「残念ないい人」をやめたくて
「残念ないい人」とは、
「いい人」と言われるけれど、
なんだか時間がなかったり、
お金がないのに無料でいろいろやってあげちゃったり、
なんだか自分ばかり疲弊してしまっている、
そんな人のこと。
わたし個人の見解ではあるが。
お金をもらうのは良くないこと。
そんな風潮のある日本で、
なにか手伝ったからとか、
なにかしてあげたからと
お金をもらうのは
なんだか悪いことのような意識がないだろうか。
わたしはあった。
いや、いまもあるというほうが正しいだろう。
育つ過程で刷り込まれた思い込みというのは、
なかなかに頑固で拭い去るのは難しいらしい。
たとえばミサンガ。
わたしはミサンガを作るのが結構得意で、
イニシャル入りのミサンガや
しばんばんのミサンガなどを作ってきた。
知り合いに頼まれて作ったこともある。
けれど、そんなときに
「知り合いだし、お金をもらったらいけないよね」
そんな思いが頭をもたげるのだ。
材料費もかかるし、時間もかかる。
けれど、お金をいただくということができないのである。
これ、まさに「残念ないい人」ではないだろうか。
頼んだほうは、
どれくらいの時間がかかるかを知らない。
まあ、こちらが言わなければ当然だ。
しかしキャラものやイニシャルの場合、
自分で図案を考えるため時間がかかる。
本音を言えば、
かかった時間を計算してお金をいただきたいくらいだ。
けれど、それを言い出せない。
まさに「残念ないい人」である。
そして、そんな「残念ないい人」を抜け出したくて、
ROLAさん主催の【「戦略的いい人」読書会】なるものに参加してみた。
残念ないい人という概念もあやふや、
戦略的いい人というのはさっぱり…
そんなわたしであったが、
なるほど、戦略的いい人というのは
「自分も相手も喜ばせるために考えて動ける人」なのだ。
相手を喜ばせるだけだと自己犠牲や疲弊につながってしまうこともある。
だからこそ、自分も相手も喜ばせることが大事なのである。
そして苦手なことや嫌いなことは誰かにやってもらう。
そうすることで相手をヒーローにすることができる。
相手も苦手なことを頼むと悪役になってしまうかもだけれど。
とても印象的だったのは
主語をIではなくWeに変えるということ。
わたしがお金持ちになりたいではなく、
わたしたちが豊かに生きられる世界を創っていくとか、
そういうふうに。
確かに「自分が自分が」という人とは一緒にいたくない。
そんなことを感じて、過去の自分を振り返ったのは
ここだけの話。
どういう世界を創りたいのか?
自分がではなくて、
家族や友達・仲間とどんなふうに生きていきたいのか?
そんなところを考えて、
自分の喜びと相手の喜びを大切にする。
戦略的いい人になろうと読書会に参加して決心した。
「自分らしさを大切にしよう」というROLAさん。
自身の経験をもとにしたダイエットの発信や
自分らしく美しく生きるための発信などもやっているようなので
興味がある方はぜひ。
わたしも購読している「美しく生きるLesson100」は
短い文章でサクッと読めるので、
美しく生きたいという方はぜひ登録を。