「ティーンエイジ・ギア」解説
初めて名乗らせてもらいます。
東京で「frock coat」(フロックコート)というロックバンドをやっている嶺脇と申します。
ギターボーカルです。フェンダーテレキャスターの変なやつを使ってます。
つい先日、YouTubeで「ティーンエイジ・ギア」という曲を公開しました。
せっかくなので、今回は曲解説したいと思います。
野暮にならぬ範囲でいきましょう。
よろしく。
・「ティーンエイジ・ギア」とは
一言で言えば「初期衝動」である。
私は何かに強烈な衝撃を受けてバンドを始めたタイプではなく、どちらかと言えば友達に誘われて(カラオケでの歌を褒められて)何となく始めたタイプなので、「お前は何をきっかけにバンドを始めたか?」と聞かれてもかっこいい原体験を語ることは出来ない。
しかし、言葉に出来ぬ"衝動"はあった。高校時代の恩師はその観念を「暗いパッション」と称したが、かなり正しい言葉のチョイスであったと今でも思う。
周囲との軋轢、言い得ぬ不安、言い得ぬ感動…。そういうゴタゴタを曲にしたためたモノが、「ティーンエイジ・ギア」というわけである。
ちなみにタイトルの由来については、まさに野暮なのでここでは語らない。
少し調べれば、誰にでも分かることだ。
・歌詞について
一つだけ元ネタを言うならば、「フリクリ」というアニメーションから受けた影響は測り知れない。初めて観た時は良く分からなかったし、二回目に観た時も何となくしか分からなかった。しかし、二十四の誕生日に観た三回目は格別だった。何故か泣けた。
「あぁ、私はようやくフリクリに追いつけたのだな。」と思うと同時に、出だしと終わりのフレーズが生まれていた。
「西暦万年
秒針はやがて動くことをやめて
老いも憂いも面影の無い
真っ平らな大地へと」
「赤い翼が空を覆った
揺り起こすぜ、お前のテレキャスターを」
解釈というか、読解というか、感じ方は人それぞれなので、あえてこれ以上は言及しない。
・リフについて
一つだけ元ネタを言うならば、「フリクリ」というアニメーションから受けた影響は測り知れない。初めて観た時は良く分からなかったし、二回目に観た時も何となくしか分からなかった。しかし、二十四の誕生日に観た三回目は格別だった。何故か泣けた。
「あぁ、私はようやくフリクリに追いつけたのだな。」と思うと同時に、出だしのリフが生まれていた。
ビッグマフ+ショートディレイ like Mr.クールコア
・演奏について
私のバンドをやる上での目標の一つは、バンドスコアを作ることである。
noteという媒体でそれを綴ることは難しいので、プレイのコツのみ記すこととする。
ギタボ→世の果てまで、そして宇宙の裏側まで届くように歌う
リードギター→錆びたロボットの歩行音のように、ガシャガシャ弾く
ベース→真っ平らな大地に響かせるがごとく、ピックでゴリゴリ弾く
ドラム→星の鼓動に思いを馳せて、出だしに魂を込める
ギタボ、リード共に1カポ。
レギュラーチューニングである。
大体こんな感じです。
如何だったでしょうか。
すごく大事な曲です。
いっぱい聴いてあげてください。
それでは。