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AZKiメジャー1st アルバム「Route If」の諸感想

どうも。月面着陸と名乗っております。
気ままにのほほんと絵を描いたり、その時々のマイブームを嗜んでる者です。

ビクター・エンタテインメントにて。
ホロライブ所属のVSinger AZKiちゃんのメジャー1stアルバム「Route if」がめでたくリリースされたのでアルバムの感想を書かせていただきました~。

初めての事で非常に拙い文章ですが、「今のAZKiを余す所なく詰め込んだアルバム」との事なので、自分に出来うる限り感じ取ってみよう!の精神で拝聴しましたっ!

1人の開拓者として今か今かと待っていた本アルバム。
テーマである「声の温度」に注目して歌詞ととメロディ、歌声に耳を傾けて聞いてみました。

以下各曲に触れる前に一言。
全曲聴けば聞くほどに良さに気付ける最高のアルバムです!!

それではよろしくお願いします。

Tr01 『Lazy』

最初イントロの1文節1声1秒で度肝を抜かれて好きになった1曲。
事前にクロスフェードで聞いていた印象とガラリと変わって真っ先に「そうきたか~!」と思わず声が。

夜の流れ星に、夜明けの朝、パン屋さんが開く7時…。
1日の始まりを感じさせる小さな発見の数々。
呼吸から感じ取れる様々な感情や情景。

「冬」の寒空の中だけ可視化された
感嘆や吐息で表現される「声の温度」。

詩的でどこか可愛らしい歌詞。韻をふんだラップ調の歌い方や歌声でどこか
胸が弾むような気分になれるようなそんな一曲に感じました。

このアルバムも含め、これからも歌い続けるあずきちの「長い長い旅」。
そのはじまりを思わせる1曲でもあるかも?という解釈をしました。

Tr02 『エントロピー』


めーーーーーーーちゃ好きな1曲です!!
晴れ晴れとした青空を思わせるメロディに、成長を感じさせるどこか頼もしい歌声が合わさって「これこれ!」って感じでした!
更にトドメと言わんばかりのラストの転調。最高です!

2024年8月3日に開催されるAZKi Major Debut LiVE『声色エントロピー』のライブ名にも記されてる「エントロピー」
一層強い思い入れや意味合いがある事を予感させます…!

歌詞の1つ1つや歌い方からも、「今のあずきち」だからこその想いが詰まっている1曲だと感じました。

ただ目の前の夢を懸命に追いかけた事。
喜びも悲しみも酸いも甘いも知って、それでも今日まで続けてきたあずきちだからこそ心の内に感じた「微熱」。

「もしも」悔やむことのない挑戦する事をしなかった平坦な道であったなら、気付くことさえなかったかもしれない。
α→β→γ…と5年以上の活動を通して、これまで歩んで来たからこそ芽生えたこの名前のない気持ちを何よりも愛おしく思う。
そんな風に感じました。

ここからは開拓者として日の浅い、更に個人的な私の感想ですが、

私が誰かを照らせるなら
誰かの救いになったら
奇跡の一つでも起こせるような気がするよ

100万人達成の時や5thフェスでの出来事を経て、その上でたくさんの開拓者からの感謝と気持ちを受け取って感じた事へのアンサーなのかな。
希望的な見方かもですが、そう感じました。

Tr03 『まいすとらてじー!』

トラックが進む度、毎曲毎曲「好き」が追加されていく不思議。

あ~すき!と言わざるを得ない1曲です!

普段の配信やコメントとのやりとりを思わせる日常感がふんだんに盛り込まれた歌詞から、
「待って待って!」や「ねぇねぇ!」と聞こえてきそうなぽわわんとした歌声がたまりません!!
有識者に意見を聞いてみたり、生配信ならではの想定外のアドリブやトラブルにアワアワしたり、日頃の配信での光景が目に浮かぶようです。

あずきちの好奇心旺盛さやお茶目さ全開で最高ーっ!
個人的には「つーぎぃ♪」の歌い方がかわいすぎて無事に。
普段の配信でのあずきちを知ってるほど好きになれる歌に感じました。

Tr04 『Operation Z』

Woh oh oh oh ohのリズム感とクラップが狂おしいほど好き。

あれもしたい!これもしたい!でも時間が足りないっ!
「やってみたい!」の情熱と気持ちが逸ってじっとしていられない!
ちょっとせっかちで「効率」を求めてしまう一面があずきちらしくて好き

