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大きさの基準と距離感

昨日4月26日で・・re:17日。4月9日の体調不良がなければ60日連続参拝でした。

昨日は1日を通して荒れた天候でしたが、夕方・・合間を縫って近所の神社へ。その神社の周りには野良猫が数匹います。「またお前か・・」と壁の上からの視線を感じたことも多々あります。

鳥居の前に立ち、いつも通り一礼し前を見ると、拝殿の前、お賽銭箱の脇に一匹の猫がちょこんと座ってこっちを見ていました。猫好きな人なら「あっ、あの猫だ!」と喜ぶかも知れませんが、そこまで注視したこともなく、どの野良猫か・・分からず。

以前参拝へ行った時、拝殿の前で二人の子供が何やら盛り上がっていました。「こっちこっち!」「そっちじゃないよ〜」と。どうやら猫を探していたようです。

”神社と猫”の関係は以前にも聞いたことがあります。

一部抜粋させて頂きます。

・そもそも猫は縁起の良い動物

猫は昔からあらゆる場面でネズミ退治をして、人間の生活を守ってくれていました。ネズミを退治することでネズミの病原菌を封じたり、経典や書物を嚙ったり田畑の作物を食い荒らすネズミを退治したりして、人間の守神のような存在になっていたのです。そのことから猫を買うと生活に安泰が訪れ、幸運になるとされてきました。そのような言い伝えが発展し、猫は古来より縁起が良く、幸福を招く生き物とされてきました。大昔から私達人間に寄り添い、人間の生活を助けてくれてきた猫はやがて縁起の良い動物として崇められるようになったのです。招き猫が人や幸運を招く置物として重宝されているのもそのためですよ。

猫は海外でも縁起が良いとされている

猫は弥生時代、または奈良時代ごろに中東から日本に伝来したと考えられています。諸説ありますが、中東から日本に来た船が、切な経典を運ぶ際に経典をネズミから守るために、猫を乗せて日本に来たのが始まりとされていますよ。さらに海外でも猫は船乗りの間で魔除の効果を持つ守神と考えられていたり、日本と同じくネズミ退治をしてくれる大切な存在として扱われていました。特にエジプトは、バステト神という黒猫の姿をした神様がいるため猫に高い信仰心を持っています。

https://mistory.jp/14377


昨日の猫は、私が拝殿に近付く前に、さささ〜っと何処かへ行ってしましたが、その時の光景を思い出した瞬間、妄想が広がりました。

神社には”立ち入り禁止区域”が沢山あります。場所だけではなく、もちろん本殿の中も。

でも・・その”立ち入り禁止区域”とは・・人間に対して・・です。それこそ、自由気ままな猫なら本殿の中には入れなくても人間が立ち入れない区域にも、すすす〜っと入れます。「虫は?」と・・対象物をどんどん小さくすればするほど、妄想が膨らみました。虫などの小さな生物でしたら、本殿でもどこでも入れます。だからと言って「虫になりたい」とは思いませんでしたが。

今・・思えば・・子供の頃からこんな妄想を頻繁にしていました。それは、宇宙がとんでもなく大きいと知り、逆に・・学校の授業で顕微鏡を覗いた時、とんでもなく小さな生物がいると知った頃からです。「自分の大きさは?」と真っ先に思いました。

健康診断で「〇〇ちゃんは身長が高いね!」「XXちゃんは痩せすぎだね」「△△ちゃんは標準体型だね〜」と先生が言っているのを聞いて「何を軸にこいつらは話をしているんだ?標準ってなんだよ、誰が決めたんだよ・・」そんな子供でした。

私が子供の頃にUFOブームも。「宇宙・・UFO、宇宙人」。無知な子供にはたまらないキーワードでしたし、SF映画やアニメで沢山の宇宙が描かれていました。タコやイカのような手足を持つ火星人のイラストや、やたらと頭が大きい宇宙人、宇宙空間を走る列車にワープする宇宙船。なんでもアリです。

「UFOって見たことある?」な〜んて会話も。「幽霊と近い話で肉眼で見えるか見えないか・・の差なのか?それとも大きさ?」と冷静に考えていました。「もしかしたら、目に見えないくらい小さいUFOが今も目の前を飛んでいるとしたら?」「西遊記じゃないけど、もしかしたらこの世界は誰かの手の平の上?自分たちが超小さいと仮定したら・・?」などなど。

「人間は・・大人になってもそうそう変わるモノではない」と改めて思うことが多々あります。

神社で出会った猫からそんな妄想をしている自分にちょっと笑ってしまいました。


ヘッダーに使った写真は、自由が丘の『熊野神社』本殿です。

自由が丘『熊野神社』本殿

この本殿は、石造りの蔵のようでとても珍しいと言われています。

自由が丘『熊野神社』本殿

ちなみに、この本殿は明治42年(1909年)に造営されたとのことです。

補足ですが、以前はここまで近くに行くことが出来なかったようです。以前にも何処かに書きましたが、今年の1月から本殿裏の夫婦松・二本松が一般公開され”本殿の真裏”に行くことが可能です。もし参拝へ訪れた際は・・。


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