か行の不動産用語

■買取再販/かいとりさいはん

既存の物件を買い取り、リフォームした上で販売する事業形態のこと。
リフォームが大規模な修繕工事であったり、耐震改修、省エネ改修など、一定の要件を見たす内容である場合、不動産取得税の軽減・登録免許税の軽減が講じられる。

■瓦葺き/かわらぶき

画像:PAKUTASO https://www.pakutaso.com/

瓦を使用した屋根仕上げのこと。耐久性に富むが、金属より重い。
材質は粘土、石、セメントなどがある。


■瑕疵物件/かしぶっけん

取引の対象となった不動産において、当事者の予想しない物理的、法律的な欠陥があるときの当該不動産のこと。「ワケあり物件」とも。
「瑕疵」とは「欠陥」のことであり、不動産取引における瑕疵は下記の2種に大別される。

・物理的瑕疵:物件そのものに生じる不具合。シロアリ被害や雨漏り、耐震強度の不足など。
・心理的瑕疵:借主・買主に心理的な抵抗が生じる可能性のあること。明確な基準は設けられていないが、物件内での自殺・他殺・孤独死などがあった場合や、周辺に墓地や嫌悪・迷惑施設が立地している場合などがこれにあたる。

■蟻害/ぎがい

シロアリによる建築物に対する食害のこと。木材が食い荒らされることで、被害を受けた建築物には歪みや傾きなどの不具合が発生する。古材よりも新材を好んで食害し、急速に繁殖するので、日本各地の住宅にその被害が見られる。

■基準地価/きじゅんちか

地価調査によって広報された「基準地」の価格。毎年9月下旬に公表される。全国に3万箇所存在する「基準地」が評価対象となっており、不動産鑑定士等の鑑定評価をもとに決められる。

■区分建物/区分建物

一棟の建築物において、構造上区分されていて、住居などの用途で使用可能な部分のこと。分譲マンションの各住戸が区分建物の代表例とされる。


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