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【フロッグの考察部屋】綾小路の母親について

こんばんは!
今回は、急遽この記事を書くことにしました!
Twitterでいつものメンバーと色々考察し合ってましたが、まとめないと勿体ないと思ったので軽くまとめます。

今回のテーマは、『綾小路ママの存在について』です。


綾小路ママについては
現状分かっている情報は、坂柳理事長の発言である「母親の方も本当に普通の人だよ」のみです。

では、そんな彼女はどの様な立ち位置なのか軽く考察していきます。



Ⅰ.綾小路ママと謎の人物

 前々から、綾小路の母親はどんな人物なのか話題に上がってきました。

 しっかりと綾小路ママの存在が示唆されたのは、綾小路に謎の電話をかけた人物が

『綾小路先生の言った通り、この学校に来たのは正解だった』

と発言した
事から浮上してきます。


 この謎の電話の人物は、1年生編の時にも電話をかけてきたり、
2年生編では坂柳理事長の用意した護衛をすり抜けて綾小路の部屋の前まで来ることの出来る人物です。


また、坂柳の存在も声を聞いただけでわかるほどであり、また坂柳もこの謎の人物と昔会ったことがある様です。


  そんな人物が言った上記の発言にある、『綾小路先生』とは誰なのかですが、綾小路パパと綾小路ママの2択が考えられます。


しかし、これの『綾小路先生』が綾小路父を指す場合、体育祭で坂柳理事長の用意した綾小路の護衛は突破できないはずです。


逆に、綾小路ママが坂柳理事長と繋がりがあり、清隆に敵対しないと分かりきっているのであれば、この問題は解決できます。
また謎の人物が坂柳のことを知っていた理由にもなりますね。

 更に、この謎の人物は綾小路のことを『噂』として聞いています。
 つまり、この情報は綾小路ママからの情報(月城からの情報を元にした)を得ていたと考えることもできます。

※月城に関してはあとから書きます。

よって、
『謎の電話の人物が発言した綾小路先生=綾小路ママ』であると考えられます。


Ⅱ.綾小路父の『失脚』

作中でも随一の権力者である綾小路パパですが、
一時期は国を取りかけた程の権力を持っていた模様です。

ですが逆に言えば、国を牛耳ることに失敗しているという事です。

では、何故失脚したのか?

ズバリ、綾小路ママが関与したからではないでしょうか。

おそらくこの辺も今度の0巻に書かれていそうですが、
その0巻の挿絵公開の中に、綾小路父に背を向ける女性の姿があります。
これこそ綾小路ママであり、丁度綾小路父が失脚した頃の話なのではと考えました。

そして彼女は、貶められた描写でもなく堂々と綾小路父に背を向け去っていっています。
今まで、松雄の様に反抗するものには制裁を加える綾小路パパを相手に、怯えることもなく去っていっています。

