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咽頭結膜熱(プール熱)考察

咽頭結膜熱(プール熱)はアデノウイルス感染を原因とし、発熱、咽頭炎(喉が腫れる)、結膜炎(目が充血する目やにが出る)等の症状を引き起こす。
プールや温泉施設の利用者間で感染が起きることがあることにより「プール熱」と呼称される。
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律では五類感染症に属し、小児科おける定点観測数報告義務がある。
学校保健安全法では第二種に分類され、主要症状が無くなってから2日間は出席停止措置がとられる。
厚生労働省は各都道府県に対して、「遊泳用プールの水質基準については遊離残留塩素0.4ppm以上1.0ppm以下にするよう助言すべし」と通知している。
また、同省発表の「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル」では
浴槽水の消毒に用いる塩素系薬剤は「浴槽水中の遊離残留塩素濃度を1日2時間以上0.2~0.4mg/Lに保つことが望ましいこと。」となっており、レジオネラ対策を基軸としているためプールより若干ゆるい。
「温泉の泉質等のため塩素消毒ができない場合は、オゾン殺菌または紫外線殺菌により消毒を行うこと。この場合、温泉の泉質等に影響を与えない範囲で、塩素消毒を併用することが望ましいこと。」とも記載がある。
また、消毒方法については塩素消毒だけでなく、モノクロラミンによる消毒が追加されている。

出典
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/咽頭結膜熱
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/アデノウイルス
厚生労働省発表資料

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