RK61内部のOUTEMUスイッチを、Gateron クリア軸(35g、リニア)に交換改造した。ついで我流タイピング矯正の為に、キーキャップの一部を交換。
中華メカニカルキーボード、RK61を購入し前回レビューしました。予々満足していました。しかし私のメカニカルキーボードへの欲求はHHKBやリアルフォースのような、ハイエンドモデルへの憧れと、自分で修理できるインフラとしてのキーボードでした。
そこで、この度、計画を決行に移しました。
まず最初に留意すべきは半田コテです。最初、30w程度のものでやってましたが、時間がかかりすぎたので、2000円の、130wへのブート可能な半田コテを購入しました。こちらの方が圧倒的におすすめです。
私的には吸い取り線よりも、吸い取りポンプを使う方が安定して、回収できます。
キーキャップを外します。復元用に写真を撮っておおきましょう。
ここから保障対象外になります。4つのネジを外し内部の基盤にアクセスします。
小さなバッテリーが付いているのでコネクタを外します。もちろん無線スイッチもOFF。
白い樹脂が、キースイッチの裏側。樹脂から下の2つのハンダが接点なのでここを溶かします。上の2点はLEDの端子です。
沸騰してから、はんだ吸い取りポンプで吸いとる。
元のスイッチを引き抜くというよりも千切る。
RK61は、キースイッチでなく、基盤にLEDが仕込まれているので、スイッチ側のLEDマークの部分をペンチで千切る。(私のスイッチはこれでできました)
嵌め込む、ハンダつける
61回繰り返す。
(分解前に静音リングをかましています)
完成。キーキャップは、左手入力を体で覚える為に変更。
書き味はかなり、ハイエンドモデルに接近してきました。まだまだ、戻りの音が気になりますが。RK61でも自分好みの打鍵感を獲得することは可能であるという一つの指針になればと思います。
現状、Gateronのクリア軸以上に実用可能なレベルで静音かつ、軽いキータッチのものを私は知らないので、物理的にこれ以上の改造は不可能です。
Bluetooth搭載格安基盤として考えたらRK61は見事に私の欲求に応えてくれたと思います。
周囲にキーボードに凝ってる人はいませんので、今度、こいつと日本橋のHHKBの展示品を比べて、一人でニヤニヤしに行こうと思います。
今後は、キートップのデザイン変更でニヤニヤしています。
RK61のファームウェアもいじってみたい
Bluetoothレシーバーとバッテリーを回収して、Bluetooth40%キーボードなんかも作れたらなぁとか妄想しています。まあファーム書き換えの知識が必要ですが。