【フロッグの考察部屋】綾小路の『真の目的』と今後の展開予想!
皆さんこんにちは、アニメが待ち遠しくて夜しか寝れないフロッグです。
今回の考察はタイトルにもある通り、「綾小路の目的は何なのか」について考えていこうと思います。
また、その目的を考慮して、これからよう実の物語がどう展開していくかざっくりと予想してみます。
では、考察行ってみましょう!
Part.1 現在判明している綾小路清隆の目的
まず最初は、現状言及されている綾小路の行動原理について。
最新巻の2-6巻終盤では、綾小路が今後どうしていくかという目的が語られました。
ということで、現状綾小路が語った「行動原理」を簡単にまとめてみます。
綾小路は都度都度、「何事もない平穏な日常」を望むような発言が多くみられます。特に1年生編では、平穏な日々を手に入れるために色々行動してフェードアウトを測っていましたね。
ですが、綾小路の『本心』が別のところにある事も、みなさんご存じの通りです。
原作の1-3巻と2-6巻、そしてアニメ1期ラストシーンでも語られているように、綾小路は「最終的に自分が勝っている」ことが大切だと考えています。そしてそのためならクラスメイトなどすべての人間を道具として捉えていることも示されています。
その一方、綾小路は「自分を倒してくれる存在」を欲していることも語られていますね。
綾小路を倒すことは、すなわちWRという施設の否定に繋がります。綾小路はこの「最後に勝っていること」と「自分が負けたいと思っていること」という2つの矛盾した考えを本心に隠しています。
そして、最後は前回の2-6巻で明らかになった綾小路の現状での目的である「各クラスごとの成長」。
恐らくは堀北学からのアドバイスの後から動き出したと考えられるので、2年生編からの綾小路の目的ですね。
最終的には『特色の違う4つのクラスを作り上げること』を目的としていると思われますが、その先にどのような想定をしているのかも考える余地がありそうです。
ですが私は、ここで示したようなことが果たして『綾小路の高育での目的』なのかと疑問に思いました。本当に彼は、入学当初は平穏を求めて入学してきたのでしょうか。
Part.2 綾小路の『真の目的』は何なのか?
私が何故本当の目的がまだ明かされていないと思ったのかですが、これにはいくつかの疑問があるからです。
まずはそれらを1つずつ考えてこうと思います。
Ⅰ.本当に彼は「WRの否定」をする為に生徒を育成しているのか?
上記でも挙げましたが、綾小路は自分が負けることがWRの否定になるという考えを持っています。
そして、これまで綾小路が生徒を育成してきた理由が「成長した生徒を自分と戦わせ、負かしてもらう」ことでWRを否定することだと考えられてきました。実際これは間違ってないと思います。
しかし本当にその為だけに、他の生徒を育成してきたのでしょうか?
まず、WRの否定が成功したとしても、それだけでは綾小路がWRに戻るという未来は変わらないと考えています。精々「WRの教育が全てではない」ことの証明にしかならないでしょう。
もちろん、綾小路自身は自分が負けたことによって「WRの敗北」という答えを得ることは出来ます。ですが、それが綾小路父にまで影響するかと言われると疑問です。綾小路父をどうにかしない限りは、いくら綾小路が答えを得ても『自由』は手に入らないのです。
綾小路は、WRを否定するためだけに生徒の成長を促したのでは無く、ほかの目的も持っているのではと感じます。
Ⅱ.『最後にオレが勝っていればいい』は何に対しての言葉?
この言葉は、よう実を見た人なら誰でも知っている言葉です。ですが、この「最後に勝っている」とは、一体何に対しての言葉なのでしょうか。
おそらく、綾小路の勝利は「Aクラスでの卒業」ではないと思います。
綾小路にとっての勝利条件は『自由を得ること』であると考えてます。
アニメや原作3巻での発言に『自由を得るために、自由を捨てる』という言葉もある様に、綾小路はWRの外に『自由』を求めていることが考えられます。
そして綾小路にとっての自由ですが、これは単純に『綾小路父の手から免れること』でいいと思います。
とはいってもこの条件を満たすことが非常に難しいんでしょうけどw
ともかく、綾小路はこの『自由』を手に入れる為に行動していると考えていいと思います。
Ⅲ.綾小路は本当に『事なかれ主義者』なのか?
