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名古屋VS磐田

破竹の三連勝!

優勝可能性も降格の心配もなくなった途端に、
破竹の3連勝!
プレッシャーがなくなった結果、
選手たちが生き生きと躍動していますね。

無失点試合とGK

4失点のFC東京戦で悪いものを出し切ったのか、
3連勝は全て無失点による勝利。
「ありがとう!ランゲラック!」ではないけど、
ランゲラックを見送るには最高の時間が流れています。
このまま閉幕まで失点0を続けてもらえれば、
必然的に負け試合がなくなるということで。

守備の固いチーム = 守護神ランゲラック
というわけではありませんが、
ランゲラックという絶対的な守護神がいるから可能になった
粘り強い守備。
最後の最後はランゲラックがいるからという信頼の下で、
それぞれのDFたちは自分の仕事を全うするという、
名古屋の守備。
この功績はどのように語られ、どのように引き継がれていくのか。
ランゲラックがグランパスに加入する前の絶対的守護神は
我らがレジェンド 楢崎正剛。
今はコーチとして、未来の守護神を育てている段階。
振り返れば、今節、森島に股下を抜かれるゴールを決められた
川島もグランパスに所属していました。
チームのアイデンティティーとは何ぞやという声もありますが、
グランパスのGKというのは一つのアイデンティティなんでしょうね。
伊藤さんやディド、楢崎からランゲラックに引き継がれたもの。
来期以降どうなるのかが楽しみなところです。
GKに対して、しっかりと評価しているというところも、
チームとして素晴らしいところなんじゃないかな。

関係ないですが、私は楢崎が現役だったころのGKコーチ。
マザロッピが非常に印象的です。
試合前の練習とかで、練習ではあるんですが、
ものすごいFKを決めてたり、
精度の非常に高いCKを決めていたりと。
当時、グランパスのFKと言えば、ピクシー一択!
だったわけですが、
ピクシーの次にキックが正確な人物は
マザロッピだったんじゃないかと思っています。

複数得点

そして、この3連勝。
いずれも複数得点で勝利しています。
全てのゴールが興味深いわけですが、
磐田戦の先制点は稲垣の頭でした。
前半は中盤を省略した磐田のサッカーに翻弄され、
前節、前々節に効果的だったハイプレスが機能せず、
ボールがなかなか奪いきれない展開に。
このままズルズルいってしまうのかと思っていたところで、
ハーフタイムに椎橋とパトリックを交代。
椎橋が前半にカードをもらい、次節出場停止ということもあったのか、
非常に切り替えの早い交代。
そしてそれが功を奏します。

今節も絶好調な永井からのクロスを
パトリックが決めるのかと見せかけてのスルー
そこに入れ替わるように顔を出した稲垣がドン!
完璧な崩しでしたね。
後半早々に入ったパトリック。
ロングボールをパトリックに当てて、そのこぼれ球を拾うという
ベーシックなやり方なんですが、
それが見事にハマっていました。
ゴールにつながった動きもそうなんですが、
その手前の段階で、ランゲラックのクリアボールを
パトリックが競り勝ち、拾ったボールから裏のスペースへボールを供給。
クリアしきれなかったボールをパトリックがまたしても競り、
そのこぼれ球を拾ってサイドに展開。
前線で永井が受けてのクロスというチーム全体が意思統一された攻撃。
今まではなかなかパトリックが競っても、
そのこぼれ球を拾いきることが出来ていなかったんですが、
磐田が中盤を省略するがために、
中央のスペースが比較的緩く、
セカンドボールを拾いやすい状況が生まれていました。

そして2点目もランゲラックから始まります。
ランゲラックのロングキックからパトリックが競り、
拾った菊地が技ありのスルーパス
最前線で受けた森島が冷静にまた抜きシュートで得点。
森島のまた抜きシュートもそうなんですが、
その前の菊地のパス。
リプレイを見ても理解不能なんですが、
どうやって出した?って感じで。
どうやら、ここでもまた抜きのパスだったようですが、
もう、ここまでくると愕然としてしまいますよね。
選手全員が覚醒しつつある状況。
これで優勝戦線に残ってさえいれば、
なんとも頼もしい状況なんですが。
残されたタイトルのルヴァンをなんとしても獲得したいところです。

福岡戦

さぁさぁ。今夜に迫った福岡戦。
以前までは非常に相性が良い印象でしたが、
ここ最近はあまり相性が良いとは思えず。
しかし、調子をしっかりとあげているグランパス。
6月30日以降勝ち試合のない福岡。
普通に考えればグランパスが連勝を続けると予測しますが、
結果はいかに。
椎橋の代わりをどうするのか。
磐田戦の後半同様に内田をボランチ起用するのか。
それとも森島を一列下げるのか。
いずれにせよ、ここ数試合の好調を支えている和泉は
2列目で使いたいところ。
とはいえ、右のWBで高さ、強さ、でチームを引っ張る野上を
CBで使うとなると、右WBを中山でいくのか、和泉でいくのか。
山岸が復帰してきたということで、
山岸を2列目で使うことはできるが、どう共存させていくのか。
福岡の脅威はザヘディ。
ここ数試合は後半からの出場となっています。
ザヘディが入ってくれば、多少難しいボールだったとしても、
ボンボン放り込んでくることになるでしょう。
しっかりとはじき返してからのカウンターを切れていきたいところ。
そしてなにより、グランパスが警戒すべきはウェリントン。
いつもなんだかんだで決められちゃってますからね。
ウェリントンを抑えるというところがポイントになるかと思います。

アウェーゲームとなりますが、勝ち点3を勝ち取っていきましょう!


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