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街灯がかわいい!恵比寿のビール坂
坂を見つけたら駆け上がりたくなる偏愛の持ち主、外山田です。坂のnoteをいくつか書いてきていますが
すっかり梅雨が明けてしまい(6月なのに!)、ビールが極上に旨く感じる季節に呼応するような小ネタを3回連続でお届けしようと思います。今日は東京・恵比寿のビール坂です。
スペックと由来
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所在地:恵比寿通りと新橋通りをつなぐ坂道。渋谷区恵比寿4丁目の交差点から恵比寿1丁目まで南に向かって上る。登り切った先は日仏会館・フランス 国立日本研究所(創設者は渋沢栄一)。長さ:460m、平均斜度2.2度、高低差18m
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Google Mapにも「ビール坂」の文字が…
JR恵比寿駅東口から恵比寿通りを東に徒歩4分ほどいくと、ビール坂の起点となる恵比寿四丁目交差点に着きます。平均斜度2.2度というだけあって、緩やかすぎるくらい緩やかな坂なんですが、そもそも「恵比寿」という地名は日本麦酒醸造(現サッポロビール)が恵比寿ビールを作っていたことから名付けられた名称ですが、そのビールを運ぶ際に使っていた坂だったので「ビール坂」として親しまれていたようです。
かわいい街灯
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ビール坂周辺には隠れ家的なお店もあり、多くの飲食店がありますが、さすがですね。商店会の名前もそのまま「ビール坂商店会」でした。その商店会が主催する「ビール坂祭り」という"奇祭"があるそうで、周辺の名店たちが出店するクオリティの高い屋台が人気だとか。でも、残念ながらこの2年はコロナ禍により中止。今年の秋には開催されたら行ってみたいです。
そんなビール坂を歩いていて気がついたのは街灯です。日本初の街灯は、明治5年(1872) 横浜・馬車道に設置されたガス灯ですが、ビール坂の街灯はもちろんビールジョッキ!その数は60個を超えるそうです。LEDを使った省エネ灯として、地域一帯に設置されています。行くなら夜です!
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富士山が見えるから富士見坂、馬を連れて通ったから馬坂、胸を突くほどの急坂だから胸突坂。坂の名称には必ず由来があり、地形や歴史、地域の物語などが関わっている場合が多いです。「ビール坂」という名称はかなりユニークではありますけど、覚えやすく、愛されやすい坂ですよね。
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地ビールからクラフトビールへと変貌を遂げている各地のビールですが、あなたの街に「ビール坂」と呼ばれる坂はありますか? ぜひ、教えてください。次回は横浜市にあるビール坂をご紹介します。
文責:副偏集長 外山田洋
フリーの編集者 兼 ライター/デザイン制作会社のプロデューサー/ラジオパーソナリティ・MC などと、落ち着きのない仕事感をごちゃっとカバンに詰めて、雨のちハレの精神で生きる人です。趣味はトレイルランニングと農業。土木は門外漢。