
夫と買い物、日暮里繊維街へ。
#20230613-135
2023年6月13日(火)
本日、むーくん(夫)は休日。
ノコ(娘小4)を学校へ送り出したら、一緒に出掛けることになっている。
行き先は、日暮里繊維街。
ノコが委託される前、むーくんが誕生日プレゼントにミシンを贈ってくれた。家庭向けでありながら、なかなか高機能のミシンを手に入れた私はソーイングにはまった。母は洋裁、和裁を学んだ経験があるが、私は見よう見まね、独学だ。ソーイングの本を見ながら試行錯誤して作る。
我が家の収納のなかで、居間のクローゼットが一番使い勝手がよい場所にある。だが、どうにも不便で悩んでいた。どうしたらよいかわからない。扉が左右に開く折れ戸タイプで奥行きもある。
ここに入れたいものは色々あるのに、どう収納したらいいかわからない。
収納用品を買う前に、まずは物を減らせと整理整頓本にはお決まり文句のようにあるが、それもままならず。
クローゼットを眺めては、唸っていた。
もったいない。
収納した物を少ないアクション数で出し入れしたい。
クローゼットのなかに引き出しタイプの収納用品を置いた場合、クローゼットの扉を開ける→収納用品の引き出しを開ける→物を取り出す、と3回手を動かす。
これを減らしたい。
いっそ折り戸を外してしまおうか。
でも、クローゼットの中が丸見えだと落ち着かない。そこへしまう物や収納用具の色を統一することも難しい。
それで目隠しに布を垂らすことを考えた。床まで届くのれんのようなものだ。
出し入れを頻繁にするときはめくって、洗濯ばさみで留めておけばいい。
来客時やあまり出し入れしないときは布を垂らしておけばいい。
日暮里繊維街は久し振りだ。進めば、どんどん以前足を運んでいた店が目に飛び込んでくる。
あそこはしっかりした洋服用の生地が多い。ここはカット済みの布が安く並んでいる。輸入レースやボタンの店はそこの角を曲がったところ。
キョロキョロしながら歩く。
ノコの下校時刻には家にいたい。その前に、スーパーで買い出しもしたい。滞在時間は短い。
繊維街にいる数少ない男性客はどことなく個性的だ。布を手に真剣に悩んでいる。年若い子は服飾系の学生さんだろうか。社会人っぽい人はアパレル関係か。
そんななかで、むーくんは結構異色だ。
自分では作らないけれど、私の付き添いで何度も繊維街に訪れている。
買った布にミシン糸の色見本を合わせてどれがいいか探すし、「さっきいいと思ったあの布のお店ってどこだっけ?」といえば連れていってくれる。金額や布のメーター数の計算もお得意だ。
はじめは布の種類の多さや値段の幅広さに目を白黒させていたけれど、今や動じる様子はない。
私が布を広げて、居間のクローゼットを想像していると、自分も候補の布を持ってくる。
私の好みも把握していて、「はっちゃんはこれが好きだろ」という。
一緒に行くかいのある頼れるパートナーだ。
布は3面にしようかと思っていたが、あまりお金もかけたくないため2面に変更。
とにかく一度作ってみないことには、その使い勝手がわからない。
クローゼットの扉の面積が広いので、暗い色だと狭く見えそうだ。居間の白い壁紙に似た色合いで、ある程度厚地の布。無地もいいが、柄物にも魅かれる。
購入した布は、アイボリー地の綿と麻の混紡で、グレーの線で植物が描かれている。
完成するまでいい切れないが、多分、きっと…いい買い物ができたと思う。
軽い足取りでむーくんと日暮里駅へ向かう。
いつ水通しと地直しをしようか。
今週の予定と天気予報を思い返しながら、あぁ、ワクワクが止まらない。
いいなと思ったら応援しよう!
