アンジュ・ユナイトも出るしアンジュ・ヴィエルジュを語らせてくれ
こんにちは、竜斗です。
アンジュ新作カードゲームとしてアンジュ・ユナイトが出ます!!
というのは散々TCGニュースで語ったこともあり、「またかよ」と思われてることでしょう。
今回は復活を祝し、その前身たるアンジュ・ヴィエルジュについて語りたいと思います。
ヴィエルジュとは違うゲームになっているようなので、以前はどうだったのかご紹介したいと思います。
1,アンジュ・ヴィエルジュってどんなゲーム?
1-1,どういう作品?
特殊な力を持った女の子たち、プログレスの力を引き出すαドライバーとなって戦うゲームです。
登場するキャラ、イベントカードに至るまで全てに美少女が描かれている文字通りの美少女TCGでした。
元々はゲームアプリから派生したものですが、TCGとアプリでは登場キャラが異なり、舞台は同じだけど違う話といった派生の仕方でした。
そのうちアプリのキャラをカード化したパックが登場して合流することになりますが。
1-2,世界観
青・赤・黒・白・緑の五色の世界に分かれており、ある日これらの世界が連結。
このうち地球のある青の世界にある島が舞台となります。
この島に青蘭学園というプログレスたちを育成する機関を設け、そこに各色のプログレスが集結し、世界の終焉の危機に立ち向かうという設定。
ここから折角なので公式のPVも借りて説明していきましょうか。
なお、しっかり説明されているわけではないので個人的な解釈も大量に含みます。ご注意ください。
・青の世界
我々が住む地球ですね。5つの世界の中心に位置しており、青の世界を経由することで他の世界へ行くことが可能となっています。
住んでいる種族は勿論人間。中には超能力者、鬼の末裔と言った子たちもいますが、基本的には女子高生がメインです。
TCG的にはドロー、連続攻撃が得意な色です。
・黒の世界 ダークネス・エンブレイス
夜と魔法が支配する国であり、その名の通り常に夜の世界です。
魔女王ミルドレッドを頂点とし、人ならざる者たちが闊歩しています。
住んでいる種族は悪魔、吸血鬼、エルフ、アンデッド、魔女、獣人など。
魔女は人間じゃないのかと指摘される方もいるかもしれませんが、恐らくは魔法を使える人間という括りなんじゃないかなと思ってます。
でも寿命とか魔法で延ばしたりしてそう。
何がとは言いませんがでかい人が多い印象。
TCG的には与えるダメージやパワーを増やしたり、手札を捨てさせたり、サーチが得意な色です。
・赤の世界 テラ・ルビリ・アウロラ
女神の祈りが守護する世界。
文明レベルは中世ヨーロッパぐらい(予想)でイラストから読み取れないため、機械文明はあまり発達してなさそうというのが個人的見解です。
赤の世界の天使が青の世界の食事に感動してる場面もあり、女神の庇護の元、穏やかで質素な生活を営んでいるものと思われます。
住んでいる種族は女神、天使、ヴァルキリー、妖精など。
女神の庇護下にいるであろう人間のプログレスは今のところ見当たりませんね。推し世界です。 何がという話をするなら天使、妖精は小さめ、女神、ヴァルキリーはでかいです。
TCG的にはプログレスを退却させる効果、直接ダメージを与えるバーン効果、墓地に当たるゾーンからプログレスを場に出しての連続攻撃を得意とする色です。
・白の世界 システム=ホワイト=エグマ
赤や黒と真逆に近い科学と電脳の世界。
非常に文明が発達しており、ほとんどの子がアンドロイドです。
住んでいる種族はアンドロイド、人間(科学者、エンジニア)など。
自我を持ったウイルス・プログラムもいます。
メカっ娘が好きならここです。何がという話をするならどっちもそれなりにいます。
TCG的にはコストを払う時に使うエナジーゾーンの操作、ダメージ回復を得意とする色です。
・緑の世界 グリューネシルト
地球に酷似していますが、環境の激変により荒廃。
現在はグリューネシルト統合軍という軍隊が管理している世界です。
そのため、軍服の子がメインというか、それしかいません。
途中から追加された世界であり、中盤ストーリーのボス枠でもありました。
住んでいる種族は人間、獣人が主ですが、どうやら他の世界から人が迷い込むことがあるらしく、赤の世界の天使や白の世界出身であろうエンジニアなどの姿も見えます。
何がと言う話をするなら比較的大きめの子が多い印象。
TCG的には相手のプログレスのアウェイク(他TCGに置けるアンタップ、スタンド)を封じる効果や退却が得意な色です。
2,アンジュ・ヴィエルジュの魅力・特徴
2-1,美少女TCGの名の通りイラストには美少女が必ず入っている
その名の通り、プログレスカードは勿論イベントカードにすら必ず女の子が描かれている徹底ぶり。
ウィクロスが同じスタイルでやっていますが、ウイクロスが2014年に対してアンジュは2013年と少々先輩。
結構この2つは似たところがあったんですが、生き残ったのは片方のみとなりました。
カードに描かれるのはイベントカードのイメージに合うカード化されているキャラだけでなく、名前のないモブの女の子も結構います。
2-2,リンクが楽しい
リンクはアンジュ・ヴィエルジュTCGに置けるキーワードであり象徴となるシステム。
プログレスには大体下の画像のように《リンク⑨-ΣΣΣΣΣ》などのように条件が書かれており、その後ろに条件を満たした時に固有効果が記されています。
この場合の条件は【デッキの上から9枚を捨札(トラッシュ、ドロップゾーンに当たる場所)に送り、その中にあるΣマークが5つ以上あればリンク成功】となります。
