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【地元の名店×フレンドフーズ】“ハレ”を彩るエヴァンタイユのお弁当とオードブル

京都府左京区の小さなスーパー・フレンドフーズでは、全国から集めたこだわり商品はもちろん、地元の名店の逸品も多数取り揃えています。

どの商品も、フレンドフーズのスタッフ自身もファンのものばかり。そんな地元の名店と、そのお店が提供する商品を、当店のお客様であり飲食店の取材や食関係の書籍を多く手がける編集者・ライターの野村美丘さんに取材してもらいました。

今回は、京都市左京区にあるフランス料理店「エヴァンタイユ」さん編です。

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信頼感の拠り所

「エヴァンタイユ」は、京野菜をフィーチャーしたフレンチレストランの先駆者として、京都府内ではいわずと知れた存在です。でもオーナーシェフの森谷之雄さんによれば、当初は「とにかくフランス産あるのみ」だったそう。

「何せフランスから帰国して、すぐにオープンしたのでね。それまでフランスの食材にずっと触れていたものだから、日本の食材は全然使えへんかったんです」

それでもじきに、輸入品のためどうしても新鮮さに欠ける野菜に不満を抱くようになったといいます。

「これからは地元やな」

森谷さんの心情は、ちょうどそのタイミングで起きた京の伝統野菜を復活させようという業界の動きとシンクロしました。

生産地が近いから新鮮だし、京都は少量多品種栽培で、種類も多く手に入る。何よりも、どんな場所で、どんな人がつくっているのかがわかっているのは、安心感、信頼感の拠り所にもなります。

伝統野菜で百戦錬磨

野菜をメインにしたレストランはいまでこそ珍しくなくないかもしれませんが、森谷さんの試みは当時、とても画期的でした。それがエヴァンタイユの評判を今日まで呼び続けることになり、ひいては京野菜が全国区でブランド化する一翼を担うことにもなったのです。

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△「エヴァンタイユ」オーナーシェフ 森谷之雄さん

エヴァンタイユでは、上賀茂、大原、西賀茂、美山エリアの野菜しか使いません。

「山が多い北部の土地は肥えているから、農薬や肥料をあまり使わずともいい野菜が育つんです」

野菜は、肉や魚よりもおもしろい食材なのだと森谷さん。

「だって、野菜は手軽にいろんな種類を、つねに手元に置けるじゃない? 京都伝統野菜といわれるものだけでも約30種、準京都伝統野菜も入れたら40種以上。それだけあれば毎日変化をもたせながら、年間とおして十分楽しめます」

そう、つねに新しさを求めて挑戦する、自らの腕試しを厭わない森谷さんにとって、野菜は打ってつけのツールでもあったのです。

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ハレの日のおいしい演出に

「フレンドフーズには子どもが小さかったときから毎日のように通っています。近くて慣れていて利便性がいいのんと、安心・信頼できるから」

森谷さんと二人三脚で店を切り盛りしているマダムが言えば、「やっぱり信頼っていうのは大事ですもんね」と森谷さん。

フレンドフーズを贔屓にしてくださって、20年以上。お客さまと従業員として日々、顔を会わせる間柄だからこそ、世間話の合間に、ひょんなきっかけでエヴァンタイユのお弁当販売が実現することになりました。

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△フレンドフーズの店頭。毎週土曜日に数量限定で販売しています

それはさしずめ、見た目にも華やかな“洋風デラックス幕の内”。お肉や魚介はフライにハンバーグ、ローストにテリーヌ。それにもちろん、キッシュやオムレツ、ラペやピクルスなど、添え物にとどまらないどころか主役級の色とりどりの野菜たち。

季節によって少しずつ内容を変更しながら、常時10種類以上のおかずが惜しげもなく詰め込まれています。

エヴァンタイユのお弁当がお店以外で買えるのは、フレンドフーズだけ。クリスマスとお正月には、オードブルも限定販売の予定です。

冷めてもおいしく食べられるように。ボリュームたっぷりではあっても、くどくならないように。なかなか外食するのが難しい状況のなか、エヴァンタイユのお弁当やオードブルは、ちょっぴりハレな食卓の演出にぴったりです。

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お知らせ

エヴァンタイユのお弁当は毎週土曜日、10個限定でフレンドフーズで販売しています。また、12月24日(木)と31日(木)に、エヴァンタイユの特製オードブル(各日限定10個)を販売します。予約は受けつけず、先着順でのご案内になります。

【おまけ】
エヴァンタイユ・森谷夫妻の「フレンドフーズ、これは買い」

出雲国大社食品「あごのやき」

じつは一度食べたことがあって、とてもおいしかったものだから、フレンドフーズでぜひ取り扱ってほしいとリクエストしたんです。気に入ってる店で、気に入ってるものがいつでも手に入るいうんは、嬉しいですからね。

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△出雲国大社食品「あごのやき」(4本入り 税込298円) 提供:株式会社出雲国大社食


文・野村美丘(photopicnic)

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©️堀道広

1974年、東京都出身。フリーランスのインタビュー、執筆、編集業。文化、意匠、食、旅、犬猫など自分の生活の延長上をフィールドに公私混同で活動している。また、フォトグラファーの夫とphotopicnicを運営中。著書に『わたしをひらくしごと』。編集した本に『ホーチミンのおいしい!がとまらない』『定食パスタ』『暮らしのなかのSDGs─今と未来をつなげるものさし─』など。2020年秋、京都に拠点をつくった際、フレンドフーズに初めて足を踏み入れて即ファンに。フレンドフーズにその感激を伝えるべくメールしたところ社長から即レスがあり、さっそくこの連載を担当させていただくという幸運を手に入れました。

www.photopicnic.pics


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