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【スタッフおすすめの“ほんまもん”】 東酒造「黒酒」編

京都市左京区のスーパーマーケット・フレンドフーズから、イチオシの商品をご紹介する本企画。今回はフロア部編をお届けします!

今回のおすすめ商品:東酒造「黒酒」

こんにちは。フロア部の建部です。今回はいろいろなお料理に使ってほしい、料理酒の「黒酒」をご紹介させてください!

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△東酒造「黒酒」(税込990円)

特徴的なのは黄金に輝くその色合い。料理酒でありながら、みりんに似た色をしています。それもそのはず。「黒酒」は食材に照りをつけ、食材の旨味を引き出し、さらに煮崩れを防ぐなどみりんのような特徴を持った調味料なのです!

ではなぜ、この特徴がうまれるのかというと、秘密は木灰にあります。

一般的な料理酒は加熱殺菌をすることで、保存性を高めています。しかしこの「黒酒」はいっさい加熱殺菌(火入れ)をしていないため、アミノ酸や有機酸、糖類、アルコールがバランスよく含まれ、また酵素の力も引き出されるので旨みもグッと上がるのです。

ただし加熱殺菌をしないとなると、通常、保存性は落ちてしまうもの。それを解決するのが木灰です。

「黒酒」の製造工程では、薪木を燃やしてできる木灰を熱湯に溶かし、木灰が沈殿した後の上澄みの液を醪(もろみ)に加えます。強アルカリ性の木灰の上澄みを加えることで、醪のpH値が調整され、保存性が高まるのです。

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なんだかちょっと難しいですが、要は保存性も問題なし! ちなみにこの製法は「灰持酒(あくもちざけ)」といわれる、日本古来の醸造法です。

こうして造られた「黒酒」は、冒頭でお伝えしたように、みりんのようなふくよかな味わい。昔ながらの製法を伝承しつつつ料理酒としての旨みも追求している、唯一無二の商品です。そんなこだわりに惹かれ、当店では仕入れを決めました。

ぜひ普段のお料理に使ってみてください。お料理の味が格段にあがります!

おすすめの使い方

鹿児島で春先に食べられる郷土料理の「酒ずし」は、お酢を使わず黒酒を使ってつくられます。

たけのこなどの山の幸や、鯛・イカなどの海の幸をふんだんに使った、贅沢な押し寿司のようなこの料理は、時間をかけて熟成させることでおいしさが引き出される逸品。

日常のお料理に加え、こういった使い方もぜひ試してみてください!

あわせて買いたいおすすめ商品

フレンドフーズのお惣菜はほとんどが店内で手づくり。料理酒を使うメニューにはこの「黒酒」を使っています。

個人的におすすめなのは「鶏肉のすっぱ煮」。甘酸っぱく煮た手羽鶏は、やわらかで食べやすく、食欲の刺激される味にごはんが進みます。一緒に入っている煮卵も絶品ですよ。

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△フレンドフーズオリジナル「鶏肉のすっぱ煮」(税込108円)

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みりん替わりに黒酒を使えば、いつもの料理も少し違った味や食感で楽しめるかも? ぜひ一度お試しください!

最近のひとこと

すっかり寒くなり日本酒がおいしい季節になりました。日本酒にはお鍋がピッタリですね。

この記事を書いた人

建部様

名前:建部 佳美(たてべ よしみ)
部門:フロア部

フレンドフーズにて、お酒とチーズを担当しています。一升瓶を抱えて当店のインスタに出てました。


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