【徒然ボカロ一人語り】第16週目
※【前書き】これは私が学生の頃から今までの間に個人的に感銘を受けてきたボカロ楽曲の数々を今更ながらに振り返り、紹介してみようというブログのようなコーナーです。予めご了承ください。
こんにちは、Sai.と申します。本年も残るところあと5日!ということでこちらが2020年最後の更新となりますが、いつも通り徒然とレビューしていきますので、お付き合いいただけますと幸いです。
『恋愛裁判』
40mP feat. 初音ミク
2014年初出、40mPさん7作目の100万再生達成曲です。私もWikiで調べて今初めて知ったのですがこの曲のオケは殆どが実機を用いたものとのことで、確かにこの音のハリと通りの良さは打ち込みでは表現できないクオリティなのかもしれないですね…
ピアノ、ベース、ギターが随所で光りながらも明るい曲想を演出し、それにマラカスなどのパーカッションがアクセントで味付けをしているという、非常に隙のない楽器構成となっております。
また『恋愛裁判』においてはオケのクオリティの高さだけでなく、歌詞の言葉選びにも秀逸なセンスを感じます。Aメロでは冒頭が全て「Oh!」で始まる英語の感嘆符となっているのですが、2小節目の頭には同じ母音の「もう」や「そう」を配置することで、聴感的にも気持ちよく且つ耳に残りやすい歌詞となっています。加えてサビの「恋愛裁判」という歌詞もメロディとの親和性が抜群(C#れん G#あい F#さい Bばん)で、一度聞いただけで鼻歌が歌えてしまうくらいの強力なキャッチーさを持っています。
上述してきた通り、オケと歌詞のクオリティの高さ、そしてPVの完成度も含めて、この曲もまた40mPの代名詞とも言うべき、名作の一つだと思います。ボカロに詳しい人・全く知らない人の双方にオススメできる一曲です。
さて、冒頭でも申し上げましたとおり、本レビューを持ちまして本年度の更新は最後となります。稚拙な私のレビューを読んでくださった方々、そして「いいね」評価をしてくださった皆様、本当にありがとうございました。私のレビューがボーカロイドを知るきっかけ、ひいてはボカロ文化を好きになるきっかけとなっていましたら、それ以上に嬉しいことはありません。
来年からも隔週目安で更新を続けて参りますので、引き続きよろしくお願い致します。m(-_-)m
末筆ながら、年末のご挨拶として。