よう実 2年生編4.5巻 試し読みを読んでの感想

どうもお久しぶりです、フロッグです。今回は、ついに来たよう実2年生編4.5巻試し読みを読んでの感想、考えたことを簡単にだがまとめようと思う。
※試し読みのネタバレを含みます! ご注意を!


Ⅰ.目次についての感想


まずは2年生編4.5巻の目次からみていこう。

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試し読みで読めた内容は「楽しい夏休みの開幕」「池と小宮と」と「束の間のバカンス、その始まり」の途中までだった。では、順番にみていこう。

Ⅱ.「楽しい夏休みの開幕」

 ここでは、夏のバカンスを楽しむうえでの、船内でのルールが説明されていた。簡単にまとめると「夜間10時以降は自室から出てはいけない」「生徒が立ち入れる階層が決まっている」とのこと。一応、このルールを破った場合は罰則が用意されており、破る生徒はいないだろうとの前置き。
 ただし、夜間の急な体調不良は例外的に外出を認められるため、完全にアウトではないということ。この辺を使い、密会が行われる可能性は排除できないだろう。刺客は罰則になる対象になるかも微妙なライン。

Ⅲ.「池と小宮と」

 この小見出しから本格的に船内の様子が描かれていくことになる。
情報としては船内の自室は4人用の客室であることや、船内でもプライベートポイントが必要になるという情報が書かれていた。

また、各クラスのポジションと、綾小路視点の総評も書かれており、なにより気になる書き方になっていたものが『堀北のクラス』と『』で書かれていたことだ。何かと大事な伏線になる『』。今回の露骨な書き方により、「綾小路のクラスではなく、堀北のクラスである」と強調された。今回の『』による強調は「綾小路のクラス移籍の伏線」か「堀北が正真正銘のリーダーとなったこと」を表すかのどちらかだろう。しかし、綾小路が一之瀬に対し気に掛ける描写が増えたことを考えると、「クラス移動」が現実味を帯びてきた感はある。
この辺は、おそらくこの4.5巻である程度見えてくると思うので、楽しみに待とうと思う。
 

そして今回の一番の目玉、一之瀬の告白への返事はバカンス3日目に回答することが書かれていた。目次の最後「心、触れ合うとき」という小見出しがあることや、意外と早い段階での回答であることから、個人的には「振る」のかなと感じた
 

また、ついに南雲が綾小路に対しての策を講じてきた模様。その策というものが、「綾小路を見かけた3年生が視線を向ける」というもの。綾小路も「証明するにしても、早すぎだろ」と愚痴るほど、南雲は綾小路にご執心な様子。

後は特筆すべきことはないが、石崎や七瀬がワンちゃん化してたこと(七瀬なんかご主人様を見つけた犬ばりに走ってきてた)、池と篠原が付き合ったこと、龍園が、小宮を突き落した犯人捜しを始めたことが書かれていた。

Ⅳ.「束の間のバカンス、その始まり」

 この小見出しの前半までしか試し読みは見れなかったが、それでも有益な情報がいくつかあった。
 プールで桐山と待ち合わせをしている際の鬼龍院との接触。ここでは、南雲の本気度がうかがえる会話となった。
 「綾小路に向けられる視線」。この戦略は思いのほか、綾小路がいやだと感じていることがわかり、綾小路自身「本質を見誤った」と発言している。また、鬼龍院との話の中で「綾小路の苦手な相手」が南雲なのでは、という話も上がった。これは、個VS個において後れを取ることのない綾小路だが、集団が相手という状況を好んでいないということ、また南雲自身が直接勝負してくるわけではなく、その周りが動いてくる点から「苦手な相手」ということなのだと感じた。実際綾小路も「南雲が直接乗り込んでくるほうが楽だ」と考えており、ある意味ではこれまで戦ってきたどの相手とも違うタイプの戦い方といえる。ここにきての「個VS集団」。今後の攻防が楽しみになった。

Ⅴ.最後に

最後に、目次と序盤の説明を見て思ったことがある。それが「軽井沢とのシーンは船内なのかどうか」。
今回の試し読みで「4人部屋の客室」とあった通り、部屋で二人きりという状況を作るのは難しいのではないだろうか。仮に二人きりに慣れたとしても、その状況が長時間となるとハイリスクだろう。また、一之瀬との件が中盤に解決することを踏まえ、この点から、目次最後の小見出し「心、触れ合うとき」は船内から降り、寮に戻った後なのかなと個人的に思ったり。


とりあえず試し読みの感想はこの辺で終わりにします。次は4.5巻考察になると思うのでまたよんでくださいね~。

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