Part.1でも挙げた通り、綾小路は様々な場面において『オレは事なかれ主義なんだ』と言う発言をよくしています。
ですが皆さんご存知の通り、綾小路はのらりくらりしながらも様々な試験などに手を貸しています。これを事なかれ主義者とは言えないでしょう。綾小路が自ら口にしている理由は、周りに事なかれ主義者だと誤解させる為です。
では、何故わざわざ自らを『事なかれ主義者』だと誤解させようと言う行動をしているのでしょうか。
この回答として、ほぼ全て1-2巻に伏線が張られています。
まずは関係ある発言を引用して書き出してみます。
上記の1️⃣は、アニメでも用いられているので印象に残っている人も多いでしょう。
ですが、実はこの茶柱の4つの問いは全て最新巻になっても答えが示されてないのです。
この1-2巻は、茶柱が綾小路を脅しクラス浮上に動き出す前の話です。
つまり、綾小路が動く理由は本来ない状態にもかかわらず、綾小路は須藤事件や中間テストに手を出した状態になるのです。
このことからも、綾小路は『事なかれ主義』ではないと断言できます。
これは私個人の感覚ですが、綾小路は意味のない行動は絶対にしない人間であると思います。
特に、作者が茶柱に上記の発言をさせていることからも、間違いなく何かしらの目的をもって「50点に揃える」「手助けをする」「力を使わない」「事なかれ主義」を演じてるはずです。
また、3️⃣の綾小路の発言で注目したいのが、平凡な日常を求めることを『そうでなければならない』と言っている点です。
つまり、綾小路は平穏な日々を求めることを「自らに課した制限」のような表現をしています。
更に、これに続く言葉には自らが欠陥品であり恐ろしい人間であると語っています。
ここで、綾小路の『欠陥品』の部分は何なのかをTwitterで聞いてみたところ、以下のような意見が出ました。(皆さんありがとうございました)
私は上記の中で、綾小路の欠点に最も当てはまるのは、②の『感情の欠落、これに伴う弊害』であると感じました。
具体的な欠点を説明すると、
『欠陥品』=『感情に左右されない判断をするが故に、合理的で効率的な選択しかできない点』
であると思います。
一見これは長所にも見えます。実際に綾小路の強さの一端はこの部分に支えられていることも事実です。
ですがこれは同時に、人道的な判断ができない可能性を孕んでいるとも言えます。合理性を取るがゆえに、クラスメイトを切ってしまうなどの行動に出るかもしれないということです。
そして3️⃣より、綾小路はこの欠点を自覚しているからこそ、『実力を表に出さない』で『事なかれ主義者』を演じることを決めたのではないでしょうか。
そしてそれが、綾小路父の言葉でもある
『実力を持っていながら、それを使わないのは愚か者のすることだ』
に該当するのではないでしょうか。
また、2️⃣の発言と先程の予想から、
『綾小路が実力を表に出してしまう』=『クラスメイトを排除してしまう』可能性があると解釈できます。
そのため茶柱は2️⃣のようにクラスの崩壊を示唆するような発言をし、3️⃣では綾小路が自らを『恐ろしい人間』だと例えたのだと思います。
以上が、綾小路が事なかれ主義ではない理由です。しかし、彼はそもそも何故事なかれ主義を演じようとしたのでしょうか。
Ⅳ.綾小路の『真の目的』は何?
