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天浜線の旅
こんにちは。
天浜線とは?静岡県の掛川駅から新所原駅まで浜名湖の奥をぐるりと廻る形で結ぶ路線である「天竜浜名湖鉄道」の略称です。
始点と終点がどちらも東海道本線の駅であることからバイパス線のようになっています。
元々は国鉄の路線だったものを地元自治体などが引き継いだ、いわゆる第三セクターのローカル線です。
今回は、この天浜線を旅してきました。
まずは新幹線の駅でもある掛川駅で一日乗車券(1750円)を買ってスタートです。
人気のアニメ「ゆるキャン△」バージョンのものもあったようですが残念ながら売り切れ。
汎用のデザインのものになりました。
路線そのものが有形文化財
まずは、途中駅の天竜二股駅まで進みます。
車窓には静岡らしい茶畑が広がります。
そして、天浜線は、全線にわたり国登録有形文化財に登録され、駅に着く度に古く味わいのある駅舎が目に飛び込んできます。
掛川駅から1両編成のディーゼルカーの揺られ1時間弱で天竜二股駅に到着しました。
転車台ツアー
さて、天竜二股駅で下車した目的。それは「転車台ツアー」に参加することです。
「転車台」とは、蒸気機関車(SL)など車両を進行方向に向ける設備であり、ターンテーブルともいわれるようです。
今や電車でも気動車でも両方向に運転台が付いていて、こうした設備は不要となり撤去されることが多いようですが、ここではSLこそありませんが、車庫の敷地が狭く、効率良く車両を留置するために現役で使っているとのことです。
この転車台を実際に稼働しているところも見学できるとあって人気のツアーのようで平日にも関わらず多くの人が参加していました。
所要時間は約40分。鉄道歴史館や文化財となっている設備も含めて社員の方が分かりやすく解説してくれます。
すごく面白いツアーでした。
これで250円(鉄道利用でない場合は350円)は破格です。
正直なところ、もっと取って収益にすればいいのにと思い、ちょっと申し訳ない気持ちにもなりつつも、天浜線の魅力を多くの人に知ってもらいたい、という社員の方の気持ちがすごく伝わってきました。
グルメな駅
この後は後半戦。
天竜二股駅から新所原駅までの旅になります。
途中から浜名湖が車窓に広がります。
この天浜線、駅中グルメも魅力です。
JRの大きな駅には駅の中に飲食店が多くありますが、こうした無人駅がほとんどであるローカル線には珍しいことだと思います。
駅そのものがそれぞれラーメン、イタリアン、パン、洋食のお店、喫茶店、そして浜名湖の名物であるうなぎ屋になっていて、どの駅も見ていて楽しいです。
フリーきっぷを買うと冊子が貰えるのでそれを見ながら気に入った駅で降りてグルメを楽しむのもいいですね。
今回は終点の新所原駅のうなぎが目当てだったのですが、なんと臨時休業。
またの機会の楽しみにしたいと思います。
日常から離れて色々なことをのんびり楽しめる天浜線の旅。
「日本の原風景に出会う旅」というキャッチコピーが掲げらていました。
そうした風景に癒されました。
おすすめです。