【日記】万年筆と、MDノート【22/5/1】
用事のついでに寄った本屋で、モレスキンのノートが売っていました。サンプル用にビニールが剥がされたものがあったので手に取り、パラパラとページを捲ってみると、なんと良い触り心地。
こんな紙に字をかいたら、どんな音がするのでしょう。ペンと紙の間で発生する少し乾いたような硬い音を想像しながら、サンプルを棚に戻します。
モレスキンといえば、高校生の頃にダイソーで見た目がモレスキンそっくりな(でも紙質は100均一クオリティって感じの)ノートが売っていて「ダイスキン」なんてインターネットの一部の界隈で呼ばれていました。
書き味はもちろん劣るものの本家同様ゴムバンドが付いているので、コラージュして遊んだりするには丁度よかったのです。閉じればさながらモレスキン。もちろんモレスキンなんて買えない高校生の私はダイスキンを購入していたのでした。
そんな憧れのモレスキンのノートですが、この時本屋に並んでいたのは限定デザインのものでした。それがあまり好みのデザインでは無かった為、勢いで購入することは防ぐことができました。
しかしモレスキンのサンプルを触ってから「紙に書きたい」という欲がふつふつとわいてきました。そしてせっかくなら万年筆で書きたい!ここ数年「脱・アナログ」を意識していたのですが、アナログの良さを堪能できるこの組み合わせなら自分を許すことができます。
そして帰り道に、雑貨屋さんに立ち寄って買ったものがこちらです。
万年筆、MDノート〈文庫〉、MDノート用の透明カバーです。万年筆のインクの色はブルーブラック。試し書きをしたところ同じ価格帯の万年筆の中でインクの溜まり具合が一番好みだった為、こちらを購入しました。値段は800円くらい。
MDノートは、前から気になってはいたものの使ったことがなかったノートで、お値段もお手頃だったので購入。流石にモレスキンは高級品なのでやめました。この3点合わせても、モレスキンノートの小さいサイズよりも安いです。
パッケージの「書く」を愉しむという文言が、私がこのノートを使う理由そのものなので、これは外さずに上から透明なカバーをかけることにしました。文章を書くことに拘ってしまうことのないように。
早速書き始めたところ、音が良い、インクが溜まって文字の色がグラデーションになるのが可愛い、ボールペンで文字を書いている時よりも軽い力で文字が書ける。さらさらさら。めちゃくちゃ愉しい。
今日の出来事も、ただ出来事を書くだけでなく、派生した話を書いてしまいます。それはnoteで書いている時には「そんなこと書かなくても良いのでは?」と自分で押さえ込んでしまっている部分。それを修正できない状況で書き進めます。
ノンストップで文字を書き続けて、あっという間に2ページ埋まってしまいました。こんなに迷わずに文章を書けたのは何年ぶりでしょうか。音とかインクによって視覚や聴覚からバフがめちゃくちゃかかっている。これが筆が乗っているということ…!?
さらに「何かしら文字を書きたい」という気持ちが抑えられず、それに引き寄せられるように今日の出来事が次々と思い出され、アレも書こうコレも書こうと気付けばさらに2ページ埋まってしまいました。今日だけで4ページも書いてしまいました。
最近はnoteに書きたいネタが思いついても、いざキーボードを叩いてみると話が膨らまないことが一番多いです。でも話のネタとして忘れたくないので下書き保存した「記事未満のもの」が大量にあります。
これからは、まずMDノートに書いてみて、話が膨らみそうならばnoteに書くという方式を試してみます。ネタ帳みたいな感じですね。
脱・アナログ化を意識してから、書き物をしたい時は基本的にiPadで、Good NotesとProcreateというアプリを利用しています。ノートとしてはNotionも使っているのですが、私は手書きで書く方が覚えやすいのと、自由に図と文字を書ける方が頭の中が片付くという傾向にあるので手書き系のアプリにお世話になることも多いです。
料理系のYouTubeを見て作り方をメモしたり、問題集を解く時や、模様替えを検討している時、問題集を解く時は手書きの方が効率が良いです(あくまで私自身の場合ですが)。
そして今回、手書きの方が文章を書くスピードが速いということまで判明しました。私の人生の効率化に貢献しすぎている気がします。これでnoteの更新頻度が上がったら、それは万年筆とMDノートのおかげでしょう。
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