モルカー8話を見て、モルカー世界の私の仮説が確信に変わった
前回でモルカーは時の天皇政権によって日本社会に浸透したという仮説を提唱しました。
本題に入る前に、この度モルカーが通れるダクトが存在している事が明らかになりました。3話ではレストランの通路幅がモルカーが通れるほどある事が既に示していたように、モルカーが建物の清掃を行っていると考えて良さそうですね。
さて、この度の誘拐犯であるが、多くの視聴者が「サメ」の図案化説を提唱しているが、頭上に背鰭というのはにても似つかない
さながら赤い狼の図案化である。
赤い狼……
何を隠そう、この組織こそが、かつて世界を恐怖のドン底に落とした日本人絶滅を提唱した最強最悪のテロリスト東アジア反日武装戦線「狼」である。
(厳密にはアカ=共産主義ではなく無政府共産主義)
モルカー世界は、食料問題、天変地異、ゾンビ出現に対して政党政治の衆愚化で対抗できなくなった日本政府は天皇政権の下、モルカー改革を官民一体で推進し、生き残った人類は、モルカーと豊かさを享受していた。
それを許さない思想が萌芽した「モルカーの歴史は日帝人の侵略の歴史、それを享受するモルカーは既に日帝人」
そして、この組織が反日武装戦線であれば、第2話の銀行強盗とシロモの謎が一挙に解明する
それはつまり犯人が計画していたのは銀行強盗だけでなく、銀行強盗後にモルカーを現地調達する所までが計画だったのだ。
初めからモルカーを用いた銀行強盗は、初めからモルカーを使っている段階で、日帝人の成果物を享受している。自分自身が日帝人になっては日帝人絶滅にならない。
日帝人の金を奪い、日帝人(シロモ)から、本来のモルカーに矯正する革命的モルカージャックという意味合いだったのだ。
ゾンビに対して物怖じしなかったシロモが怯えていた事と、飼い主がシロモの身に何があったか伝えられなかった事の謎解明する
反日武装戦線によるモルカーへの矯正=リンチは凄惨を極めていた。シロモが怯えていたのは強盗や拳銃よりも、反日武装戦線よるリンチだったのだ。
そして警察は飼い主への風評被害を考慮して、何も告げずにシロモを飼い主の返した。
しかし、残念ながら日本の都道府県警察は、現実でも自自体警察ではなく、事実上の国家警察と指摘を受ける事がある。モルカー世界の日本警察は地方の衰退によって、明確な国家警察となった可能性が極めて高い。
一話のオーバーキル的な逮捕はギャグ的演出ではなく公共の秩序を乱した物に向けられる国家警察の質量だったのだ。
シロモはテロリストの脅威から逃れたのにも関わらず国家警察に反日戦線メンバーであると誤解される事を恐れている。
この国家警察の存在こそが、今回初登場した「自警団モルカー」の出現に至ったと推測する。
「自警団モルカー」は、国家警察ではなく、モルカーの自治体警察と考えるべきで、今回のように反日戦線らとの結託の疑いをかけらたモルカーを独自に救出する目的もあるのだろう。
さて、この節に強い拒否感覚える人もいるだろう
白いマークと
現金を妄想する強盗たちだ
白い狼と、モルカーを見て現金を連想する強盗団。
否定どころか、これらの要素はモルカー世界に反日戦線が復活した事をより強い補完する重要な証拠となっている。
2話を思い出した欲しい。モルパートではシグザウエルp226か、実写パートではコルト1911と思われる銃が存在している。
これはつまり、統一ドイツとアメリカの西側(白色)の反日勢力と結託したのだ
ここに東の無政府共産主義と西の無政府資本主義のテロリストによる、日本人絶滅が再度提唱され国際反日武装ユニオンとでも呼ぶべき最悪を超えたナニカが生成された。
マルクスは資本論にて、共産主義に至るには、君主政治から資本主義への脱皮が必要と解いていた。
その裏でソ連は君主制から共産主義への転換、
日本は立憲君主制を維持したまま某政党による計画経済を主体とした日本型社会主義を形成した。
これら失敗から、テロリストたちは、日帝人の矯正には、マルクスの主張通り、資本主義の定着による君主制の衰退と成功体験を覚えさせる事が必要だと考えた。
日帝人を絶滅させた後に、真の日本人による正しい共産主義政府の樹立と最終的な無政府状態を目指していると推測される。
すなわち日帝人(モルカー)を矯正し、モルカーに戻す事、そして自分たちの資本の充実を無双するが≒なのは矛盾でなんでもないのである。
しかだって、天皇政権の目下の敵は復活した反日戦線ら無政府主義テロリストとゾンビ。
モルカーにとって目下の敵は自分たちを取り締まる国家警察と自分たちのアイデンティティーを破壊する無政府主義者。
ゾンビの目下の敵は政権側とモルカー。
モルカー世界はこれらの鼎立抗争の上に、ぬくぬくと愚かな人類の営みが成されているディストピア世界だったのだ。
モルカー、かわいさ裏にあるのは、「人々が凄惨な歴史や対立を忘れる」事への警鐘なのかもしれない……
※この記事はフィクションです。不謹慎より最悪は忘却なのだ