撮影罪(性的姿態等撮影罪)について
先月、横浜赤レンガ倉庫で開催された『マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2023【BVT1】第4戦 横浜赤レンガ倉庫大会』へ。初めてのビーチバレー観戦でしたが・・・盗撮への警備を目の当たりにしました。
もちろん、問題は以前から気になっていました。
そして昨日7月13日、撮影罪(性的姿態等撮影罪)が施行。
ただ・・・ちょっと驚いた事は、この法案を押し進めたのは、スポーツ業界ではなく、航空会社だった点です。
CAさんへの盗撮が、そこまで多かった事は・・・実は知りませんでした。もちろん、このニュースの中でも「“アスリートも対象に”求める声」も上がっています。
さらに・・・この話をYさんとしていると「あれ?昨日だったかな、石井ちゃんもそんな話をしていた記事があったよ」と教えてもらいました。石井ちゃんとは・・・Vリーグの久光や日本代表で活躍して、先日現役を引退した石井優希さんです。
その記事がこちらです。
動画サイトでバレーボール関連の動画を観ていると、嫌でもその手の動画が上がってきます。サムネを見て「おいおい」と感じた事は何度もあります。
バレーボール観戦が好きで、ここ数年、何度か行かせて頂きましたが、ほとんどが男子バレーだったので、なんとも言えませんが、確かに女子バレーの観戦に行った時「写真は・・・okなのかな?」と気を遣った経験はあります。撮る際にも、注意を払いつつ。『令和4年度天皇杯・皇后杯 全日本選手権大会』で、石井優希さんのプレイを生で拝見しました。女子バレーは女子バレーで、やはり男子バレーとは違う魅力があり楽しかったです。
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この写真なら・・・問題にはならないと思いますのでアップさせて頂きます。
・・・同感です!
ただ・・・この流れが加速すると、撮影NGとなりそうな予感もしています。
そこで一つ、以前から疑問に感じていた点があります。それは撮影者の性別と被写体の性別です。『弁護士ドットコム』の記事に、こんな一文がありました。
”男子選手も下半身を狙った撮影被害”
このケースでは、撮影者の性別までは書かれていませんが・・・例えば・・・
・男性が女性を撮る
・男性が男性を撮る
・女性が女性を撮る
・女性が男性を撮る
基本的に問題になっているのは、”男性が女性を撮る”ケースだと思います。
しかし・・・ここにも違和感が。
この数年で浸透しつつある『LGBTQ』(さらに最近では『LGBTQ+』や『LGBTQIA』)。それを踏まえて考えると・・・。同性を撮ったとしても、問題になるケースも・・・?
私が『令和4年度天皇杯・皇后杯 全日本選手権大会』や、『マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2023【BVT1】第4戦 横浜赤レンガ倉庫大会』の会場で感じた事は、やはり”男性が女性を撮る”ケースのみ、警備員や関係者、周囲の女性の視線が・・・。単純に素晴らしいプレイや、良い表情を撮りたいと思っても、もしもそこに、その手の部分が写ってしまっていたとしたら・・・。
男子バレーボール会場では、多くの女性ファンが、ごっついレンズで撮影している場面を頻繁に目撃します。「どんどん写真を撮ってSNSにアップして、宣伝しちゃってくださいね〜」とMCが煽る場面もあり、もちろん撮影はokなのですが、女子バレーボールとの温度差を。
そもそも・・・”性的対象=女性”という考えにも疑問を感じたことがあります。長い間、”男尊女卑”の世界だったのは事実です。”男女平等っ!”と叫んでも、平等にはなっていません。さらに・・・言ってしまうと、男性用の風俗はご存知の通り腐る程(表に)あります。では、女性用の風俗は?と、思春期の頃から感じていました。「なんで男性だけ?」と。
※ちなみに、私は一度も風俗へ行ったことがありません(苦笑)。一応、お伝えしておきます。
先月の『バレーボール ネーションズリーグ2023 名古屋(男子)』に行く前に、Yさんと写真撮影について・・・こんな話をしていました。
そんな話をしていました。
会場入りして、座席に座っていると、私達の後でチケットを出して、自分の座席を係りの人に聞いている人が。その人は男性だったのですが、化粧もして服装も女性でした(後で喫煙所で会って確認しました)。その人が、どうだという話ではなく、その人が男性が好きなのか女性が好きなのか、両方なのかも、もちろん分かりませんが、その人が撮影をしていたら・・・。な〜んて考えてしまいました。
結論は”アスリートを撮るな!”と、この手の話に興味が無い人には言われそうですが、私も極論は、そう感じています。もちろん、写真が好きなので、色々と撮りたいのは山々ですが、それでトラブルになるくらいだったら・・・がっつりと肉眼で試合を観戦することに集中したいです。
本当に・・・一部のしょうもない悪質なファンの影響で・・・様々な問題に発展してしまっています。
そんなこんなですが、今後も、撮影罪(性的姿態等撮影罪)に関して考えたいと思いますし、自分も最善の注意を払って、写真を楽しみたいと思います。