鉄板の上で焼かれてるようで、あまりの忙しさに辟易しそうになる。
時間にも追われてヘロヘロになる時もあるけど、中途半端は許せない負けず嫌いな真面目さもあずきちらしさが出てて推せるポイントです。

活動や日々に対する熱意と忙しさに目がくらくらりしている様子が感じれました。
ややオーバーヒート気味な「熱」ですが、これも「温度」の1つなのかな?と感じました。

Tr05 『Chaotic inner world』

全体的にAZKi BLaCKを思わせる疾走感ある曲調。
要所に挟まるエフェクト口上がカッコ良くて好き

あずきちのオリ曲は等身大の気持ちを歌った歌詞も多く、この曲もそんな本心を聞き手に語りかけているのもしれない。

私個人的には「Chaotic inner world」の名の通り、
自らの胸中で渦巻く様々な思いや葛藤と見つめ合って。求められている事と届けたい本心で揺れ動く心模様を歌っているように感じました。

分岐は無限でも 君と交差したい時の果て
期待値が高過ぎたって そこに追いついて
鋭利な感謝を差し出す夢はどう?

「交差したい時の果て」は、「君」に求められている事とあずきちのしたい事の合致点を見つけ出す事。
無限にある分岐の中。交わる正解の道はわからない。
「君」の求めてる事に応えたい。たとえ振り向かせる為の期待値が大きくても応えてみせる!
けれどその為に、本心にだって嘘はつけない。
嘘に勝って、「君」と一緒に歩む道だって見つけてみせる。

そんな決意とも取れる強い思いを感じました。

声なら届きそうって 声なら遠くへ届きそうって
信じてる? 信じて? 信じたくて
ずっと本心歌ってるって 君なら絶対受け取ってる

本心からずっと歌ってきた。声なら、歌なら「君」に届く。
「君」なら絶対に受け取ってくれてるって信じてる。

綺麗な世界で行きていたい そんなのずるいのかな

力強く歌い続けてきた中、ふとこぼれた弱音と不安。
わがままかもしれないけど、それでも本心のままに歌い抜けた
そんな感情をありのままに歌った曲と解釈しました。

Tr06『明けない夜があったなら』

我、ラスサビの転調だいすき侍。ラスサビの転調だいすき
あずきちの感情を揺さぶる歌声はもちろん、この曲を形作っている音の全てが「どストライク」でございます。

アルバムのタイトル先行発表の段階で気になりまくっていた曲の1つ。
アコースティックver.も含めて最&高。

まばゆいまで星空を眺めて。
そんな風にはなれないと。違う生き物だと思い知る。
ままならない今日に、溶けて消えてしまいたくなる。
夜はそんな事ばかり考える。

人間関係であったり、上手くいかない現実に疲れ切ってしまった夜。
そんな中でも星達は煌めいている。まるっきり違う存在だと知って凹んでしまう。

明けない夜があったって
私は
煌めく星になれなくて良い
煌めく星になれなくて良い

上手くいかないそんな時でも。分からないだらけでも。
煌めく星のようになれなくたって良い。

「今夜」を素敵に生きる為の歌。昨日も明日も今は考えなくても良い。
明日を迎えたくない夜があっても良いと、寄り添ってくれている。
綺麗じゃなくても、前を向いていこうと思えるそんな気持ちにさせてくれる歌に感じました。

Tr07『エトランゼ』

お互いを思いやっている事を表現しているような穏やかな曲調に、やさしい歌声と合わさってる気がして好きです。

「星」が「君(開拓者)」の事を示していると見ると、
あずきちと開拓者の関係性を思わせる歌に聞こえてきます。
近くて遠い存在。けれども確かな「つながり」があると感じさせるあたたかな歌。

誰よりも近くて遠い「君」に向けた歌。
手を差し伸べたい。会いたい気持ちに思いを馳せて
窓の向こうの星たちを見つめる。

本当の意味では、何も知らない存在。
けれどそばに居てくれた画面の向こうの「君」を思ってくれる。
労ってくれる。見守ってくれる。がんばってる「君」に寄り添ってくれる。

4年7ヶ月の時を経て、
久しぶりの現地ワンマンライブ公演で会える「開拓者」に向けて伝えたい。
そんな素敵な思いがこの曲に込められていると感じました。

Tr08『午後8時のコーラスソング』

la-li-lat-tas-sta-li-la
fal-li-lat-tas-stel-lo-li-hee

フルを流して曲名をそのまま体現したような入りに思わず声が出ました。
いや~~!すき!!

