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師岡熊野神社(令和6年1月14日 第1075回 筒粥神事)

一年前もnoteに更新させて頂いた、横浜市港北区『師岡熊野神社』の”筒粥神事”の結果。今年も発表されていましたので、書き残しておきます。

※尚、彌彦神社(粥占・炭置神事)の結果は、まだHPに発表されていませんでしたので、分かり次第、また更新させて頂きます。


師岡熊野神社(筒粥神事)

お粥を用いた年占いの神事は小正月の神事として全国各地に伝わっていますが、熊野神社の筒粥神事は天暦3年(949)より絶えることなく続けられ、今年で1075回を数えます。横浜市の無形民俗文化財にも指定されている古神事です。

熊野山縁起によると「我は熊野権現也 来る14日の晩氏子集りて 営む所の耕作の品 27本の筒に印して 我が神木なる梛木の本に釜を据へ 筒と米と梛木の葉と相雑て 暫く煮て筒を破りて 其年の吉凶をかんがえよ 又当百八郷の総社と現はる氏子に 如意吉祥を施す事専一とする也」とあります。

神事は古式に則り、境内に大釜を据え、午前四時に御神木の梛の木の五つ葉と27本の葭の筒とお米一升をいれます。そして、御本殿裏の「の」の池の御神水を加えて粥を炊きます。 

師岡熊野神社 HPより

占うのは、大麦小麦早稲(わせ)中手(なかて)奥(おく)の米から始まって、ひえ粟(あわ)大豆(だいず)小豆(しょうず、あずき)大角豆(だいかくず、ささげ)ふんどう(緑豆)あさ(麻)な(菜)大根荏(え、えごま)ごまきびいもそば霜粟(しもあわ、晩生の粟)夕顔(ゆうがお、かんぴょう)かいこ、茶の各種農作物の作柄です。かつては農村地帯であったこの辺りの当時の生活が忍ばれます。そして、日、雨、風と続き、最後は「世の中」まで、その年の吉凶を占います。

大倉精神文化研究所 HPより

今年の”世の中”は・・・三分

(去年は・・・十分)

各種農作物に関しては、そこまでの知識がなく、去年と比べられないのですが、”日””雨””風”・・・”世の中”は比べることが出来そうです。


▼令和5年
・日ー半分
・雨ー七分
・風ー十分

▼令和6年
・日ー三分
・雨ー半分
・風ー半分

比べてみると・・・”日”は二分下り”雨”も二分下り”風”は五分下がる・・・。天候不良が気になるところですが、あの酷暑が今年は和らぐことを願います。

それにしても・・・”世の中”が・・・三分・・・想像しただけで恐ろしいです。

X-T4 / XF90mmF2 R LM WR


今年に入ってから、まだ『師岡熊野神社』へ参拝に行けていないので、近日中に・・・。

X-T4 / XF90mmF2 R LM WR


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