さて、ここまでで綾小路の欠点や疑問点について説明してきました。
しかし綾小路には、「一切手を貸さない」という選択も出来たのではないでしょうか。なのに何故、綾小路は『無干渉』では無く『手を貸す』ことを選んだのでしょう。
私はこの部分に、綾小路の真の目的が隠されていると考えています。
本当に綾小路が「平穏」を望んで高育に入学したのなら、一般生徒と同じように『無干渉』を貫くはずです。ましてや、全教科50点などという教師陣に目立つことなどするはずがありません。
では、綾小路清隆の『真の目的』は何なのか。
私はこれを『将来、綾小路父に対抗できる戦力を確保すること』である
と考えます。
先ほども書きましたが、綾小路は茶柱に脅される以前から、堀北に手を貸しています。つまり、綾小路には茶柱に脅される前から動く理由があったということです。
もちろん今のように表に出てしまうことは、
「目立ってしまう」⇒「余計なちょっかいが入り、実力の一端を見せざるを得ない」
という結果になるため、綾小路にとっても茶柱の脅しは厄介ではあったと思います。
ですが、序盤のように軽い干渉やアドバイス、場合によって軽井沢に接触したような表に出ない接触は最初から予定していたと考えます。
・0巻での描写
また、よう実0巻では清隆のWR時代〜WR稼働停止までの描写も含まれていました。
その中で、清隆は父親を前にしてこのように思考しています。
つまり、清隆は高育に入る前の段階から、父親の手から逃れる準備をしていた事が分かります。
更にここから『空白の1年間』使用人の松尾と過ごす期間があり、高度育成高等学校に入学という形になるわけです。
現状では、清隆は『WRの教育に勝るものは無い』と結論を出しています。しかしそれと同時に、自分を倒して欲しい、ひいてはWRが絶対では無いことを証明して欲しいという感情も持ちます。
今現在その回答を得られていないため、彼は『WRに戻る』ことを受け入れています。
しかし、上記の考えが変わった時は自ずとWRに敵対することになります。
入学前からその意思があるのに、高育の教育がWRより勝るという『可能性』を彼が考えない訳がありません。
その『可能性』の為の準備を、入学時点からしていたのではないか、という予想です。
・
茶柱の問題定期
そして、その綾小路の真の目的を解き明かすのに、先ほどの「茶柱の4つの質問」が重要だと感じました。
では一つずつ考察を交えながら、茶柱の質問に回答していきます。
①『何故、綾小路が入試テスト全ての結果を50点にしたと思う。』
結果的に入試テストを50点に揃えたことで、茶柱先生ら教師陣や堀北学などの学校内権力者には、入学時点で綾小路の実力の一端を知られることになりました。
無駄なことをしない綾小路が、一見無駄に目立つような行動をとった理由は、それこそ『高育の権力者に綾小路の存在を認知させること』であると考えます。
実際この行動があったおかげで、堀北学を味方につけることもでき、坂柳理事長つながりではありますが教師陣ともつながりができました。
②『何故綾小路が、おまえたちの手助けをしていると思う。』
こちらは何故「無干渉」ではなく「手を貸す」のかの問いですね。
今までは、自分自身を倒せる存在(集団)の育成を目的にしていると考えられました。
ですが、本当にただ倒されるためだけに育成をしているのでしょうか?
私はこれを『綾小路が自由を目指すとき、WRに対抗できる駒を作るため』に育成をしているのではないかと予想します。
現状綾小路は、3年間でどのように過ごしても「自分がWRに戻ること」は確定していると述べています。その理由はずばり、綾小路の考えでは「WRが最適解である」と導き出しているからだと思います。だからこその「自負」があるわけですね。
(もちろん、綾小路父の権力が半端なく戻らざるを得ないというのもありますが.…)
そして、綾小路が仮に負けたときに初めて「高育の教育はWRを超えられる」という回答を得られるわけです。
この回答を得た綾小路が『外の世界の教育に身をと投じる』ことを選ぶとき、綾小路を連れ戻そうとするWR側を退けなければなりません。そんな時の『駒』になるように、綾小路は入学当初から「手を貸していた」のではないでしょうか。
この考えは綾小路の本心である『すべての人間は道具でしかない、過程は関係ない』の考えとも合致します。
綾小路は自分の自由のために最初から駒を作っているのではないでしょうか。
また、2-6巻の終盤で語られた、綾小路のクラス移籍の話題の際にも、以下のような言葉があります。
長かったので写真で勘弁!
上記のように、綾小路は「他の誰でもない自分自身のために」堀北と対峙することを選ぶようです。
そして、「倒されたい」「不確定であって欲しい」「答えは出ているのに、違っていて欲しいという矛盾」
と語っているように、綾小路の中では既に
『現状では高育の教育では綾小路(WR最高傑作)には勝てない』
という結論に至っています。そしてそれを覆して欲しいというのが本音のようです。
この結果が覆された時、綾小路は初めて『自由』を目指すことが出来るのではないでしょうか。
そして、入学直後からそうなった時の準備をしていたとしたら……
もはや鳥肌モノですね!
