Withコロナの夏休み
「今しかできない経験をするまた機会が失われた・・・。」
私が通っている大学の一つの売りともいえる全学必修の実践科目であるフィールドワークの中止。そして、先日大学の魅力を高校生に伝えるため出張オープンキャンパスへ派遣される予定であったもののそれも中止が決まった。続けて、参加が決定していた日韓交流のプログラムも延期となった。一生に一度きりの大学2年の夏休み。楽しみにしていた予定はどんどんなくなってしまう。いうまでもなく、原因はすべて新型コロナウイルスの急拡大である。
こればかりはどうしようもないことだ。とはいえ、今しかできない経験や学びの場がなくなってしまうことはとても心苦しい。私は外に出て様々な経験したり人と出会ったりして、自分が知らない世界や価値観に触れることが大好きな人間だ。だから、大学生のうちに海外にどんどん出かけたり、イベントや会食に参加したりしたいと思っている。「色んな世界に飛びこんでみる、時間があるときには知らない街へ行ってみる、外の世界にどんどん踏み入れる」こんな気持ちを大学入学前から持ち続けている。入学前よりもむしろ今のほうが強いかもしれない。だが、大学生になったとたんコロナが蔓延し、こうした機会は相次いでなくなってしまっている。
夏休みに入る前はワクチン接種も始まり、コロナも少し落ち着いていたため、制限はあるにせよ去年よりは色んな土地を訪れたり人と交流できると期待していた。実際、冒頭に記したような予定もあったのだ。
しかし、夏休みが始まった8月に入ると、コロナは急拡大した。どうやら期待通りの夏休みとはならなさそうだ。海外に行けないどころか隣の県にすら行きづらい、人に会うことすら我慢しなければならない、そんな日々が続いている。
期待外れの夏休みとはいえ、私は残り約1ヶ月休みがある。この貴重な一ヶ月を無駄にするわけにはいかない。予定していたものの見送りが相次いで決まっている今、楽しみにしていただけに残念な思いは大きい。しかし、ここで立ち止まっていてはいけない気がする。だって、コロナで同じような思いをしている人は自分ひとりじゃないのだから。
早く残りの期間でチャレンジすることを見つけなければならない。制限はあっても、今ある環境で、自分にできること、チャレンジできることをやっていきたい。とことん自分を磨きたい。
そんなことをふと考えた、なにげない一日の終わり。文章は未熟だけど、とりあえず今の気持ちをここに残しておきたい。