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初めてのR-1グランプリ

今日はR-1グランプリがあった。二分のコントをするために
昨晩、小道具をほぼ徹夜で作り、朝早くに衣装を借りに電車に乗って
集合時間の夕方までカラオケで練習。
時間を計ってみたら2分30秒
R-1は2分15秒で強制終了だから非常にまずい
ネタを作った時は平気だと思ってたけど、実際しっかりとやると動作に思ったより時間がかかったし、タメを作らないといけない箇所があったりで、すごく伸びた
急遽セリフと動きを削って、早く話して何とか2分
少しでもつまずいたり、ゆっくり話すとダメで
あせりながら練習をした。

そのあと早めに会場に向かおうとするけど、
小道具の翼がでかくて、電車に乗るとキャリーバックより邪魔だし
飛び出した羽が恥ずかしいし、椅子にも座れないし
知らない場所は緊張するし、初めてのことはしんどいとかで
会場につく前からストレスフルだった。
時間まで少し早かったけど、緊張と焦りで
近くに流れてる川を見てた。浅い川だった。

時間になって受付をする。紙に板付きとか、持ち込みは手作りの羽とか書いて、受付のお姉さんに渡す。3070番なかなかいい数字。
「エントリー費¥2000です。」って言われて
勝手に¥1000だと思ってたから持ち合わせが無く
コンビニまで走った。一番みじめだった。

無事、控室に入る
まず驚いたのは、入り口を通ったらすぐ控室だったこと。
いやなんか廊下とか通って行くもんだと思っていた。
そもそも土足で入れなくてなんか公民館みたいだなって思った。
椅子が整列されていたけど、コントやフリップで荷物が多い人達は、椅子に座ってなかった。私も荷物が多かったし、控室が殺伐としてるのと人見知りで怖かったので、入り口のすぐ横の壁にくっつくみたいに、地べたに座った。着替えを済ませてネタの練習、動きを付けた練習は委縮してできなかったので、セリフをぼそぼそ唱えてた。

体感20分くらいで呼ばれ移動した。
舞台袖に行くには外にある階段を上らなくちゃいけなくて
衣装が裸足だったから、裸足で外に出た。タイルは冷たくて気持ちよかった
小学生に戻った気持ちで緊張がほぐれた。
袖はいつも通り、暗くて静かで、よくわからないボタンとか、何かの注意書きとか。秘密基地みたいで落ち着いた。
ここまで来るとあんまり緊張していなくて、焦りとかもなくて
ちょっと楽しみに感じてた
一人一人ネタをしていってウケたりスベったりしながら、気づいたら自分の番になってた。

明るい舞台の真ん中まで行って手を挙げる
最初のセリフを大きい声で言う、
そのままネタが続いて行く。
広い場所で練習したことが無かったせいか、動きがたどたどしいなって自分でも感じた。
最初のボケでウケた。まばらなお客さんだったけど、しっかり笑い声が聞こえたから、ちゃんとウケてたんだと思う。
如何せんコントだとお客さんを見れないのが辛い。
またたどたどしく動きながら舞台を移動する。
2個目のボケは最初は良かったけど滑った。
そこで焦ってネタをワンフレーズ飛ばしてしまう。
無くてもつながるセリフだったからセーフだったけど。
そのあと、動きとリズムで盛り上げる部分だったけど噛むしミスるしで、すごいグダグダだった。ちゃんとスベってた。
最後オチで微かにウケて終わり。
安堵と恥ずかしさと嬉しさ悔しさと、なんか凄い感情がぐちゃぐちゃした

賞レース向きのネタじゃなかったから祈ることも無く
失敗もしてるので、結果はお察し。
ただ、ピンでネタをするのは初めてで、しかもウケた。こんなに嬉しいことは無かったし、失敗しなければとか、もっと準備なり練習なりしてればって悔しい気持ちも久しぶりだった。

今はアマチュアだけど来年からはプロ
来年は絶対結果を出したい
夢がないとか言われてても、ピンでウケるのが一番かっこいいと思うから。

とにかくお疲れ自分、明日は二度寝してラーメンでも食って
明後日から頑張ろう



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