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フローリックのエディブルフラワーについて

エディブル・フラワー: edible flower)は、植物の食材として用いること、また、食用に供せられる花のことである。食用花(しょくようか)[1][2]。狭義には味ではなく食卓の彩りを目的として使用されるものを指す。広義にはブロッコリーカリフラワーのように味や栄養を目的として野菜として食用にされるものや、ボリジタイムなど香りを楽しむハーブとしても利用されているものも含む。

https://ja.wikipedia.org/wiki/エディブル・フラワー

見た目が美味しい、そして食べることが出来る花「エディブルフラワー」
環境に寄り添う花屋フローリックの大きな一つの柱である、「エディブルフラワー」について今日は書きました


フローリックのエディブルフラワーはここが違う

一般的なエディブルフラワーは、スーパーの野菜売り場に花の部分のみをパック詰めした状態で販売しているのに対し、フローリックのエディブルフラワーは茎があり、花束のような姿をしています。
ファーマーであり、フローリストであるフローリックは
エディブルフラワーを単に料理の飾りつけだけには終わらせません。




フローリックのエディブルフラワーが出来ること


誕生日のシーンで渡す花束は、ギフトとして大切な人を喜ばせることが出来ます
ラッピングを外して花瓶に生けて、食卓を華やかに彩ることが出来ます

そして、そこから花びらをちぎって料理のお皿の盛り付けとして使ったり
ケーキやハーブティーのトッピングとしても可愛いです

お花を十分に楽しんだ後は、土に還すことも出来ます




フローリックのエディブルフィラワーに出来ないこと


花の生産から、収穫、制作、梱包、発送まで全て一人の手で行っているために
一度に沢山の注文に対応することが出来ません。

天候によっても収穫時期がずれたり、長い雨が続くと苗自体が腐って枯れてしまうことも…
決していつも安定した量を出荷出来るとは限らないのです

また、無農薬で栽培しているため、虫を取り除くために1日に何度も畑に様子を見に行ったり、夏の日照りが続くころには水を撒いたり。
台風が来るといえば、倒されないように支えの棒に結びつけたり、苦労は絶えません

でも、なんでそんなことまでしてエディブルフラワーを作っているのでしょうか。




環境にやさしい「新しい花屋のかたち」を作りたい


数多くの企業がそうであるように、例外なく花の業界でも大量生産、大量消費が行われているのが実情です
2020年初めに起きたパンデミックのなかで、花屋や植物の持つ美しさを伝える私たち花屋が、環境を壊してまでビジネスをすること自体悪なのではないか…
とまで考えるようになりました

自然に迷惑をかけないやり方で花の仕事をするにはどうすれば良いのだろう…

そこで、たどり着いた答えが、自分の手で花を育てることでした。

それだったら、暖房も焚かずに、輸送もせずに、過剰梱包されていない、新鮮な花が手に入る
せっかく自分で育てるなら、農薬は使わないで育てることにしました
無農薬で育ててみてたら、気付いたことがありました

「無農薬なら、食べられる!」



エディブルフラワーには以前より興味があり、生産者さんを度々訪れては話を聞いていました

ベコニアは、酸味があってシャリっとした食感か面白い
ダリアは、柑橘系の香りがして、レタスのような味

「毒性がなければ、食べられる/食べられない の垣根はない」
と教えてもらいました




花の業界で働き始めて20年ほど
いろんなやり方で、いろんな商品を扱って来ましたが
この「エディブルフラワーのブーケ」には
いつも心のどこかにあった、ずっと先送りにしてきた罪悪感が一切なく
自信を持って、人にも環境にも優しくアプローチする商品が出来ました

でも、まだまだ旅の途中。

梱包時にどうしても使わなきゃならないプラスチック素材を用いた方法などの
フィジカル面でも
環境問題の啓発に世界的に遅れをとっている意識のズレも
課題はまだたくさん残されています

でも、小さなことでも、一つでも良いからやれることをやる。
いつもこの言葉を心に、たとえ馬鹿げていると思われても
それをやるのが [ Frolic ] の意味だと思って、今日も泥に塗れながら
畑に出て行きます


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