ママは歯育係💓6矯正を始める時期について
こんにちは❤愛の完全自給自足(不食)ライフブログの管理人ともりんです(笑)本日は引き続きアメブロで埋もれていた、歯育係のママさん向けの記事をリライトしてマガジンに整理してお届けします✨
今回は小学校3年生のお子さんをお持ちの歯育係のママさんからの、歯並びについてのご質問です☺
Q:矯正治療を始める時期について
小学校3年生の息子の事で
歯並びに相談させて下さい。
息子は現在虫歯の治療に通っていますが、
そちらの歯医者さんにこのままだと
永久歯が並ぶスペースがないので
「将来矯正が必要かもしれないですが、
矯正については全部生え変わって
永久歯になってからまた
矯正の先生とご相談して下さい。」
そんな風に言われましたが、
永久歯に抜け替わるまで
待っていても良いものなのでしょうか?
矯正を始める時期について
アドバイスいただけると幸いです。」
A:矯正治療を始める時期について
矯正の開始時期については
反対咬合なのか?
正中がずれているのか?
乱杭歯なのか?
出っ歯なのか?
などのケースによって多少考え方が違うと思いますし、
視点によって考え方が違ってくると思われます。
本日はお子さんの成長という視点から矯正治療の開始時期を
考えてみたいと思います。
★以下の図はスキャモンの成長曲線と言います。
神経型と書いてある曲線は、主に頭蓋の成長を表してます。
頭は6歳くらいで約90%出来上がり、比較的早期に成長が完了します。
それに対して一般型という記載がされているのは身長の伸びなどについての成長曲線です。
身長の伸びは、6歳位までの第1次成長期と女子では10歳半位から14歳半位まで。
男子では17歳位までのの第二次成長期があります。
★この2つの曲線に上アゴと下アゴの成長曲線を重ね合わせたものが以下の図になります。
上アゴは頭の位置に近いので頭の成長曲線に似ていて、10歳位までに90%位出来上がります。
それに対して下アゴは身長の伸びの成長曲線に似ていますので、2つの成長スパート期があります。
つまり上下のアゴで成長期にずれがあるという事です。
この事から、歯並びの乱れ方の種類によって治療の開始時期や、経過を見て行く期間には若干違いがあります。
特に受け口などの上顎をより発育させたいケースではより早期の4~5歳位から治療を開始したいところです。
しかし不正歯列全般に言えば、バランスの取れたお顔の発育を期待できるのは、上のアゴの成長がほぼ止まる前に治療を開始した場合だと言われています。
個人差はありますが、上の顎は大体10歳位までにほぼ成長を完了します。
それを考えれば、少なくとも9歳位までにその子の成長を保護者の方がよく観察して、成長の方向のズレがあるのであれば10歳前位までに治療を開始出来れば、バランスの取れた成長を引き出せる可能性が高くなります。
是非一番身近にいらっしゃる歯育係の皆様が、お子さんを良く観察する事で、少しずれて来た段階でタイミング良くその時期にお子さんに出来る事(矯正治療やMFT・筋機能訓練)を考えてあげて下さい。
名歯育係としてお子さんに、バランスの取れた歯並びと成長をプレゼントしてあげて下さいませ♪
また時間のある時に具体的な、歯並びの見方などをご紹介いたしますね💖
それでは良い夕べをお過ごし下さいませ✨
注意事項♪
*この記事では個人的な臨床経験に基づいた一般的な視点から書いております。他にも治療の選択肢はあると思われます。
記事の内容に記載された方法が「唯一の方法ではないこと」
「個人的なアドバイスではないこと」等をご理解いただけると幸いです。
また分からない事がございましたら、是非かかりつけの歯医者さんにご相談下さいませ。