【開催報告】土木偉人フォトウォーク in 横浜②
報告会
写真にタイトルをつけてもらうことで、撮影者の撮影時の思いが見る人に伝わり、見る人が撮影者の思いに寄り添うことができるので、あえてタイトルをつけてもらっています。
講評会は一緒に歩いた時間を共有し合える大切な時間にもなります。参加者の皆様には、フォトウォークで撮影したお気に入りの写真をそれぞれ3枚選び、タイトルをつけて、選んだ理由を発表してもらいました。
土木技術者からの視点、人に着目した写真、形に着目した写真など、十者十様の写真が披露されました。一つ一つの写真に対して、エリナさんや他の参加者からの感想を共有しました。一人で写真撮影やお散歩をしていては出会えない気づきを得ることができる時間になりました。
以下、参加者10名の作品と山崎エリナさんのコメントをご紹介します。
春一番の翌日
*エリナさんコメント*
逆光をうまくシルエットにして、光に吸い込まれるような写真。光と影を感じる素敵な作品でした。
今日は鼻毛の処理がいい/横浜公園の木漏れ日/ぷりけつ
*エリナさんコメント*
写真は撮るところまでなく、その人がどう感じたかが大切です。個性溢れるタイトルの言葉のチョイスもよいと思います。
ザ・シメントリー/哀愁の伊勢崎モール/ドラマチックな雲
*エリナさんコメント*
この作品は、反転させても面白いです。哀愁の伊勢崎モールは、日が落ちていく商店街にかすかに人の気配を感じる絶妙なニュアンスがよいと思います。
楽しい横浜フォトウオーク
*エリナさんコメント*
みんなが楽しそうな写真が際立ち、ローアングルなどその都度よいアングルを狙っていますね。ラインもとてもきれいに意識されてました。
ブラントンと痕跡
*エリナさんコメント*
広角レンズを使っての構造物の美しさ、雄大さが撮られていてよいと思いました。タイトルは、1枚目のブラントンの写真を軸に「ブラントンのまなざし」でもよいと思います。
まる・さんかく・しかく
*エリナさんコメント*
写真のなかに、「まる・さんかく・しかく」を探す発想が面白いと思いました。何気ない風景も視点を変えると見えないものが見えてくるよい作品でした。
死者との対話とドック
*エリナさんコメント*
今はいない方に思いを馳せて撮られており、触った時の温度を感じられる作品でした。日本丸の写真もドラマチックでよいと思います。
横浜で見つけた不思議なもの
*エリナさんコメント*
不思議と写真の中に映る横浜にいる人々の存在感が浮き上がってくるよい作品でした。パノラマで撮影しても面白いと思いました。
横浜で見つけた可愛いもの(らせん/うふふ/にょき)
*エリナさんコメント*
おとぎ話の世界に誘われたような写真でした。広いまちの中に、不思議な世界を切り取られるのはすごいと思いました。
多色刷りの横浜ウォーク
*エリナさんコメント*
写真の上下のバランスと写真の下の部分の余白の使い方がとても上手です。丁寧な写真の見方もよいと思いました。
土木偉人フォトウォークのこれから
土木偉人フォトウォーク in横浜では、10名の参加者にご参加いただきました。土木偉人フォトウォークを通じて、市民の皆様が、暮らし・日常と土木偉人の密接なつながりに気づくきっかけとなれば嬉しいです。また、土木技術者が参加することで、土木の仕事を回顧するいい機会となるのではといった感想もありました。
土木偉人「◯◯さん」にフォーカスしてほしい、この地域の土木をもっと知りたいなどのご意見もお待ちしています。
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