 ここから綾小路ママは、綾小路パパの考えに反抗し、

『実力を持っていながら、それを使わないのは愚か者のする事だ』

の言葉を実行すべく反旗を翻したのでは無いかと予想します。

また坂柳が当時綾小路父に従い、後にそこを離れた理由も、綾小路ママの方針に(自分の父の方針も)賛同したからではないでしょうか。

よって、『綾小路パパが国を取りかけ失脚した原因は、綾小路ママの影響である』
と考えます。


Ⅲ.綾小路ママと高度育成高等学校


 そもそも、何故綾小路は高度育成高等学校に入学することになったのかですが、
それは『綾小路父が唯一手が出せない場であるから』にほかなりません。


ですが、そもそも『何故高育には手を出せないのか』。

それは高育のバックに大物がいるため、綾小路パパも露骨に手を出せない様です。

ですが綾小路パパが手を出せないほどの権力者はそうそういません。

これがもし上記Ⅱで述べた通りであり、権力者=綾小路ママのことを指すのであれば、綾小路父が唯一直接手が出せないのも頷けます。

また、そもそも松雄が行った一連の動き自体、常識的に考えて無謀な行動です。

松雄単独での反乱が成功する確率はとても低い上に、綾小路パパの前で清隆を連れ出す事さえままならないはず。

しかし、綾小路は無事高育に入学を果たしていることから、綾小路父に邪魔をされないで事を進められた事になります。

 松雄か無事、清隆を高育に送り届けられたのは、手引きした張本人が綾小路ママであるとしたら十分考えられます。

WRの存在を否定し、自分の息子を解放する為の行動だったと言う理由も出来そうですし、綾小路ママ派の人間が手引きしたのかも知れません。

 清隆を逃がした段階からWR内部に綾小路ママ派の人間が存在しており、これが月城の言っていた『上は一枚岩ではない』の正体かもしれませんね。

よって、『高育に清隆を行かせるため、松雄を使った』と考えられます。


Ⅳ.綾小路ママと月城



また、高育での月城の行動にも疑問点が残っています。


まず、綾小路を連れ戻す命令を受けていながら、強力な一手を打たなかった点。
綾小路曰く、月城は手を抜いていたとの事(正確には取れる強引な手段を使わなかった)です。


これは別の目的が月城自身にあった、という可能性を示唆しているのではないでしょうか。


また、月城は終始『余裕』を崩すことなく高育を去っていきましたが、普通に考えて任務を完遂できなかった月城の末路は綾小路父からの制裁のはずです。


それにも関わらず、月城は最後まで『余裕』を見せています。
 この事から、月城に後ろ盾(綾小路ママ)があるため余裕があったと考えられます。

 また、月城が綾小路に『ボーイスカウトの左手握手』をした事も疑問です。

これはいずれ再会するという伏線ですが、上記の様に制裁を受けたあとでは会うことは出来ないはずです。

つまり、この『再会時』月城は綾小路ママ側の人間として出てくるのではないでしょうか。
清隆をボーイスカウトしたのはWR側にではなく、綾小路ママ側にという意味かもしれません。

また、月城はWRを『馬鹿げていて恐ろしいもの』と表現しており、その存在に対して疑問を呈している様にも捉えられるため、WRを裏切る理由も持っていなくは無いのです。


 また、月城=綾小路ママ派の人間と仮定すると、
謎の電話の人物が、綾小路の『噂』やWRの情報を知っていたのも


月城がWRや清隆の情報を綾小路ママに流す
⇒綾小路ママが謎の人物に教える
⇒謎の人物が綾小路に接触する


という流れで、スッキリした展開になります。


またここから言えることは、月城がWRを深く知っている描写があり、その月城が情報を流していた可能性がある点です。


WRを深く知っている=高育に入り込んだWR生を正確に、何人いるかまで把握していると思われます。


そのため、その情報を聞いた綾小路ママは謎の電話の人物にその事を告げます。
 この流れなら、謎の人物が清隆のことを知っていて、WR生の正体やWRそのものについて知っているのも頷けます。

また、その謎の人物が椿と宇都宮を協力者に選んだ点から、彼女らはWR生では無いと言えそうですね。

更に、月城が連れてきた外部からの刺客が、松雄の幼なじみてある「七瀬翼」だった事からも、月城(綾小路ママ派)が松雄と深い関わりがあった匂わせなのかも知れません。


よって、『月城は元から綾小路ママ派の人間であり、綾小路ママに情報を流していた』と予想します。


Ⅴ.ホワイトルーム 空白の1年


WRには、綾小路が脱走するきっかけとなった『空白の1年』が存在します。
 
この事件が無ければ、そもそも綾小路が脱走する機会すらなかったのですが、逆に言えば『何故この事件が起こったのか』です。

そもそも何故WRが停止することになったのかですが、これこそ綾小路清隆を解放するため、綾小路ママが関与したのかも知れません。

 詳細の程は分かりませんが、WRが一時停止になるほどの事件であり、綾小路パパにとっても想定外の様です。
この件にも綾小路ママが関与しているとすれば面白いですね。

よって『WR空白の1年は、綾小路ママの関与によって起こった』と予想します。


Ⅵ.まとめ

①『謎の電話の人物が発言した綾小路先生=綾小路ママ』

②『綾小路パパが国を取りかけ失脚した原因は、綾小路ママの影響である』

③『綾小路ママは高育に清隆を行かせるため、松雄を使った』

④『月城は元から綾小路ママ派の人間であり、綾小路ママに情報を流していた』

⑤『WR空白の1年は、綾小路ママの関与によって起こった』

上記の理由から、“綾小路ママもまた大きな権力を持っており、WRとは敵対する派閥である”と考えます。

 綾小路パパの考えに賛同せず、自らの教育方針で謎の人物や神崎を育成してきたのだと予測します。

よう実の大きな設定が、『盛大な家族喧嘩』みたいな設定だと面白いかもしれませんね。

今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
どうもありがとうございました!

By フロッグ@よう実

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