父の不倫に気付く①(発覚)

2017年、当時19歳。私は、医学部進学を目指し某大手予備校に通う浪人生活を始め、授業に慣れ始めた頃でした。
異変を感じたのは6月とか、7月だったと思います。
父がスマホをいじっている後ろを通ったときに、ふと画面が目に入りました。
何やらハートの絵文字のようなものを認識したことを覚えています。
嫌な予感というか、胸騒ぎがしたものの、まあ誰かとふざけたLINEをしているのだろうくらいでそのときは深く考えるのはやめました。

今思えば、この頃から帰宅時間は遅くなり、土曜に出勤することが多くなって、ご飯中にもスマホをいじるようになりました。

それから1、2ヶ月経ったころだったと思いますが、またふとスマホをのぞいてしまったときに、またハートの絵文字使ってLINEをしていることに気がつきました。やっぱり不倫している?と疑問に思った私は、確証を得るために何度も後ろを通るフリをしてスマホをガン見して、そこで女の人とLINEをしていることに確信が持てました。このときはまだショックというか、信じられないというか、信じたくないというか、とにかくどうしようという気持ちでいっぱいでした。

結果、どうしたかというと、スマホのチェックをすることにしました。今思えば、もしかしたら違うかもしれないという一縷の望みにかけたのかもしれません。ちなみにまだこの時点では家族の誰にも話していません。
ドラマとか映画のヒヤヒヤするシーンって苦手なんですけど、まさにそんな感じで、シャワーを浴びている隙にLINEを証拠を残さずに盗み見るというスリリーなチャレンジをしました。ロックがかかっていましたが、後ろから盗み見しすぎて覚えていました。父も警戒心なさすぎでしたね。シャワーの間、急いでLINEを確認すると、一番上に女の名前があって通知もなかったので中を開くと、気色の悪い、いい大人がするLINEとは思えないやりとりがそこではされていました。

とりあえず、開いたことがバレないようにスマホを戻し、スリリーなことをしたドキドキと、嫌なものも見たドキドキと、不倫が確実となってしてしまったドキドキでおかしくなりそうな心臓を落ち着かせながら、これを母に話すかを悩みました。
母に話せばこの家族は終わる。だけどこのまま不倫をする父と同じ屋根の下で生活したくない。離婚をすれば医学部進学も難しいかもしれない。
正直もうここで勉強をしなくちゃと思えるほどの余裕はありませんでした。
道を歩けば、すれ違うサラリーマン、家族連れ、予備校の講師、みんなみんな不倫をしているようにしか見えない。家に帰れば、不倫をした父が帰ってくる。辛かったです。

家でテレビを見ながら父に「不倫って最低だよね〜」って無意味にかまかけたりもしましたが、「うん、最低だよね」と返されました。まあそう返すしかないだろうな、と思いましたが。

勉強も手につかず、父に怒りや嫌悪感が芽生え始めた頃に、母に相談することとなります。

②に続きます


TwitterのDMで相談に乗っています。
親の不倫で悩むあなたへ、ぜひ頼ってください。
待っています。
@zizi50133969


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