マークの書かれているカード(以下フレームカード)はメインデッキ50枚中16枚しか入れられないため、いくら9枚落とせるとは言っても5つ以上は無理じゃんと思うことでしょう。
ですが、このゲームでは最初にレベル0のプログレス4枚が並んでいるところからスタートします。
このレベル0はプログレスたちを並べるモンスターゾーンのような役割を果たしますが、上にプログレスが登場すればレベル0は捨札に行きます。
そしてアンジュではデッキ切れした場合、フレームカードを1枚除外して捨札全てをデッキにします。
これにより、レベル0がデッキに戻るわけですが、レベル0はリンクでめくれた場合、全てのマーク2個分として扱います。
これが最大4枚戻るわけですから、むしろマークが10個も出て2回分リンクが発動することも起きるわけです。この上振れもまた魅力の1つ。
勿論これらが戻っても全く成功しないこともあるわけですが、大体デッキが30枚ぐらいで9枚めくってフレームカードがなく、残りレベル0が4枚、フレームカードが12枚ぐらい山に残ってると仮定します。
フレームが出る確率は単純に考えても16/21。
ほぼ成功すると見ていいでしょう。
この山札に残ったフレームカードを計算し、確実に通したいリンクの成功率を考えながらアタックしていくのも魅力の1つです。運ゲーのように見えて実のところ、常に山札の枚数とフレームの出る確率を計算し続けるゲームです。
3,ざっくりとした変遷と当時の感想
ここからはアンジュの歴史をざっくり見ていこうと思います。
こういう時には頼りになるTCGwikiより発売日などから見ていきましょう。
実は自分が始めたのは最初からではなく、第3章から。
この時は白のΩデッキを使っておりました。特徴はエナジーゾーンを増やしたり、エナジーを手札に加えたりといった操作。
4章まではまだ緑を除いた4色までしかなかったりします。
5章になるとついに緑が増えて5色に。
余談ですが、緑のキャラであるマユカ・サナギはストーリー上でも重要人物であり、彼女のイラストレーターが描いた彼女が主役の漫画、『アンジュ・ヴィエルジュ・リンケージ』があったのですが、マユカの相棒役の名前が「竜斗」で同じじゃん! 運命か!?となった覚えがあります。
勿論デッキは組みましたとも。
また、当時は弾が進むごとに各色のヒロインが増えていったのですが、5弾の赤の担当は豊穣の女神ミシス。
はい、アイコンに使わせて頂いてるキャラです。アイコンのフリー配布もやってたんですよ。
5弾、結構関わりが深かったなぁ。
飛んで9章では後の人気キャラであり美伽・ブレイズダリクも出ます。団長にすげぇよと言われるほうではないし、最近流行りの魔女でもないです。
小学生で押しかけ妻でお兄さん呼びで鬼の末裔です。属性過多。
どれくらい人気かと言うとお泊りセットとしてバスタオルなどが出ました。狂ってやがる(誉め言葉)
12章で1つの転換期が行われます。
そう、アンジュアニメ化&それに伴って新システム追加&禁止制限の実装です。今思い返しても別物レベルで変化してやがる。
今まではマークの種別であるΩかΣがあっていればほぼなんでも入れていい状態でしたが、エクシードシステム実装以後はエクシードの発動条件が《特定のキャラ名が4枚いる時のみ使用できる》というのが多く、必然的にキャラデッキにシフトしていきました。
また、禁止制限によってこれまで入っていた比較的採用率が高く強かったカードや過剰な妨害カードを軒並み禁止にしたことも大きいです。
そして15章からついに新弾の情報がなくなり、この弾が最後となりました。
結局、アニメで登場したキャラのみが優遇され、それ以前に出ていたキャラたちが環境で日の目を見ることはほとんどなくなりました。
一部のαドライバーは当然のように使ってましたが。熱量がやべぇ。
4,思い出深いイベント
・温泉旅行
当時やってたイベントで思い出深いのはこれですかね。
カードゲームで温泉旅行ってなんだ本当に。
これはLINKSといける温泉ツアーというもので、マジで声優さんたちも一緒でした。最後にはサイン会もあり。
余談ですが、最後のサイン会はランダムで案内され、それぞれの声優さんの担当キャラのサイン入りレベル0が貰えたのですが、偶然にもマユカの声優さんである山本希望さんの列を引き、リンケージの主人公の名前と同じ自分の名前を入れてもらうという奇跡が起きました。最早運命。
・ラストイベント
アンジュのサービス終了が決まり、最後にイベントが行われました。
最後に残ったαドライバーの中には対戦をする人もいれば、自分のコレクションを持ち寄って交換会を実施する人もいました。
自分もなけなしのレアを持って交換会に参加させてもらいましたが、まぁこれが大盛況という。
最後に記念写真を撮った後もそそくさと隣部屋(スタッフさんに解放してもらった)に移動して大量のカードを漁るほど。
あれは最早1日限定アンジュ専門カードショップといっても過言ではなかった。何せスーツケースで持ってきた人もいましたし。
自分もミシスや美伽のカードを数枚貰ってホクホクでした。ありがとうαドライバーたち。
5,あとがき
そんな様々な思い出をくれたアンジュが今回復活する話となり、大変喜ばしい話です。こんな冷静に書いてるけど内心踊ってますし、ゴールデンカムイにおける姉畑支遁回の杉本のようになってました。やりやがったぞあいつら!!
これを見てアンジュ面白そうだな! という感想を抱いてくれる方はいないと思ってますが、どういうゲームだったの? という疑問には答えられていたなら幸いです。