夜は色んな事を考えてしまうけれど、たくさんの輝きに包まれてそれさえ忘れられた。
見えない暗闇も見方を変えれば宇宙の中みたいで、怖くなくなっていた。

話したい事も伝えたい言葉もあったはずだけど、ただこの瞬間だけは一緒に歌い合いたい。
あずきちの「開拓者」の皆に会える事への嬉しさも感じる
やさしさで満たされた夜の歌。そんな風に感じました。

そしてこれは、もしやライブであずきちといっしょに歌える曲なのでは…!
ぜひとも現地であずきちと開拓者で一体となった光景を見てみたくなります。感極まって泣いてる自信しかありません。

Tr09『夜の輪郭』

アルバムの先行タイトル発表の際に最も目をひかれた1曲。
そしてフルで聴いてより一層好きになった曲の1つです。
初見時、ただただその歌声に圧倒されて魅せられました。

歌詞から伝わってくる消えいってしまいそうな感情を繊細に歌に乗せて、
息継ぎ1つ1つ、声色1つ1つに引き込まれて感情を揺さぶられる。
胸を締め付けられるような感傷を、聞き手の心にここまで響かせられるあずきちの表現力と歌声で、「声の温度」を最も実感した1曲です。

誰にも言えない弱音も葛藤もあって、押しつぶされてしまいそうな心根を歌った歌なのかなと感じました。

こぼしてしまいそうな心の内をそれでも飲み込んで、笑顔と嘘で包み隠して。
雁字搦めに重くのしかかる、拭いさっても拭い切れない感情。
tr06以上に、暗く星さえも見えない沈んだ夜を歌った曲なのかなと感じました。

Tr10『map in the cup』

心安らげるおしゃれな曲調と癒やしの歌声。
日常の何気ない小さな発見や幸せといった「特別」を小さなカップの中に映して、どこまでも広がっていく夢(地図)を描いていく。
そんな安らぎと広がりの2つを感じられて好きです。

穏やかな曲調にあずきちの優しく包み込んでくれるような歌声が合わさって、じんわりとしたあったかい気持ちになれる。
休日の何気ない時間に、カップ1つの飲み物と一緒に聞いていたくなるそんな歌に感じました。

個人的にtr06〜10は特に夜を歌っていると感じたので、午後を、明日を迎えにいくこの曲に関連付けて聴いてみました。

色んな夜があった。
明けない夜を過ごす日もあって、
そばに居るのに会えない遠い存在へ思いを馳せる夜もあって、
暗闇さえ怖くない、優しい光の中で歌いあえる夜も確かにあって。
嘘に笑い疲れて眠ることも出来ない夜もあった。

「map in the cup」はそんな揺れ動く心模様の中のひと時の小休止。

おやすみの前にホットワイン。
カップの中に地図を広げて、夢を見よう。
また明日を迎えるための歌。
そんな風に感じました。

Tr11 『いのち 2024ver.』

今、君が笑えたこと それだけで意味があること
君が忘れちゃっても私は死なないから

これまで歌われてきた「いのち」から変わった歌詞を思うと、
新しい「いのち」では、あずきちの活動にかける思いの大きさは変わらないけれど、共依存からそれぞれ少しだけ自立したようにも感じます。

「君」が笑えているのなら、歌い続けることにも確かに意味があると。
少しだけ前向きな意味になったように感じました。


『Route If』で今のあずきちの歌に触れて、思いを知ったからこそ。
これからのあずきちの活躍を益々応援したくなりました。
あずきちが推しで、あずきちが大好きで良かったと改めて感じて嬉しく思います。

あずきちのこれから先の道には、どんな景色が広がっているのか。
1開拓者として、これからもそばで見届けていきたいと思います。

非常に拙く、見解違いな解釈もある文章だったかもしれませんが、
最後まで読んでいただきありがとうございます。



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