繭玉クイズ会について考える

繭玉クイズ会とは?

繭玉カフェで定期開催されているクイズイベントです。2月19日に第2回が実施され、今後も継続的に開催される予定です。私は第1回・第2回と両方参加しましたので、その感想をまとめます。

クイズイベントの前提として

クイズは、知識量や経験が大きく影響するゲームです。これまで努力を重ねて知識を蓄えた方(以下、クイズ上級者)を批判する意図は一切ありません。その上で、イベントの運営面について考えたいと思います。

当日の流れ

第2回繭玉カフェクイズ会は、以下の流れで進行しました。

  1. 20:00 開始

  2. 自己紹介クイズ(早押しクイズで正解した人から自己紹介)

  3. 全員参加の早押しクイズ

  4. ボード併用の早押しクイズ

  5. 再び全員参加の早押しクイズ

  6. 22:30 終了

繭玉カフェでの開催という性質上、「脱出ゲームは経験があるが、クイズイベントには参加したことがない」「早押しボタンを押したことがない」といったクイズ初心者が多数参加します。私自身もその一人です。

もちろん、クイズ上級者の方も参加されていますが、大半の参加者(および潜在的な参加者)は初心者と考えて問題ないでしょう。この状況下で、イベントの大部分が全員参加型の早押しクイズで構成されていました。

問題点

1. 初心者が楽しめない

イベントは「初心者歓迎」とされていますが、上級者と初心者のレベル差が大きく、初心者がボタンを押すことすらできない状況でした。
※「クイズ大会だから当然」といった意見は一旦置いておきます。

結果として、初心者は何もできず、参加費を払っただけで終わってしまうケースが発生します。当然ながら、楽しくない時間が続くと「また参加したい!」とは思えません。
私自身も2時間半のイベントでボタンを押せたのはたったの3回でした。

2. 一部の参加者だけが楽しめる

厳しい言い方をすれば、楽しさを感じられなかったイベントに再参加する人はいません。
新規参加者がいるうちは回せますが、新規が増えなければコンテンツは衰退してしまいます。
昨日の初心者陣は、本当に「楽しい」と思えたでしょうか?

どうすればいいのか


大前提として初心者はクイズに答えたいという気持ちがあります。
クイズ会に初心者が参加する理由は勝ちたいではなく、
 答えたい!
 クイズで遊びたい!
です。

ハンデをつける(点数を倍にする、チーム戦にする)といった方法もありますが、そもそも初心者にとっては得点が重要ではありません
チーム戦にしたところで同じことです。
(強い人が押せるだけで結局初心者は押せないし楽しくない)

思いつくものとしては全員でのフリップ回答のように
回答権が確実に回ってくるような形式でしょうか。
今回も一部ありましたが正解しても自分の得点にならない状況も存在し、ルールが複雑になればなるほど初心者向けとは離れていきます。

全員が確実に回答できる仕組みを増やすことで、初心者でも「参加した」実感を得られるようになるはずです。

早押しクイズの魅力と課題

早押しクイズには確かに醍醐味があります。
ボタンを最速で押して正解を勝ち取る瞬間の快感は、クイズならではの面白さでしょう。

しかし、その一方で、「押せない人がずっと押せないまま終わる」という問題もあります。
参加者は決して安くない参加費を支払い、平日の夜にわざわざ現地まで足を運んでいます。
イベントを長く続けるためには、初心者にも楽しめる窓口を広げ、上級者も初心者も満足できる形にすることが不可欠です。

まとめ

繭玉カフェクイズ会が今後も続いていくために、初心者でも楽しめる工夫が求められます。
上級者だけでなく、初心者も「参加して楽しかった」と思えるイベント運営を期待しています。

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