③『何故優秀なのにその力を表に出していないと思う。』
こちらは先ほど触れたので簡単に。
綾小路が本気で動くと、綾小路の欠点である「合理的判断のもと、倫理観を無視して決断する」ため、クラスを壊しかねません。
クラスを壊すと、②で述べた「手駒作り」に支障が出ます。そのため綾小路はクラス崩壊を防ぐため、現状は自制しているのだと考えます。
特に初期のころは、クラスの団結力も危うかったですしね。
④『本当に綾小路清隆という人間は『事なかれ主義』なのか?』
これもⅢの部分で述べたので結論だけ。
綾小路は『事なかれ主義ではない』です。
では最後に質問に対する答えをまとめます。
これが私が思う「綾小路の目的」です。このために堀北を育成したり、各クラスの成長を促していると考えます。
では、この辺を踏まえた今後の展開予想をざっくりしていきましょう!
Part3.綾小路の目的を踏まえた展開予想!
さてここからは、綾小路が今後どう戦局を動かしていくのかを想像しながら、ざっくりと展開予想していきます。
Ⅰ.現状の各クラス状況把握
2-6巻にて、綾小路の今の目的が『各クラスを成長させ4つの違う特色を持つ集団を作ること』であると予想されました。
では、現状の各クラスの状況はどのようになっているのでしょうか。
今のところ最も安定しているのは龍園クラスと堀北クラスですね。
坂柳クラスは坂柳の体育祭無断欠席もあり、フラストレーションがたまっていると思われます。また、学年末試験では龍園に負けると予想されることもあって坂柳クラスは少し危ういかもしれません。
また、一之瀬クラスは言わずもがなって状況です。まあここは、綾小路に任せるしかありません。
では、上記の状況を踏まえて、今後の予想を一覧で見ていきましょう。
Ⅱ.今後の行事・展開予想【2年生編】
恐らく、綾小路が堀北クラスに留まるのは、修学旅行あとまででしょうね。
個人的には、体育祭や文化祭が「特別試験」の分類ではないところを見るに、修学旅行が「特別試験」になると思っています。
また、二学期中に八神らWR生との決着もあると考えると、一年生編の龍園のような「場外戦」での決着になることが予想されます。
個人的には、次の.5巻は天沢だと思っているので、天沢の掘り下げも同時にやるかなという予想です。
軽井沢と別れるタイミングについては、
①修学旅行直後 ②WRとの決着後 ③冬休み中
のどこかかなという予想です。どれにしろ、一之瀬クラスに移動するころには破局してると思います。
三学期からは本格的に「一之瀬クラスの矯正」に移ると思われます。
同時に一之瀬クラスの問題を深堀したり、一之瀬が生徒会長戦に挑むなど行われると考えられます。
また、綾小路に警告を与えた人物が示唆した「第三の組織」も三学期から本格的に動き出すと思われます。
南雲はこの時点で既に終わってる可能性もありますが、まだ生きていたら三学期最初の混合合宿での決着が無難でしょう。
そして最後の「学年末試験」では、それぞれ堀北VS綾小路・龍園VS坂柳の至高の対戦が見れるでしょう。
ついでに決着予想は綾小路・龍園クラスの勝利で終わり、坂柳クラスは最も危うい状態になり、堀北クラスは「絶対に勝てると確信したクラスをもってして負ける」のかなと思います。
三年生編に入って、綾小路が一之瀬クラスのまま最後まで行くのか、危うくなった坂柳クラスに移動するのか、堀北クラスに戻るのかはまだわかりません。
また、新たな一年生には一之瀬妹やWR脱走生が入学してくると私は睨んでます。この辺との絡みも今後の展開に影響してきそうですね。
ざっとこんな感じで予想してみました。ほぼ私の妄想ですので当たる確率は低いですが、なんとなくこんな流れになりそうだなという参考にしてもらえればうれしいです。
Part4.まとめと余談
ここまでお付き合いしてくれてありがとうございました。
今回は綾小路の目的がメインの考察でした。
結論としては、『将来綾小路が自由を目指す際の駒になる人間を作るため』だと考えました。
実際どうなのかは今後明かされるでしょうが、綾小路がWRに戻らない決意をする場面はどこかで訪れると思われます。その時に、「綾小路が最初から動いていた」とかになれば超熱いです!
また余談ですが、学籍番号の件などまだ謎が残っている伏線もあります。場合によっては第3の組織だけでなく、高育の2校目の登場もあるかもしれないと思っています。
そのへんも含めて今後が楽しみですね!
では、今回の考察はこの辺で終わります!次は試し読みを読んでの感想になるかと思うので、またその時によろしくです〜