【徒然ボカロ一人語り】第15週目
※【前書き】これは私が学生の頃から今までの間に個人的に感銘を受けてきたボカロ楽曲の数々を今更ながらに振り返り、紹介してみようというブログのようなコーナーです。予めご了承ください。
こんにちは。Sai.です。いよいよ今年も残すところあと僅かとなりましたが、今週も徒然とオススメの40mPさん楽曲をレビューして参ります。
『雨とアスファルト』
40mP feat. 初音ミク
この曲は個人的に、40mPさん作品の中でもTOP3に入るお気に入りの曲で、かつ私が知っている範囲の同氏の楽曲中では異色の存在感を放つ一曲となっております。
第11週からレビューをしてきた作品はいずれもポジティブなメッセージ・明るい曲調のものばかりでしたが、『雨とアスファルト』は全体を通してシリアスな雰囲気の曲展開となっており、歌詞からも言うなれば「行き場のない悲しさ」のような負のメッセージが感じられる気がします。
作中「現実」を「げんそう」と歌っていることからも、目の前で起きた残酷で理不尽な出来事から逃避し救いを求める、そんな語り手のいかんともしがたい心情が伺えます。
また『雨とアスファルト』の曲展開において特徴的なのは、何といっても2番Bメロからの転調だと思います。1番と同様、サビに向かって徐々にボルテージが上がっていく尻上がりの展開から、突如として別メロディが違和感なく差し込まれる構成となっており、このポイントに初見で心を奪われる方も多いのではないでしょうか?かくいう私がまさにそうだったので、他に一人でも共感してくださる方がいれば嬉しい限りです。
さて、今週で40mPさんの作品紹介も6週連続となりましたが、一旦こちらは年内いっぱいまでとし、来年からはまた違ったボカロPに焦点を当ててレビューしていこうと思います。
また最後にご報告となりますが、来週の曲レビューはお休みとさせていただきます…(金土日に重要なイベントが控えておる故)。
予めご了承くださいませ。