サカナクションアダプトツアー大阪公演の感想(注 : ネタバレ有)
はじめまして。
初投稿が趣味の話で申し訳ないですが、先日参戦した2年半ぶりとなるサカナクションのアリーナツアー"アダプト"の感想を、このnoteを利用して共有したいと思います。
((普段のレポートもこれくらい真面目にやれたらなぁ。。))
ちなみに、大阪城ホール公演ということで、ライブ前に大阪城も一眼見ました。
あまりレポートの内容とは関係ないので「綺麗でした!」の一言で済まそうと思います。
私が取ったチケットはアリーナS席47列とでした。聞くだけでは微妙な座席であると思われますが、いざ入場してスタッフに案内されると「お、これは隠れ神席ではないか??」と心で叫びました。
SS席の真横の席で隣には機材席があるため、広い通路となっており、ライブ中も手を広げて、周りを(あまり)気にせずに楽しむことができたと思います。
座席の位置はこんなかんじ。
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もうお分かりの方もいるのでは、、
そう!機材席には、なんと今回のアダプトツアーの総監督、田中裕介さんがいらっしゃるではありませんか!
一言「ツアーお疲れ様です!素敵なセットですね!」とお声をかけたかったですが、一応お仕事中ですので密かに崇めるだけで、留めておきました。
会場に入ってまず驚いたのは、スピーカーの数です🔉!音響オタクの私は一人で興奮が止まりませんでした。
それでは本題へ。
注 : ここから下は本公演のネタバレになりますのでご注意ください。
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そしていよいよ18時半が過ぎると、会場内が暗い闇へ連れ去られるようなBGMに変わり、暗転。
ステージ中央が海岸の灯台のように360℃光が一周、また一周とを繰り返しBGMはさらに大きくなる。
暗くて後ろからは見えませんでしたが、前の座席の方から歓声が上がり、メンバーがステージに登場したと思われた。
そして、ライトがやがて真っ青に輝き開演前までスモークで隠れていたアダプトタワーが姿を表しました。
そして本公演、そしてアダプトonlineのオープニングとして掲げられた「multiple exposure」が始まりました。
この曲を生で聴ける日が来るなんて...。
そして1曲目が終わるとステージは暗転し、爽やかなメロディーとオレンジ色の砂漠のような雰囲気を出すライトで会場を暖かい色に染めてはじまった新曲「キャラバン」でメンバー、そして私を含めたライブを見にきた方々の肩の荷がスッと降りたような感覚になりました。
その後、アダプトonlineでも演奏を行った「なんてったって春」、女優の川床明日香さんがタワー頭上にて演劇のような演出を見せた「スローモーション」では、会場中に雪が降り注ぎ、季節とマッチした印象を持ちました。
そして、音はまだまだ止まらず、会場のボルテージを一気に上げた「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」新曲「月の椀」が続き、会場の雰囲気は一気にナイトクラブのような自由な空間に変化しました。
ここからは更に[深海]へと潜り、アダプトタワーの形をレーザーで彩り、川床さんの悲鳴が音楽と共に鳴り響いた「ティーンエイジ」、アダプトonlineでは演奏されなかった「壁」といった深海ナンバーが続いた。
そして、会場中が目を光らせて聞いた「目が明く藍色」を生で始めて聞いたときは大きく天を仰ぎながら涙を堪えていました。そしてラストのサビでは会場中を真っ白の光が包んで、まるで深い海から抜け出そうとしているような空間でした。
スクリーンには、黒い球体が変幻を繰り返し、アダプトタワーの左上のDJブースが眩い光を放ち、「DocumentaRy」では会場中をレーザービームが差し込んでいました。まさに幻想的な空間、ここは夢の中だ、と言われてもおかしくない空間でした。そしてメンバーがバンドセットに戻ると幻想的なナンバー「ルーキー」今回のツアーの主役曲でもある「プラトー」が続き、会場中が[浅瀬]へと着陸したところで、ステージが緑のライトに照らされると同時に「アルクアラウンド」が始まり、会場のボルテージは最高潮に達した。そこから「アイデンティティ」新曲「ショック!」「モス」「夜の踊り子」「新宝島」などの有名曲が続きました。
「アルクアラウンド」で終始飛び跳ねていると気づいたら足を攣っていましたが「そんなもの知るか!」と片足で大きく手を振りながら踊っている姿を思い返してみると(自分もまだまだ若いんだな)と思えてきました。
映画『劇場版 ルパンの娘』の主題歌でも新曲「ショック!」では、伝説のショック!ダンスを踊りました💃
流石に隣の人となんどかぶつかってしまい「申し訳ない...!」と思っていても身体が止まりませんでした。
ここまでMC一切なしで曲を繋げてきて、ようやくライブも終了の時間となり、私たちの今のライブへの思いを歌にしたようなナンバー「忘れられないの」を披露してメンバーは会場を後にしました。
手拍子のアンコールが鳴ったあと、ツアーグッズを着用したメンバーがステージに再び登場しました。
「大阪城ホールに帰ってきました!ただいま!」と口にしたボーカルの山口一郎さん。続けて「これまで15年かけてこのサカナクションに"適応"し続けた意味を込めて15年前の曲を...」と言って始めた楽曲は「三日月サンセット」。予想外の楽曲に会場からは密かな歓声が上がる。
オレンジ色の眩い光が照らしたあとは、ステージが青く光り「白波トップウォーター」のイントロが流れる。どちらも2007年発売のアルバム『GO TO THE FUTURE』からの楽曲である。
最後のMCで一郎さんは「ライブをやってからアルバムを出す、という新たな実験に皆さんを使ってすみません」と笑みを零しながら語り、「オンラインでもライブが成立する世の中でも、これからもみんなとライブを楽しみたい」と熱く語った。
そして最後に、私の大好きな楽曲「ナイトフィッシングイズグッド」そして新曲「フレンドリー」で本公演は幕を閉じました。
セットリスト↓
1.multiple exposure
2.キャラバン(新曲)
3.なんてったって春
4.スローモーション
5.『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
6.月の椀(新曲)
7.ティーンエイジ
8.壁
9.目が明く藍色
10.DocumentaRy
11.ルーキー
12.プラトー
13.アルクアラウンド
14.アイデンティティ
15.ショック!(新曲)
16.モス
17.夜の踊り子
18.新宝島
19.忘れられないの
E1.三日月サンセット
E2.白波トップウォーター
E3.ナイトフィッシングイズグッド
E4.フレンドリー(新曲)
アダプトonlineを見た方は分かると思いますが、セトリが一緒でもオンラインと生だと「ここまで違うか!」という思いと感動が同時に溢れてきて、ライブが終わって会場を後にしても(あれは、全て夢だったのか...?)と言う思いに駆られました。
これから発売されるアルバム『アダプト』、そしてそれらを"応用"させた『アプライ』がとても楽しみとして、これからの生き甲斐となりました。
今回のツアーを通して、よりサカナクションの音楽性を肌で感じることができました。
やっぱり音楽に救われるって、いいな!
これからもこんな感じで、緩く投稿できたらと思います。
何卒、よろしくお願いします。
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