見出し画像

因島ロマンスポルノから1ヶ月

10月上旬、弓削への島帰りの途中、因島運動公園に寄ってみた。

そう・・・あの場所へ

あの暑く熱い1日から1ヶ月。もう随分昔のような、というか本当にそんな日が有ったのかと思うほど強烈そして記憶が不確かな1日。

因島ロマンスポルノ。
一般の観客約7000人を入れる初の因島野外ライブに娘と2人で参戦。

2日間の予定が台風の影響で初日が中止。
2日目に参戦の予定ではあったが中止でも仕方がないと覚悟してたけど前日の朝に開催決定のお知らせが。(仕事中ではあったけど決行か否か、仕事どころではない)

島の交通事情により全てが異例。
各々が車や徒歩、公共交通機関等で直接会場には入れない。
大型観光バス160台による各所(広島駅 福山駅 東尾道多目的競技場 今治駅)からのピストン輸送。
晴一君曰く「護送車のように来てください」。

これ程の数の大型バスをこれまで見たことが無い。
僕と娘は東尾道から乗車。
バスの中はポルノグラフィティの歌が流れる。

尾道大橋、因島大橋と渡り40分ほどで因島運動公園に到着。

初因島のファンの方も沢山いるのだろう。しまなみ海道の景色を皆スマホに収めている


開演は14時からなのだが11時過ぎには到着。
普通であればこの暑さ、ギリギリまで涼しいところで待機して会場入りするのだけどそれは不可能。ここから暑さとの闘いがスタート。

当日との気温差15℃ みんな日陰を求めてた
撮影スポットの当時と1か月後



受付を済ませ腹ごしらえ。
野球場がフードエリアになっているが既にどのブースも大行列。

野球場がフードエリアに


日除けのテントも張ってあり席もたくさん用意されていたけど満席。それでも何とか2人分の席を確保。

すると隣の席の女性が倒れ救護班に運ばれて行った。
無理もない・・・この暑さ、毎日大汗かいて体力に自信のある僕でもキツイ。


そして14時いよいよ開演。

サッカー場が会場 今日は扉が閉じられていた

ライブ開始。
しかし記憶が曖昧(笑)

18列目の席。
炎の演出でメチャクチャ熱かったのは顔面が覚えてる。
太陽の光を正面から浴び続け溶けそうなステージ。
しかし最強のライブバンド、ポルノのパフォーマンスは圧巻。

岡野くんが途中飲み物を口にした瞬間「沸いとるやないか!」って驚きの声が漏れ聴こえてきたのにはみんな笑ってた。

ライブ中も救護班は忙しく走っていた。
因島総合病院の協力で組まれた救護班だと聞いた。
因島の総力戦だ。
みんな闘っていた。
ギリギリの判断で開催となったライブ。
僕たちの目の前には未完成のステージ。
突貫工事の黒い骨組みがそびえる。
真っ青の空をバックにまさに黒い要塞である。

決められた開演時間と自然の猛威。
ここまで組み上げるためにどれだけの覚悟が必要だったのだろう。
ポルノグラフィティの何としても地元でライブを!との気持ちとチームポルノの意地を見た気がした。

帰りの車では娘と2人、ライブの興奮ととてつもない疲労感。

あれから1ヶ月。
当時との気温差15℃。半袖ではむしろ肌寒い。
ホントにここでライブがあったのか・・・



いいなと思ったら応援しよう!