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不妊治療のはなし24

コロナで、ごったごっただった2020年12月。
不妊治療を、えいやっと始めました。
この治療体験は、結果がどうであれ
人生の印象的な出来事になりそうだし
社会的に理解があれば
当事者がもう少し楽になる部分もある気がするので
記録的に書いてみようと思います。

第一話はこちら⬇️

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Ep.35 妊娠8週、3ヶ月!

心拍確認ができてから、さらに1週間。
妊娠8週目に入り、3ヶ月になりました。
ゆるやかに、つわりピーク期に突入です。

たった1週間前なのに
日々体調にすごく変化があって
1週間前が古に感じる...

最近の体調は
・倦怠感、疲れやすさ
・気持ち悪さがレベルアップし、吐く直前(特に起床時)
・便秘(薬が効いてるけど、便意は全くなし)
・立ちくらみ
・下腹部の張り
が顕著になりました。

これなら問題なし!と食べられていた
冷たい麺やおにぎりも
おそるおそる食べるように。

と思いきや
むっっしょおおおおにサイゼリヤのミラノ風ドリアが食べたくなって
サイゼリヤに行ってみたり
ある日はマックのポテトだったり
コンビニにミートソーススパゲッティだったり
またある日は鍋焼きうどんだったり。

逆に、日によって食べられないものもあり
これらを我が家では「天の声」と呼び
だんなさんも一緒に従ってくれました。
ありがたいけれど
食べたいものを、美味しく食べる幸せで
ついつい食べ過ぎてしまい
そのあと必ず気持ち悪くなる。
む、むずかしい...

基本の生活は
朝起きて、気持ち悪さをやりすごし
果物とヨーグルトを食べて
午前中自宅でできる仕事を少しする。
お腹が空いてくるとまた気持ち悪くなり
お昼休憩。
午後は気持ち悪さがなくなるまで横になり
夕方になるとお腹が張ってくるので
ずーっとダラダラしていました。

ありがたいけれど
何もできなくて滅入る。

たまに気合いを入れて一日中起きていたり
病院や買い物に出かけたりすると
その次の日は、疲れとだるさで朝全く起き上がれませんでした。

世界中のお母さん 
本当にみなさんすごいです。


Ep.36 最後の不妊外来

そんな十日間はやっぱりあっという間で
念願の12/23。
8週最後の日。
順調にいけば、不妊治療の卒業の日がやってきました。

気持ち悪さもあったけれど
それよりもドキドキがまさっていた朝。
病院について、血圧と体重をはかり
待合室で待つこと数分。

この日は結構早く診察室に呼ばれました。

早速エコーをしてみると、、、

「うまく映らないですねえ」と先生。
妊娠してからというもの
尿意と便意がものすごく鈍感になってしまい
トイレに行き忘れていたのでした...
ごめんなさい先生。

モヤがかかりつつも、やっと見えたエコーを
この日も先生が一緒に見せてくれました。

画像1

大きくなってる,,,,!!!
赤ちゃんの大きさは前回の倍の2cmに。
心拍も相変わらず細やかに動いていました。
「順調ですね」と先生。
よかったーよかったー。

診察室に戻ると
先生が写真を渡しながら
「順調なので、今日で不妊外来はおしまいです。
今日は帰りに産科の予約をとっていってね。
あと、役所にいって母子手帳をもらってきてね。
産科の検診で必要になるから。」
と!!!!

ついにきたーーーー!!!
看護師さんにファイルを渡されて
待合室で読みながら待つように言われました。
先生に深々と御礼申し上げ、退室。

ああ、なんて嬉しいんだ。
ジーンジーンしながら待合室で
ファイルを開いてみると
1ページには
「おめでとうございます!」
の文字が。
先生には言ってもらえなかったけど
ファイルからは、それまでなかったおめでたいムードが。

前半は母子手帳や妊婦検診のあれこれの説明が
後半には、この病院の産科の案内が書かれていました。


わたしがかかるこの病院は
不妊治療のほか、産科や産婦人科、婦人科など
複合的な女性のための病院です。
今年の4月に、腫瘍摘出で入院したとき
それはそれは病院内のおもてなしがやばそうで
びっくりしたものです。

おもてなしが手厚いのは嬉しいですが
ちょっと趣味じゃないなあと思うところもあり
分娩場所は他も考えていた今日この頃。
いよいよ決めないといけないんだなあ。

なんてことを考えていたら
看護師さんに検査室に呼ばれました。

「おめでとうございます。
今後の検診についてご説明しますね」
と看護師さん。
お、おめでとうございますって言われたあああああ

ここで、およそ二週間後の年明けに
最初の妊婦検診を予約して
さまざまな検査を受けること。
この病院では自費になるが
プラスアルファの検査も受けられること
乳がん検診も受けられること
転院を希望の場合は、検査結果と紹介状をもっていくのがいいこと
わたしの住んでいる地域の母子手帳のとりかた
産科の待合室は、不妊外来とは場所が違うこと
などを説明され
自費になっても、検査は手厚いほうがいいな
という思いから、年明けに予約をしました。

冊子やチラシがたくさんはいった手提げ袋を渡され
この日の診察は終了!

帰りに母子手帳をもらいに行こうかと思っていたのですが
マイナンバーがわかる証明が必要とのことで
一旦帰宅することに。


こうして、初めて不妊治療の門を叩いた日からちょうど1年。
不妊治療を卒業することになりました。

あとはお腹の赤ちゃんが、健やかに
命を全うできる状態で出てきてくれるのを待つのみ...!!
どうかこのまま、妊娠が継続できますように。

<つづく>





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田中 令|UMUM
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