回ることができました。
ただ、思っていたよりも大分時間がかかり、7時間程度を要しました。
乗って降りて改札出てスタンプを押しての繰り返しで結構な疲労感でした。
それでも、どんどん埋まっていくスタンプ帳に押されたそれぞれ特色のある駅スタンプを眺めると嬉しい気持ちと、全駅達成したいという気持ちが強くなりました。
1日で24駅達成。残り約半分。これは後1日フルに回ればいけるなという感覚に陥りました。
これは意外とハード?甘くない?
次の仕事が休みの日に1日をフルに活用して50駅踏破を達成しようと考えていたのですが、何と、その日にトラブル対応で15時に出勤することに。
考えを切り替えて、フルで回るのは別日にして、その前に15時まで時間があるので後が楽になるように少し回っておこうということで、吉祥寺、八王子、高尾、町田といった西東京方面を終わらせました。
ただ、やはり感覚的に思ったいたより時間がかかります。
あらかじめ時刻を調べて計画しておくことが出来ないわけではないですが、今回は途中でルート変更するかもしれないし、長年の乗り鉄の勘を信じてやってみるもの面白いと思い、あえてそれはしないことにしました。
やはり甘くなかった
そして最終日を迎えます。
朝5時25分に自宅を出ます。
残りは、神奈川、埼玉、千葉、栃木、茨城の対象駅。かなり広範囲です。
そして、東京モノレールの2駅も対象となっているおり、まだ未押印なので、そこにもいく必要があります。
「ひみつの平日パス」というフリーきっぷがあり、東京モノレールを含めスタンプがある駅を全てカバーしているので便利です。
気が変わっての急なルート変更にも対応できます。
まずは、東京モノレールの大井競馬場前、羽田空港第2ターミナルを押印。そして、先日都区内を回った時になぜかスルーしてしまい後から気づいた田町、さらに神奈川方面に向かい、鶴見、桜木町、逗子、茅ケ崎、小田原と押していきます。
小田原を11時に出発し一気に埼玉県の浦和へ。特別快速のグリーン車に乗り、ビールと駅弁で至福のときを過ごします。
そして、浦和、古河、小山と北上し、ついに栃木県まで来ました。
小山から大宮まで戻る必要があり、ちょっと疲労がでてきたのと、丁度良い時間にあったので思い切って新幹線に乗ることにしました。小山から1駅20分であっという間の大宮到着。気分転換にもなり、特急券1000円払うだけの価値はありますね。
次に目指すのは熊谷。高崎線で向かいます。
熊谷からは再び来た道を大宮まで戻ります。
先ほど味をしめてしまったので、また新幹線に乗りたくなってしまったのですが、残念ながら良い時間になく、同じ道を高崎線で戻りつつ赤羽まで向かいます。
この時点で時刻は17時近く。
大分疲れてきました。
まだ茨城方面と千葉方面を残しています。それでもこの時思考能力が低下していたのか、22時位には全部押し終わるだろうと考えていました。
赤羽駅構内でカツカレーを食べてエネルギーを注入。
京浜東北線で日暮里に向かい、帰宅ラッシュの中常磐線で松戸、柏、我孫子、取手と押していきます。
この日は平日でしたので帰宅時間の電車が混雑しています。
取手までは本数が多いのですが、それより先は一気に本数が減ります。
時刻は19時過ぎ。残り5駅となったところで終了時刻の目途を時刻表で調べてみることにしました。
残り5駅は、牛久、土浦、成田、千葉、木更津です。
ここで驚愕の事実が発覚します。
5駅全て回ると神奈川県の自宅に帰るための終電に間に合わないのです。
何てことでしょうか。
1日フリーパスで全部回れば安く済むし、感覚的にいけると思ってあえて綿密な計画を練らずに遊び心を交えてやってみたのですが…甘かったようです。
取手から牛久、土浦と回り、千葉県の3駅は後日にして帰宅するということも考えたのですが、できるところまで行こうと考えを改め、成田、千葉にも行くことにしました。
その結果、この日は木更津だけを残して49駅で終了するという悔しい結果となりました。
ただ、疲労でぼんやりする頭の中であることを思い出しました。
このスタンプラリーは友人2人もそれぞれ挑戦しているのですが、この日の翌日に2人が残している駅を朝早くから一緒に回り、18時頃に東京駅でゴールするというものでした。
私は、その日(翌日)は昼過ぎまで予定が入っていたため一緒にいくことは断念して、この日に1日かけて一人で回ることにしたのですが、確かルートを聞いたときに最後に回る駅が木更津だったような気がしたのです。
そこで友人に連絡を取ってみたところ、やはり木更津だということで、であれば、16時半頃までに木更津に行けばよいので、そこで合流し、東京駅で一緒にゴールすることができるということが分かり、一気に元気を取り戻すことが出来ました。
アディショナルタイム
翌日、しっかり睡眠を取り元気を取り戻し、昼過ぎまでの用事を済ませ、前日の「忘れ物」を取りにいくために木更津に向かいます。
この日はフリーパスではなく、ただ電車で同じルートを往復というのも面白くないので、川崎駅からアクアライン経由のバスで東京湾を渡り木更津まで行きます。
そして、16時に木更津駅に到着。16時半過ぎに友人2人を出迎え、東京駅までの1時間20分程をグリーン車で談笑しながら過ごしました。
18時過ぎに東京駅のNEWDAYSで「50駅踏破記念証」を受け取り、無事完結。
アディショナルタイムに突入してしまい、お金も、時間も余計にかかってしまいましたが、最後はお互いの労をねぎらいながら友人と楽しくゴールできたことは何事にも代えられないものだと思いました。
一人でゴールするなということで誰かが木更津だけ残るようにしてくれたのか、そんな気さえしました。
そんなこんなで令和のスタンプラリーはアクシデントも含めて思い出に残る旅となりました。
長文最後まで読んでいただきありがとうございました。