編み針の選び方(輪針)
輪針の種類
切替式輪針
針先とコードが別々になっているタイプ。専用ケースでセット販売が多い。
例えば8号の針先と、60cm、80cm、100cm…のコードを持っていれば、使い分けできる。
固定式輪針
針先とコードが繋がっているタイプ。単品販売が多い。
場合によっては同じ8号でも、60cm、80cm、100cm…など長さの違う輪針を買う必要がある。
輪針じゃないけど。。。
3本の超短い輪針(23cm〜30cmくらい)がセットになっている編針もあり。靴下やミトンなどごく小さい輪編み用。addi クレイジートリオやTulipキャリーSなど。輪針ほどは普及していないと思われる。
「えー!じゃあ切替式だけ持ってればOKじゃない?」と思いがちだけど、そうとも言い切れない。
というのも、
・編み物にハマると、だいたい複数プロジェクトを並行で編むようになるので、結局は同じ号数、同じ長さで何本も必要になったりする。
・針先とコードを繋ぐ、片づけるのが面倒くさくなってくる。
・かわいい固定式輪針がたくさんある!
結論
というわけでオススメなのは、最初に切替式輪針セットを購入して、よく使う号数や長さがわかってきたら、固定式やクレイジートリオを買い足すこと!
※よく使う号数や長さは、実際作品をいろいろ編んでみないとわからないものですよ〜。
そのうちお気に入りの定番毛糸ができて、よく作る大物や小物ができて、よく使う号数と長さがわかってきます。
ちなみに固定式輪針は収納が難しいので、セットで購入して専用のケースに入れておくのがオススメ。
40cm以下の輪針にご注意
40cm以下の輪針は針先が短くなっています。使ってみると当たり前だけど、40cmの輪のうち針先が12cmもあったら、物理的に輪で編めないからなんですね。
特に切替輪針の場合は注意が必要で、
針先が12cm前後のスタンダードサイズは60cm〜しか使えず、
9.5cm前後のショートサイズだけ40cmで使える仕様になってます。
素材
竹
日本の輪針では最もスタンダードな素材。
ウールなどの滑りやすい素材の毛糸、いわゆる秋冬毛糸と相性が良く、竹製がいちばん編みやすいと思う。
金属
竹製の次に見かける素材。
とても滑りが良い。滑りすぎるくらい。アクリルやコットンなどの滑りにくい素材の毛糸が編みやすいと思う。
木
ヨーロッパやアメリカ製の編針は竹製よりも木製が多い印象。
木製はまだよくわからない。今のところ竹製とだいたい一緒かなと思う。ただし竹製より少し重い。
プラスチックっぽいもの
その他、樹脂と思われるカラフルな素材。見た目がかわいいのでつい買っちゃう。
まだよくわからないけど、たぶんいちばん滑りが悪いと思う。
結論
というわけで、最初は竹製か木製のを購入して、だんだん材質によって使い分けていくのがオススメ(かわいい輪針をたくさん所有したい言い訳)
その他のこと
スイベル
針とコードの根本がクルクル回るのがスイベル式。日本のメーカーの輪針ならスイベル式がほとんど。
海外製の輪針はスイベル式じゃない製品が多かったものの、最近になって出てきたかなというイメージ。例えばknitproのmindfulコレクションや、lantern moonの切替式輪針はスイベル式コードとスイベルじゃないコードが両方ついてくる。
マジックループ
個人的にはあまりオススメしない。普通に何本も輪針を持ってる方が(個人的には)編み物が楽しい!編みやすさを考えたら編み針を買うだけの価値はある。
ただし、輪針は40cmまでかなと個人的には。25cm輪針もあるけれど、40cm以下は針先部分が短いし、全体も短いので編みづらくなっていきます。
ということは靴下やミトンを編む場合はマジックループが良いかも。(まだ靴下編んだことない)
5本針、4本針(DPN)
もちろんDPN(Double Pointed Needles)を使ってもOK。針捌きが苦にならなければ結局DPNがいちばん汎用性が高く、編み針の耐久性もあると思う。
まだまだ語り尽くせないことがいっぱい!
編み針、特に輪針は奥が深すぎる!