文化芸術活動の継続支援事業に物申す
SNS各所で
「応募者が少ない!」
とちょくちょく見かけていた文化庁の芸術文化活動継続支援事業の補助金。
ちらっと覗きに行ったものの
「これはめんどくさいぞ...」
と保留にしていた案件です。
が!
最近調子が悪かった、わが家のカングー
車検に出したら部品代だけで80まん...
6年半連れ添った家族との
急な別れの気配に悲しみつつ
一気に物入りになってしまった田中家。
白目剥きながら
もう一度文化庁のページを開いたら
まもなく締め切り!!!!
背に腹は変えられない
ということで、やりました。
やりましたよおおお。
まだ審査通るかわかりませんが
やってみた感想、いいですか?
今までいろんな助成金に応募したし
今年は特に持続化給付金や協力金など
いろんな申請してますが
これ、やっっっっっっぱり
わかりにくすぎます。
ぶっっっっちぎりです。
もやります。
あくまでわたしの所見ですが
ただの愚痴でもありますが
お前何様!的な内容ですが
書きます。
ちなみに、申請手続きについては
このかたの記事がとってもわかりやすく、参考になりました。
これから申請されるかたは、わたしの記事ではなく
ぜひこちらをご参照ください!
1.全体像について物申す
こちら10/31までに
「コロナで大打撃を受けたけど
負けずに頑張るよ!」
な特定の芸術事業を企てて
その事業に関わる経費の2/3を補助してくれる制度。
全体経費の1/6がICT事業であれば、補助対象割合は3/4。
さらにコロナ対策に、ダイレクトにつながる経費は10/10で補助。
それらを踏まえて、いくつかある上限額プランのなかから
自分の経費に合うプランを選びます。
さらにそれぞれプランのなかには、ざっくり6種類の活動があり
どの活動にいくらの経費で申請するかを設定します。
.
はい!ここで質問!
2/3と3/4どっちが多いでしょーか!
分数の計算、おぼえてますかー?
ICTってなんの略かわかりますかー?
一体いくらもらえるのでしょうか?
わたしの居場所はどこ?
なんで冒頭からこんなわかりにくいの?
2.手続きについて物申す
こちらの手続きは
登録⇨申請⇨開催⇨報告⇨補助金支給
という流れ。
つまり、開催前だとしても
全ての予算の見通しが立っていて
経費合計が12万以上にならないとそもそも申請できないし
経費から逆算して割合を確認し
自分の申請プランを選ばないといけない
(開催後に遡っての申請も可能←じゃなきゃ無理)
(しかも一回申請したらプラン修正できない)
(しかも入力項目の多いWeb申請ページのログインは途中保存できない&60分の時間制限つき=申請前に入力内容を決めてとりかからないといけない)
そんで、事業やる。
終わったら報告。
で、審査。
そう、やったら誰でもじゃない。
選ばれしものだけに
ここまできて初めて支給。
は?
挫けさせたいとしか思えないよね?
カングー元気だったら
わたしもとっくに辞めてるよ...
3.説明について物申す
そして!!!
もれなく!!!
いろんな資料のダウンロードタブが
Web上のあちこちに
いーーーーっぱいあって
どこを参考にするかも迷子。
デザイーーーーン!!!
解説動画も、動画内に貼ってある書類画像を一時停止して読まないと意味がない。
動画の意味ーーーー!!!!
さらに!!!!
曖昧な日本語の文字パンパンな10ページ越え資料が
ざっと5種類以上...😱
は?
小説?
わかりにくいシステムに
わかりにくい説明。
謎解きですかな?
文化庁って日本の文化を管轄してるんですよね?
デザインも文化ですよね?
Webのフォントをちょっとイケてる風にしただけで
調子のってないですかーーーー!!!(言いすぎ)
自分のやるべき作業のイメージできるまで
4時間くらいかかったよ...。
4.定義付けについて物申す
さらに物申すは続きます。
こういう手続きあるあるですが
芸術家の定義は?
てところも非常に昭和。
芸術家としての証明は、文化庁が指定する団体の会員で、事前に団体から番号の交付をうけること。
なんとか振興会とかそういうやつ。
(そんなアーティスト、いまどきいる?)
それがない人は、なぞの選手宣誓的な書類に自分で記入。
芸術活動の定義は、「感染対策を行いつつ、直面する課題を克服し、活動の再開・継続に向けた積極的取組等」とありますが
文言からして主に演劇、舞台関係が予想しやすい印象。
あとは華道とか囲碁とか...
これも芸術系助成金あるあるだけど、伝統芸能がメインで
現代アートとかインスタレーションとかメディアアートとか
世界にじわじわ横断的にひろがるアートの領域のなかで
ものすごい氷山の一角感。
作品を作ってるだけじゃだめってとこも
なんだかなあ。
4.国と教育、アーティストについて物申す
昭和と偏りのにおいぷんぷんの
わかりにくい定義付けに
計算も日本語もくそややこしくて
手続きも長期戦。
提出書類も少なくないし
ここまでやらせて審査制。
壁、たか...
そりゃあ申請率低いよ...
みんなお金に困ってるけど
それ以上に理解に困ってるんだよ...
補助していただけることは
本当に本当にありがたいことなんですけどね。
(といいつつ税金すげー払ってるしな、ともやる)
.
なんかこういう申請するたび思うんですけど
国、もうちょっと国民のこと信頼してもいい気がするんです。
アート界隈のこと、政府はわかってないってことがよくわかった。
一方で、アーティストがこのままじゃやばいってこともよくわかった。
.
美大の教育をはじめ
公教育とか
政府のあり方とか
いろいろ思うところがある手続きでした。
お金のこと、マネージメント、社会のこと
勉強しないとね。
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ああああ
次は日本車かな...
でも最近の車って
ほんとときめかない...
おすすめあったら教えてください。
好みはバンです。