最初で最後!?阿蘇立野ダムの試験湛水事業に行ってみた!
土木学会WEB情報誌from DOBOKU の三役
マツさん(偏集長),おがしんさん(副偏),田中尚人(副偏)
の3人で,2024年1月31日,サーチャージまであと5m
という阿蘇立野ダムの試験湛水事業に行ってきました!
まずは,とにかく,動画を御覧ください!
まー,マツさんのしゃべること,しゃべること!
2023年入省で,アテンドして下さった立野ダム工事事務所
の原歩夢さんも,たじたじでした(笑)
皆さん,試験湛水の「湛水」は何の読むか,お分かりでしょうか?
正解は動画で連呼されていますが,平時は水を貯めない「流水型ダム」
では,150年に一度の大雨が降らないと,水を貯めないことになっています.
建設中の立野ダムの風景は,こんな感じ.
つまり,阿蘇立野ダムに水を貯めるのは,この150年に一度の大雨が
降った時に貯める水に「堪えられるのか」チェックしてみたのが,
今回の試験湛水でした.
2024年1月15日から始まった今回の試験湛水事業,満水は2月2日
と聞いています.2月3日(土),4日(日)には,日本全国から
たくさんの人々が訪れ,インフラ―ツアーとして大成功を収めました.
ダムも含め,土木構造物は作って終わりではありません.
使われ始め,無事に役目を終わる「供用期間」を全うするまで,
地域の安心・安全のために機能を発揮し続けなくてはならないのです.
阿蘇立野ダムの立地する,阿蘇の玄関口「立野」は,様々な特徴を
持っていますが,覚えておいて欲しいのは,白川の変わった流域の形状です.
詳しくは,国土交通省九州地方整備局熊本河川国道事務所の
ホームページより白川の概要を見てみましょう!
立野ダムの建設に関しては,様々な努力が
例えば,景観デザインに関しては,こちらの資料を御覧ください.
また建設中には,立野ダムの建設現場を夜間撮影する写真撮影会も開催されました.
皆さん,お気づきかと思いますが,建設中は「立野ダム」と呼ばれていた
この現場は,完成とともに「阿蘇立野ダム」と「阿蘇」を冠することになりました.
これからも,熊本の阿蘇,世界の阿蘇の象徴として,流域の皆さんの
安全と安心を担う阿蘇立野ダムであって欲しいと思います.