見出し画像

なりたかった探偵!

読者諸君、僕はシャーロックホームズ。英国の作家コナンドイルは1887年
僕を世に送り出し、やがて僕は「探偵」の代名詞になった。世界中にいる
僕の熱狂的な崇拝者は、「シャーロッキアン」などと呼ばれるそうだ。ところで一つ質問がある。君は、いまどの作品を読みたいかね?

2月15日朝日新聞より

もう、新聞でこの文を読んだだけでワクワク!中学時代ホームズに憧れ、
探偵になりたかったのに、なんで女性に生まれちゃったんだろう、と悔やんだものでした。探偵というよりホームズになりたかった、のです。

ロンドンに行ったとき、もちろん、ベイカー街に行きました!
シャーロックホームズ博物館があるのです。地下鉄の駅から歩いて行ったのですが・・・当然ながら、霧深いベイカーストリートに、ガラガラと馬車の音が響く・・・訳にはいかず、明るい通りに車がバンバン通っていて、ちょっとがっかりでした。


入口です。左の警備員さんはにっこり一緒に写真に納まってくれました。



ホームズの部屋・ベイカーストリートに面しています。暖炉横にはバイオリンも。



4階には物語の登場人物たちがうごめいて・・・



右は「マスグレーヴ家の儀式(The Musgrave Ritual)」
上からは、ランプを持ったホームズの手が伸びています。
中央は「唇のねじれた男(The Man with the Twisted Lip)」
変装したネビル・セント・クレア氏。
左は「まだらの紐(The Adventure of the Speckled Band)」
グリムスビー・ロイロット博士の頭に、ご注目!

他にもいろいろな人物がいるのですが(もちろん作り物)なぜこの写真を選んだかというと、ホームズものの中で、「まだらの紐」が一番人気だからです。
まだらの紐が殺人を犯すこの物語・・・謎の口笛の音・・・うう・・・
思い出しましたか?

「夜中に部屋の天井灯のスイッチ紐が蛇に見えてしかたなかった」
「恐怖心で、天井の隅から隅まで点検しても眠れない夜が続いた」
という感想も。あ、ネタバレしちゃいましたね。

ちなみに
2位はバスカビル家の犬
3位は赤髭連盟
           だそうです。

ホームズの頭脳は一般人のかなり先を行っていますから、物語が終わる前に誰かが読者のレベルに話を引き戻して「結局どういうことだったの?」と
尋ねる必要がある。その役割を担うのが、相棒で医者のジョン・ワトスン
です。
ホームズは女性嫌いですが、家主のハドスンさんとの関係は良好です。
「ボヘミアの醜聞」に登場し、知力でホームズをしのぎ、ホームズが好意を込めて「あの女性」と呼ぶ、アイリーン・アドラーも人気の登場人物です。

「ボヘミアの醜聞」といえば、こんな一場面があります。ベーカー街の部屋で、ホームズがワトスンに、この家の階段は何段あるか、と尋ねるのですが
ワトスンは答えられません。
「君は見ているけれど観察していない。観察することと、見ていることは、まったく別のことだよ」と。

そういえば、うちの玄関ドアを出て左に階段があるのですが、
何段だっけ???


ホームズ博物館2階への階段


              おわり

いいなと思ったら応援しよう!

チズ
よろしければサポートお願いします。いただいたサポートはアイデアの卵を産み育てる資金として大切に使わせていただきます。